押さえておきたいOJTシートの基本
OJTという育成方法はOJTトレーナーの関わり方によって指導レベルが左右されてしまうため、全社的に一定の質を担保する取り組みが必要です。
具体的には、OJTトレーナー向けの研修を実施したり、「OJTシート」という形でOJTにおける支援ツールが必要となります。
OJTシートには以下の様な大きく2種類のシートが存在します。
2.OJTトレーナーと対象者のためのコミュニケーションシート
それぞれをもう少し具体的に説明していきましょう。
1.OJTトレーナーのための育成計画シート
1つ目はOJTトレーナー(と育成担当の人事)ための育成計画シートとしてのOJTシートです。
育成計画シートとしての具体的なシートは以下のURLからPDFファイルをダウンロードすることができます。
http://www.insource.co.jp/common/download/ojt_sheet6.pdf
ナビゲート社
http://www.navigate-inc.co.jp/tool/pdf/1204.pdf
育成計画シートとしてのOJTシートの特徴としては以下の3つの要素が組み込まれていることです。
・ゴールイメージから逆算して「いつまでに、何が」できているかを記述する
・項目は「社会人としての基本姿勢」と「専門的スキル」の大きく2つで考える
このタイプのOJTシートはOJTトレーナー研修などの場で作成されることが多く、作成後、育成担当の人事との話し合いで詳細を詰めていくという流れになります。
2.OJTトレーナーと対象者のためのコミュニケーションシート
2つめはOJTトレーナーと対象者(多くの場合は新入社員)のコミュニケーションシートとしてのOJTシートです。
コミュニケーションシートとしての具体的なシートは以下のURLからPDFファイルをダウンロードすることができます。
http://www.navigate-inc.co.jp/tool/pdf/1301.pdf
コミュニケーションシートとしてのOJTシートの特徴としては以下の3つの要素が組み込まれていることです。
・新入社員などの対象者が「仕事の振り返り」を行う仕組みがある
・OJTトレーナーと対象者の両者が記入する
コミュニケーションシートとしてのOJTシートは対象者自身の仕事の振り返り、OJTトレーナーからのフィードバックなどPDCAサイクルを回すための仕組みといえるでしょう。
OJTシート活用の3つのメリット
ここまで具体的なOJTシートについて見てきましたが、OJTシートを活用するメリットは大きく分けて以下の3つです。
2.成長が可視化されるので、モチベーションを実感しやすい
3.課題点が可視化され、育成プランが立てやすくなる
お互いに成長を見える化することで現在地がわかり、進むべき方向が見えてきます。
まとめ
OJTシートには大きく分けて2種類のシートが存在する。
2.OJTトレーナーと対象者のためのコミュニケーションシート
OJTシートを活用することで「成長を見える化」し、OJTトレーナー、対象者共に現状の把握、目指すべき方向性が見えてくる。