ここ数年、「ファシリテーター」や「ファシリテーション」という言葉が注目されています。
特に社内の会議におけるファシリテーションについては書籍が多く出版されています。

では、会議にファシリテーターがいると、何が変わるのでしょうか。

結論から申し上げると、会議は以下のように変わるとされています。

発言が活発に出るようになり、各自の知見が活かされて建設的に議論が進み、会議の目的・目標が達成され、決まったことに対してのコミットメントが生まれます。

あまりに素晴らしい文句が並ぶので逆に心配になりますが
少し具体的にみていきましょう。

ここではよくある会議の問題点がファシリテーターがいることによってどのように変わるのか。
会議を複数のステップに分けてファシリテーションあり、なしで比較してみましょう。

「ファシリテーターがいる会議」と「いつもの会議」の違い

1.会議開始時

いつもの会議では・・・
目的、目標が不明確のまま議論が始まってしまい、何のための会議かの合意が取れていないまま曖昧にスタートする。

ファシリテーターがいると・・・
何のための会議なのか、目的が明確であり、かつこの会議はどうなれば成功なのか(完了なのか)、ゴールイメージが明確である。

2.意見の発散時

いつもの会議では・・・
特定の人の意見しか出ない。本音が出てこず、薄い議論、予定調和な議論で終わってしまう。

ファシリテーターがいると・・・
全員の考えている意見が場に出てきて、多角的なディスカッションができる。

3.意見の収束時

いつもの会議では・・・
発散はしたものの、どのように意見をまとめて良いかがわからない。声の大きい人の一声で決まる。

ファシリテーターがいると・・・
明確な判断軸の元に意見が収束され、参加メンバーに納得感が生まれる。

4.終了時

いつもの会議では・・・
何が決まり、何が決まっていないかが明確でない。会議目的が明確でないので、会議に対する評価ができない

ファシリテーターがいると・・・
決まったこと、今後のアクションが担当者、期限とともに明確である。当初の目的に合わせて会議が効果的に行われたかの評価がされている。

まとめ

このようにファシリテーターがうまく機能することによって、各プロセスにおいて大きな違いが出てきます。
自社の会議に少しでも思い当たる問題があれば、社内にファシリテーターを育成し、会議の改善を行いましょう。

会議は多くの人の時間リソースを割き、コストの掛かる業務です。
その時間を有効に使うためにも、ファシリテーターを活用し、結果のある会議を実現しましょう。


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