内定者研修や、内定者懇親会で、グループワークを企画されている担当者の方も多いと思います。

その目的は内定辞退の防止や、内定者同士の関係性作りなど企業によって様々だと思いますが、内定者研修や懇親会で具体的に何をしようかは決まっていないというケースが多いのではないでしょうか。

今回は「内定者研修・懇親会で使えるグループワークゲーム10選」と題して、内定者同士がお互いに「協力」してゲームに取り組み、楽しみながらチームビルディング効果や、個々人の学びも期待できるコンテンツを紹介したいと思います。

目次(クリックするとジャンプします)

内定者研修の5つの目的

座った状態で行うグループワーク
1.野球のポジション当てゲーム(情報共有)
2.NASAゲーム(合意形成)
3.ワークスタイルトランプ(相互理解)
4.モンスタービルディング(情報共有)
5.マナーストーリー(ビジネスマナー)
6.みんなのクイズ(自社理解)
7.桃太郎村の地図(情報共有)
8.ジグソータウン(情報共有)

体を動かすグループワーク
9.脱出ゲーム「緊急出動」(脱出ゲーム)
10.マシュマロチャレンジ(世界記録を目指す)
11.ドミノ倒し「ロングタイムドミノ」(PDCA)
12.ペーパータワーforビジネス(会社のお金の流れの理解)
13.ロゲイニングカード(アウトドア)

内定者研修の5つの目的

まずは、内定者研修を行う目的を確認しましょう。
どういった目的のためにそのグループワークをやるのか、そしてどういった効果を期待するのかによって、選ぶコンテンツは変わってきます。

1.チームビルディング

内定者懇親会/研修では、内定者同士の交流やチームビルディングにも役立ちます。同期の間でのコミュニケーションを深め、チームワークや協調性を養うことができます。
チームの関係性が深まる事で、内定辞退にもつながります。

2.コミュニケーション能力の向上

内定者懇親会/研修では、内定者のコミュニケーション能力を向上させるためにも有効です。研修を通じて、上司や同僚とのコミュニケーションの取り方や、お客様との接し方などを学び、適切なコミュニケーションができるようになります。

3.内定者の社会人基礎力の向上

内定者懇親会/研修では、内定者が社会人として必要なマナーやビジネススキルなどの基礎力を向上させるために行われます。

4.業務知識の習得

内定者懇親会/研修では、内定者に入社後に必要となる業務知識を習得させるためにも行われます。具体的な業務に関する知識や技能を身につけることで、仕事に迅速に適応できるようになります。

5.企業文化や理念の理解

内定者懇親会/研修では、企業文化や理念を理解し、共有するためにも有効です。ワークを通じて、企業の目的や価値観、方針などを内定者に伝え、会社の一員としての認識を深めることができます。

今回の記事では、「チームビルディング」「コミュニケーション能力の向上」そして「社会人基礎力の向上」を目的としたグループワークコンテンツを中心にご紹介します。

それでは具体的なグループワークゲームを紹介していきましょう。

座った状態で行うグループワーク

1.野球のポジション当てゲーム

まずはチームメンバーで協力してとある野球チームのポジションを当てるという「協力ゲーム」です。

メンバーそれぞれには数枚の情報カードが与えられており、それを口頭のみで伝え合いながら全員で情報共有する必要があります。

学びの要素としては情報を適切に伝えること、聞き出すこと、まとめることの重要性を学ぶことができるゲームです。

所要時間:30分〜1.5時間
人数:3〜100名以上(1チーム4〜6名推奨)

狙い
チームで協力して問題を解決するためのコミュニケーション力を高める

ゲーム内容の詳細はこちらをご覧ください。

コミュニケーションゲーム「野球のポジション当てゲーム」

2.NASAゲーム

人数:1チーム3〜8名程度
時間:30分〜1.5時間程度

狙い
異なる意見を持つ人との合意形成について学ぶ

月で遭難した宇宙飛行士という設定で、無事に生還するために15個のアイテムに対して重要だと思う順に優先順位を付けます。

まずは個人で優先順位を付け、その後、チームで話し合いチームとして1つの意見にまとめていく「合意形成ゲーム」です。

学びの要素としてはお互いの意見を尊重しあい、みんなで合意形成をすることの楽しさ、難しさを学ぶゲームです。

ゲーム内容の詳細はこちらをご覧ください。

NASAゲームのやり方

3.ワークスタイルトランプ

人数:2名から
時間:20分〜1時間程度

狙い
自己分析の棚卸しと他のメンバーの理解

内定者同士で「働くことへの価値観」を相互理解するための「コミュニケーションゲーム」です。

トランプには「働く上で大事だと思う価値観」を表すキーワードが書かれており、52枚のカードから自分が重要だと思うものを10枚選ぶと、そのひとの働き方の指向性を分析することができます。

分析後、相互インタビューを行い、お互いがどのような価値観を持っているのかヒアリングすることでより深くお互いを知ることができるゲームです。

学びの要素としては、<自分の理想の働き方について考える/span>こと、また、働き方についての様々な考え方があることを知ることが挙げられます。

導入事例はこちらをご覧ください。

クックパッド様の内定式でのワークスタイルトランプの活用

4.モンスタービルディング

内定者懇親会 ゲーム

人数:4名から
時間:20分〜1.5時間程度

狙い
ホウレンソウの練習と、立場によって見え方が異なることへの理解

チームメンバーで協力して、ブロックを使ってとあるモンスターを制作するという「協力ゲーム」です。

メンバーそれぞれには数枚の情報カードが与えられており、それを口頭のみで伝え合いながら全員で情報共有する必要があります。

カードにはモンスターをある一方向から見たときの情報しか与えられていません。(横側の一部だけ、や、前からだけ)

学びの要素としては情報を適切に伝えること、聞き出すこと、まとめることの重要性はもちろん、見る角度が異なれば話が噛み合わないこともあることからコミュニケーションをとってそのギャップを埋めることが重要であるを学ぶことができるゲームです。

ゲーム内容の詳細はこちらをご覧ください。

ブロックを用いたコミュニケーションゲーム「モンスタービルディング」

5.マナーストーリー

人数:2名から
時間:20分〜2時間程度

狙い
楽しみながらビジネスマナーを学ぶ

社会人として必要な「ビジネスマナー」カードゲーム形式で学ぶためのゲームです。

カードにはビジネスマナーに関するクイズが記載されており、間違えると信頼チップが減ります

学びの要素として、ビジネスマナーを知らないことは信頼の損失につながるということを知ってもらい、ビジネスマナーを学ぶ意味を理解してもらうことができます。

ゲーム内容の詳細はこちらをご覧ください。

ビジネスマナーを「学ぶ意味」理解するゲーム「マナーストーリー」

6.みんなのクイズ

クイズ形式で実施できるクゲーム
それが、みんなのクイズです。

みんなのクイズはその名の通り、参加者全員に関連があるような問題をクイズとして出題し、自社理解や、メンバーの相互理解を促すことを目的に開発されました。

例えば、会社の沿革についてのクイズを出すことで自社理解を促します。

回答は受講者のスマートフォンから可能で、平成教育委員会のように全員の回答を見ることが可能です。

また、多数派が正解となるような問題を出題することも可能です。

なお、オリジナル問題の作成が可能となっていますので、自社理解や内定者同士の相互理解を促す問題を出題することも可能です。

人数:1チーム3〜5名前後
時間:10分〜60分程度

狙い
クイズ形式での会社理解と相互理解

具体的な内容はこちらにも記載しています。

クイズでレクリエーション!「みんなのクイズ」

7.桃太郎村の地図

桃太郎村の地図

2つめは桃太郎村の地図というコミュニケーションゲームです。

上画像のような情報カードが1人につき数枚配布され、それを口頭だけで伝え合いながら、最終的には、桃太郎村の地図のうち、「村長の家」がどこにあるのかを特定し、地図を完成させるというゲームです。

報告・連絡・相談といったビジネスコミュニケーションの基礎の重要性を感じることができます。

カード版(対面実施)についてはこちらを御覧ください。

情報を整理して地図を完成せよ!「桃太郎村の地図」

実施概要

所要時間:30分〜1時間(実施回数で調整可能)
人数:4〜100名以上可能(1チーム4〜6名)
狙い
チームで協力して問題を解決するためのコミュニケーション力を高める

詳細はこちらからご確認下さい。

情報を整理して地図を完成せよ!「桃太郎村の地図」

8.ジグソータウン

ジグソータウンは地図作成ゲームと呼ばれる情報共有ゲームで、野球のポジション当てゲーム同様、1人1人に与えられた情報カードを口頭でのみ伝え合いながら、最終的に地図を完成させるというゲームになります。

難易度としては野球のポジション当てゲームと同様で、40分の実施でクリア率が70%程度となります。

ジグソータウンの特徴として、下記のように文字での情報カードの他に、

視点カードと呼ばれる、自分がその街に実際にいるかのような3Dとしての情報カードが与えれれます。

文字情報は読めばOKですが、視点カードはどの情報を伝えるかも重要になってきます。

ジグソータウンの具体的な内容についてはこちらを御覧ください。

地図作成ゲーム「ジグソータウン」のやり方

実施要項

おすすめポイント
参加者のコミュニケーション能力、論理的思考力を見極めたい場合

所要時間:30分〜1.5時間
人数:3〜100名以上(1チーム4〜6名推奨)
提供方法:キットレンタル
キットレンタル金額:5万円〜(20名分のキットレンタルの場合)

体を動かすグループワーク

ここからは、体を動かすグループワークを紹介していきます。会議室の中で実施できるものが中心ですが、アウトドアで行うコンテンツも紹介します。

7.脱出ゲーム「緊急出動」

人数:1チーム5〜7名(最大8チーム前後まで)
時間:30分〜1時間程度

会議室でも実施できる脱出ゲームです。
図のようにロープを置き、ゲームフィールドを作ります。

それぞれに与えられた情報カードを共有し、1人1人のフィールド上の立ち位置を特定します。
その後、なぞなぞを2問解くと、出口の位置がわかり、出口から脱出することができればゲーム終了です。

これまでのゲームと比べて、身体も動かすことが特徴であること、全員が話さなければ解決しないゲーム(傍観者を産まない)となっています。

学びの要素としては、野球のポジション当てゲーム同様、strong>情報を適切に伝えること、聞き出すこと、まとめることの重要性を学ぶことができるゲームです。

導入事例はこちらをご覧ください。

内定者懇親会で脱出ゲームを実施 (株式会社フィードフォース様)

8.マシュマロチャレンジ

人数:1チーム4名前後
時間:30〜2時間程度

狙い
ホウレンソウの練習と、立場によって見え方が異なることへの理解

チームメンバーで協力し、パスタ、マシュマロなどを使ってできるだけ高いタワーを建てる
ことを目的としたゲームです。

学びの要素として、複数回ゲームを繰り返すことでPDCAサイクルに対する学びを深めることができます。

99cmと言われている世界記録を目指すというエンターテイメント感もあり、みんなでものづくりを行う楽しさを感じるゲームです。

マシュマロ・チャレンジのやり方と92cmの最高記録

9.ドミノ倒し「ロングタイムドミノ」

ドミノレンタル

人数:1チーム6〜10名程度
時間:30分〜1時間程度

狙い
PDCAを回す体験と、発想転換の体験

ドミノ倒しを用いたチームビルディングゲームです。

チームに与えられた100〜200個のドミノを並べ、一斉に倒します。最も長い時間ドミノが倒れ続けたチームの勝利です。

部屋にあるものは何でも使って良いというルールにすることで創造性が発揮されます。
学びの要素として、今あるものの別の使い方を考えるという創造的発想が求められます。

導入事例はこちらをご覧ください。

クックパッド様でドミノを使った内定者ワークを実施

10.ペーパータワーforビジネス

人数:1チーム4-6名前後、12名以上
時間:2時間程度

狙い
チームビルディングと会社のお金のまわり方を学ぶ

チームを1つの会社に見立てて、利益の最大化を目指すゲームです。

A4の紙だけを使って自立可能なできるだけ高いタワーを立てることが目的のシンプルなゲームですが、タワーの高さが会社の売上、使った紙の枚数が原価として、企業経営を疑似体験することができるゲームです。

学びの要素としては紙を折る役、タワーを建てる役など役割分担をすることや、仕入れや品質管理などを考えさせられるゲームです。

ゲーム内容の詳細はこちらをご覧ください。

ペーパータワーを拡張した経営シミュレーションゲーム

13.ロゲイニングカード

最後はアウトドアで実施できる「ロゲイニングカード」というゲームです。

ロゲイニングカードは4〜6名のチームに与えられたカードに描かれているお題を見つけて写真を撮る事でポイントを獲得していくゲームです。

制限時間内により多くの得点を獲得できたチームの勝利となります。

チームで戦略を立てて、Googleマップなどを見ながら効率的に回れそうなルートを探しつつ、歩いている間に雑談をしながら親睦を深めていく形式のゲームとなります。

ゲームの詳しい内容についてはこちらを御覧ください。

アウトドアでチームビルディング研修「ロゲイニングカード」

まとめ、PDF資料請求(無料)

いかがでしたでしょうか。
人数、時間、目的、場所の制約など考慮して貴社にあったゲームを実施して頂ければと思います。

各ゲームの詳細へのリンクはこちらにまとめておきます。

野球のポジション当てゲーム

NASAゲーム

ワークスタイルトランプ(導入事例)

モンスタービルディング

マナーストーリー

みんなのクイズ

桃太郎村の地図

ジグソータウン

脱出ゲーム(導入事例)

マシュマロ・チャレンジ

ドミノ(導入事例)

ペーパータワーforビジネス

ロゲイニングカード

なお、弊社ではご紹介したゲームの一部を社内講師で実施して頂けるゲームキット(カードなど)、投影用パワーポイントスライド、講師用動画マニュアルのレンタルを行っております。

準備工数はあまり掛けられないけれど、体験型のコンテンツを実施してみたいという方は、まずは資料請求頂ければ幸いです。

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