2016年3月16日

新入社員研修で使える振り返りの方法〜後編(KPTなど)〜

タグ: KPT, 振り返り, 方法,

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前回に引続き、新入社員研修での振り返りの方法について
書いていきたいと思います。
 
今回は「一定期間後の振り返り」の方法として、数日〜数週間のプロジェクト型
の研修後の振り返り
や、1つの単元が終了した後に使える振り返りの紹介です。
どちらかというと体験型研修の後に役立つでしょう。

「一定期間後の振り返り」の方法

大きく3つの振り返り方法を紹介したいと思います。
 

1.KPT
2.More/Less
3.定量分析

1.KPT

「振り返り 方法」でググった時に一番多くヒットする振り返り手法が
KPT(Keep,Problem,Try)
ではないでしょうか。ケプトと呼ばれることもあります。
 
プロジェクトの途中や、終了時にKeep,Problem,Tryというフレームで
振り返りを行います。
 
なお、1人でも使える振り返りのフレームワークなのですが、ここでは
複数人での振り返りを想定して書いていきます。
 

Keep:継続したいこと(うまくいっていること)
Problem:問題だと思うこと(うまくいっていないもの)
Try:試したいこと(変えたいこと)

KPTによる振り返りのポイントは大きく2つあります。
 

1.KPTの順番で振り替えること
2.紙に書いてからディスカッションを行うこと

1.KPTの順番で振り替えること

KeepよりもProblem,Problemを飛ばしてTryを話す人がいますが、
グループの雰囲気をポジティブな状態に持っていくために
まずは「うまくいっていること」から
振り返りを行うようにしましょう。
 
また、Problemを議論せずにTryを話すことは本質的な問題を
見失う
ことがありますので、かならずProblemを話し合ってから
Tryを話しあいましょう。

2.紙に書いてからディスカッションを行うこと

2つめは「紙に書いてから」話し合うことです。
 
ここでいう紙とはかならずしもA4サイズでなくても、ポストイットでも
構いません

紙に書くことで思考が整理され、要点がまとまります
 
ポストイットを使う場合は同じような意見をまとめて貼り付けたり
グループ内での思考の整理にも繋がります。
 
また、XXさんと同じ意見です、というような頭を使わずに
人に便乗するだけの人を減らすことができるという効果もあります。

2.More/Less

2つめはMore/Lessと呼ばれる振り返り方法です。
More= さらに、もっと
Less = もっと少なく
の英単語の通り、5つのフレームを使って振り返ります。
 

1.New = 新しく始めたいこと
2.More = もっと増やしたいこと
3.Stay = 続けたいこと
4.Less = もっと減らしたいこと
5.No More = やめたいこと

この手法はプロジェクトの途中や、研修全体の振り返りに使える方法です。
こちらもKPT同様に紙に書いてから話しあうとよいでしょう。
 
個人的には個人の目標設定にも効果的だと思っています。

3.定量分析

最後は定量的な振り返りです。これまでの振り返りが言語による定性的な
振り返りだったのに対して、プロジェクトの成否を振り返るようなシーンで
使える振り返り方法です。
 
イシューからはじめよ」によれば分析とは以下の3つを見つけること
とされています。
 

1.データに「差」がある
2.データに「変化」がある
3.データに「パターン」がある

定量分析
参考URL:http://livedoor.blogimg.jp/fukuidayo/imgs/5/9/596cec1f-s.PNG
 
また、同著によれば定量分析で重視するのは3つの要素とされています。
 

1.比較(棒グラフ):何らかの共通軸で二つ以上の値を比べること
2.構成(円グラフ):全体と部分を比較すること
3.変化(折れ線グラフ):同じものを時間軸上で比較すること

従って、プロジェクトのアウトプットとして、
以下の3つの要素をデータを図を使って発表させることで
プロジェクトの成否を振り返らせることができます。
 

1.プロジェクト前と後のデータの比較
2.プロジェクト終了後のデータの構成
3.プロジェクト期間の時系列でのデータの推移

※ここでいうデータとはそのプロジェクトのKPIにするのが良いでしょう。
例:ブログなら記事数や、アクセス数など。
 
また、定量分析を行ったうえで、KPTなどを行うとさらに効果的でしょう。

まとめ

いかがでしょうか。定量分析については新入社員にはかなり難易度が高い
振り返りだと思いますが、まずはKPT,More/Lessから
始めてみてください。
 

1.KPT
2.More/Less
3.定量分析

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