2015年12月3日
研修に求められている4つの目的
世の中では本当に多くの企業、団体様が様々な研修を実施しています。
また、われわれ研修会社も様々な種類の、様々な手法を用いた研修を提供しています。
では、その「研修」には何が求められているのでしょうか?
「研修の目的・意味」とは何なのでしょうか。
今回はそんな答えのすぐにでなそうな疑問について1つの切り口で考えてみたいと思います。
研修に求められている4つの目的
どんな手法を用いていても、どんな種類の研修でも大きく以下の4つの目的に「研修の目的」は集約されるのではないか?と思います。
1.知識を知って欲しい
2.他の考え方、やり方があることを気づいて欲しい
3.できるようになって欲しい
4.これまでの自分の考え方・行動を振り返ってほしい
2.他の考え方、やり方があることを気づいて欲しい
3.できるようになって欲しい
4.これまでの自分の考え方・行動を振り返ってほしい
※2ができると4もできることになりますが、4単体が目的ということもあるでしょう。
研修自体の作りもこの4つを促すような作りになっていると思います。
1.知識を知って欲しい = 講義
2.他の考え方、やり方があることを気づいて欲しい = ディスカッション
3.できるようになって欲しい = ワーク
4.これまでの自分の考え方・行動を振り返ってほしい = リフレクション
2.他の考え方、やり方があることを気づいて欲しい = ディスカッション
3.できるようになって欲しい = ワーク
4.これまでの自分の考え方・行動を振り返ってほしい = リフレクション
目的によってとるべき手法、やり方も変わってきます。
例えば、新入社員研修であれば社会人としてのビジネスマナーを知り(=講義)できるようになって欲しい(ワーク)ということになりますし、管理職研修であれば、他の管理職の部下の褒め方を聞いたり(=ディスカッション)、自分の育成方法の良い点、悪い点を振り返って欲しい(=リフレクション)ということになるでしょう。
※もちろん、管理職であってもコンプライアンスなどの必要知識はあります。
また研修の実施時間を考慮して、今回は4つのうちの、この2つに集中するといったような「選択と集中」も必要になるかも知れません。
数時間の研修で、伝えたい事はたくさんあっても、盛りだくさんにしても受け手は全てを受け止めきれないかもしれないからです。
まとめ
簡単には答えの出ない「研修の目的・意味」「研修に求められていること」について我々が今考えていることを書いてみました。
みなさんは「研修の目的」をどのように考えていらっしゃいますか?