どこ業界も流行語というものがありますが、最近の教育・研修業界の流行語をいくつかあげるとするとレジリエンス、マインドフルネス、アンガーマネジメント、アドラー心理学などが挙げられます。

本屋さんにいくとこれらの本が多く並んでいるのがわかると思います。それぞれのキーワードを簡単に説明しておきたいと思います。

レジリエンス

レジリエンスとは「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳される心理学用語である。
by Wikipedia

レジリエンスは「しなやかさ」と表現されることが多く、

「鋼のような強さ」ではなく、「柳のようにしなやかで決して折れない強さ」

ということで、「折れない心」を作りましょう、ということです。

関連書籍はこちらです。

マインドフルネス

マインドフルネスとは自分の身体や気持ち(気分)の状態に気づく力を育む「こころのエクササイズ」です。
「今この瞬間」の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れることです。 1つのことに集中して行います。
参考:http://www.humanwellness-institute.org/mindfulness.html

マインドフルネスはGoogle社の研修で取り入れられていることでも有名で、「禅」の思想に強く影響を受けています。

具体的には「瞑想」を取り入れるため座禅やヨガを実施し、「今この瞬間に集中する」という感覚を重要視します。これは1度に1つのことしかしない、というもので具体的には「食べるときには食べることに集中する」などで精神を集中させます。

マインドフルネスを日本に広めたきっかけとなった書籍はこちらです。

アンガーマネジメント

アンガーマネジメントとは 衝動にまかせて怒りを爆発させるのではなく、上手にコントロールして適切な問題解決やコミュニケーションに結びつけること。
参考:http://jinjibu.jp/keyword/detl/603/

先日発売のクーリエ・ジャポンで野村證券株式会社が研修に導入したという記事をご覧になったかたも多いのではないでしょうか。

アンガー(anger = 怒り)をマネジメントするとは、怒りが発生するメカニズムを知り、それに対してどう対応するか、ということです。

具体的にはOJTトレーナーが新入社員に怒るときに世代間によるギャップや知識の有無を考慮して、どのように発言できるかということになります。

アンガーマネジメント関連でおすすめの書籍はこちらです。

レジリエンス、マインドフルネス、アンガーマネジメントが意味すること

それぞれの意味を簡単に見てきましたが、これら3つのキーワードが流行っている背景には

現代社会はストレスに溢れている

という、もはや当たり前の前提が伺えます。

どの手法もストレスを軽減したり、ストレスと上手く付き合っていくための方法論のように感じます。

それぞれの意味をかなりデフォルメしてしまいますが、レジリエンスはストレスに完全にやられる前に受け流す方法を学びましょう、マインドフルネスは精神を統一することで自分の内なる声・悲鳴を聞きましょう、アンガーマネジメントはストレスの原因となる怒りとうまく付き合っていきましょうということになるかと思います。

こちらも流行語の「アドラー心理学」では

人の悩みの9割は人間関係から起こっている

と言っています。

対処療法として様々な手法を取り入れるのは薬を飲むこと同様に重要だと思いますが、本質的な対応としては社内の人間関係をいかに良好に築けるか、ストレスに溢れない職場をいかに作るか、が重要だと思います。

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