新入社員研修の時期が近づくとビジネスマナーやロジカルシンキングなどの新入社員に教えるべき「コンテンツ」に目がいきます。
 
できるだけわかりやすく、実践できるように教えるためにはどのように伝えるべきか?どんなワークを入れるか?振り返りは?資料は?に頭を悩ませます。
 
しかし、今回は少し視点を引いて、新入社員に「社会人の学び方」を教えるのはどうだろうか?ということを書いてみたいと思います。
 
新入社員研修とは数日〜数ヶ月の限定された期間で社会人として必要な知識やスキルの定着を図るものですが、当然、その後の社会人生活の方が長いわけです。
 
そこで、「新入社員研修後、君たちはどのように学んでいくべきか?」という観点を伝えていくことで、未知の仕事に出会ったとき、うまくいかない時、失敗した時に「学ぶ力」を発揮できるのではないか?と考えました。

「社会人の学び方」7選

今回は7つの学び方を紹介したいと思います。
 

1.本を読む
2.先輩に聞く
3.セミナーに行く
4.学校に通う
5.振り返り
6.観察と模倣
7.実験する

1.本を読む

巷には「ビジネス書」と呼ばれる仕事に関係する書籍が多く発売されています。
なかには「7つの習慣」「人を動かす」といった自己啓発系の古典的な本から「ネゴシエーション」など専門的な分野を扱う本も多くでています。
 
本の内容がそのまま活かせるということはありませんが、考える上でのヒントになるものが多くあると思います。

2.先輩に聞く

本よりも実践的な学びとしては「先輩に聞いてみる」ということです。
先輩に聞いてみることで「自分が考えてなかったこと」や「過去の成功例」を知ることができます。
 
ただし、うまく聞くポイントは、何も考えずに先輩に聞くのではなく自分なりの仮説を持ち、「わたしはこう思うのですが・・・」と前置きをすることで早く、具体的なフィードバックをもらうことができます。
 
ただし、先輩のやり方は全てということではありません
前提や状況がその時とは違うことがあるからです。

3.セミナーに行く

外部のセミナーに参加するというのもあるでしょう。
有名な経営コンサルタントの方の話や、同業他社の成功事例を知ることで、自分にも取り入れられる要素があるかもしれません。
 
また、講義型だけではなく、ワークショップ型のセミナーでは他の参加者との交流によってまた違った学びがあるでしょう。

4.学校に通う

単発のセミナーではなく、体系的学習が必要であればMBAスクールなどに通うというのもあるでしょう。
 
決して安い金額ではありませんが、その分、意識の高い参加者がいるとも言えますし、講師も一流の方が多いでしょう。
 
MBAのスクールでは理論と、ケーススタディを使ったディスカッションによって他の受講者との相互学習ができるのがポイントです。

5.振り返り

ここまでは外部の人や本から学ぶ学び方を書いてきましたが自分の行動を「振り返る」ことで学ぶこともできます。
 
KPT分析のように「何がうまくいき、何がうまくいかなかったのか」を振り返ることで「次に取るべき行動」を考えます。
 
うまくいかなかったものを本で読み、先輩に聞くという掛け算ができるとさらによいでしょう。

6.観察と模倣

これから会議、営業同行などで先輩の仕事を観ることが
多くなると思います。
 
先輩がどのように仕事をしているのか、何を考え、どのように行動しているのかを観察することも重要な学び方になります。
 
先輩も忙しいのであれこれと教えてくれる時間は取れないかもしれません。
しかし、観察によってあなたが学ぼうとすれば教えてくれなくても学べることはたくさんあるのです。
 
観察によって気づいたことを自分で真似してみることで学ぶことができます。そもそも「学ぶ」とは「まねぶ」の変化形
だとも言われています。

7.実験する

最後は「実験」です。
こうやってみたらどうなるかな?」という仕事を使った実験をしてみることで自分の仮説があっていたのか間違っていたのかを知ることができます。
 
「仕事で実験する」というと少し不謹慎のような感じもしますが、新しいことにチャレンジしてみることでこれまでよりも高い成果が上げられることがあります。
 
リスクとのバランスもありますが、ある程度仕事を覚えてきたら週に1つぐらいは何かを実験する感覚で仕事に取り組んでみるのもよいでしょう。

まとめ

いかがでしょうか。
このように「社会人の学び方」を紹介することで、研修が終わったら勉強は終了、という意識を取り除くことができますし、配属後の成長度合いも変わってくるのではないか?と思っています。
 
特に研修終盤の配属前に伝えてあげると効果的だと思います。


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