前回に続いて社内でのワールドカフェのやり方を書いていきたいと思います。
前回は準備編と称して、実施までの手続きについて書きました。
前回の記事はこちら。

社内でのワールドカフェのやり方(準備編)

 
今回は当日の実施方法について書いてみたいと思います。

2.実施

問い

ワールドカフェを実施するときに最も気をつけなければならないのが「問い」や「テーマ」と呼ばれるお題です。
 
例えば新製品のアイデアを出すMTGの中でワールドカフェを実施しているとしましょう。
 
この時、「新製品のアイデアを出そう!」という問いを設定したとすると恐らくそのワールドカフェはうまくいかないと思います。(恐らく、です)
 
これはワールドカフェに限らず普段のMTGでもこの問いだと考えづらいというのはイメージできますね。
この問いでは参加者が何から考え始めればよいかわからないと思います。
 
悪い問い」については「問い」の研究をされている東京大学大学院 特任助教安斎勇樹さんのブログが参考になります。
 

悪い問いの効用

 
良い問いの設定の仕方は別の記事で書いていきたいと思いますが、先ほどの新製品のアイデアを出すMTGではこんな問いが考えられます。
※主としてB2B企業を想定させていただきます。
 

「自社製品の弱みを徹底的についてきたライバル会社の新製品とは?」
 
「売値が今の10倍で販売することになった新製品とは?」
 
「売値が今の10分の1で販売することになった新製品とは?」
 
「トヨタ自動車が導入することになった弊社の新製品とは?」

実際にこの問いで良質なアイデアがたくさん出るかどうかはわかりませんが、少なくともこれら4つの問いは「考えだすためのきっかけ」を問いの中に含んでいます。
 
また、かなり難しいですが「笑い」が起きやすい問いを設定できれば話し合いが盛り上がります

ラウンド

問いを設定できたら、参加者に問いを投げかけ、ワールドカフェを実施します。
なお、一般的なワールドカフェは3ラウンドで実施されます。
 
1ラウンド目はテーブル内のメンバーと同じテーマについて対話を行います。
なお、1ラウンドあたりの時間は15〜20分程度です。
 
1ラウンド目終了後の流れがワールドカフェ独自となります。
 

1.テーブルの中で1名だけ「ホスト」という役割を決めます
 
2.「ホスト」以外のメンバーは他のテーブルに移動します
※できるだけバラバラのテーブルに移動します
 
3.「ホスト」は「ゲスト」(他のテーブルから移動してきた人)に対して1ラウンド目で話していた中で特徴的・印象的なものをシェアします
 
4.「ホスト」のシェアが終わったら「ゲスト」が自分のテーブルでの話の中で特徴的・印象的なものをシェアします
 
5.全員のシェアが終わったら、それぞれのアイデアの良い所を活かしてアイデアを広げたり、深めたりします。

3ラウンド目の実施方法は2種類考えられます。
 

A.全員が1ラウンド目のテーブルに戻る
B.2ラウンド目と同じように、さらに別のテーブルに移動する

 
ベーシックなのはAのパターンだと思います。
1ラウンド目テーブルに戻り、2ラウンド目で話し合ったことをシェアします。
 
Aのパターンはどちらかと言うと「アイデアの収束」へ向けた実施方法で、Bのパターンはまだ「アイデアの発散」のパターンと言えると思います。
 
特に参加人数が多い時はBのパターンを採用し、多様なアイデアに触れることで参加者の創造性が増すと考えられます。

まとめ

今回は「問い」と「ラウンド」について書いてきました。
特に「問いの設計」と「3ラウンド目の運用」がポイントとなります。
 
次回は「ハーベスト」と呼ばれるワールドカフェの後のまとめと、「ファシリテーターのふるまい」について書いていきたいと思います。


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