前回に引き続き、社内でワールドカフェを実施するときのやり方について書いていきたいと思います。
 
今回は、ワールドカフェが終了したあとの「ハーベスト」と呼ばれるまとめ部分について書いていきます。

ハーベスト

ハーベスト(harvest)とは「収穫」という意味の単語です。
3ラウンドのワールドカフェを通して出来た果実(≒アイデア)を収穫し、全体に共有する、というイメージになります。
 
ハーベストという時間を取らずにワールドカフェを終了してしまうと参加者は「楽しかったけど、何も決まらずモヤモヤする」という感覚を持ったままその場を去ることになり、不完全燃焼感を感じるでしょう。
 
一般的に行われるハーベストのやり方としては、個人、またはグループでの発表形式が挙げられます。
 
例えば、新製品のアイデアをテーマにワールドカフェを実施していたとすると、3ラウンドを通して考えたアイデアの中で「一番良かったと思うアイデア」や「これまでのアイデアを参考に考えた自分なりのアイデア」をA4用紙に記入し、グループ内、もしくは、全体に対して発表するという形式です。
 
これを個人でやっても構いませんし、グループごとに行っても構いません。
 
ワールドカフェをやろう!」という書籍では全体セッション(=ハーベスト)について以下の手順を紹介しています。
 

 

1.全体セッションの前に、沈黙の時間を作り、自分自身の気付きをまとめる。
2.各人が最も重要なこと、と明日から実践できることをポストイットに書いてもらう
3.各人のポストイットを整理しながら張っていく
4.各人に感想や気付きを言ってもらう
5.時間が来たら参加者にお礼を言って閉会します

こちらのやり方では、ポストイットに個人の意見を整理し、会議室に置かれたホワイトボードなどに張りながら、全体に対して感想や気づきを発表するという形式になります。
 
この際に、ポストイットを貼る位置「自分の意見に近いポストイットの近く」に貼るというのが一般的です。
前の人の意見と違えば、ホワイトボード上の離れた位置にポストイットを貼ります。
このやり方を採用すると、自然と「KJ法」のように意見がまとまります

ワールドカフェとアクションプラン

企業内でワールドカフェの実施では、さらにアクションプランまで詰めていきたいという想いもあるかと思います。
 
この場合の注意点としては「すぐにできるもの」までブレイクダウンするということです。
ワールドカフェで出てくるアイデアというのは本質的であるがゆえにある意味「理想論」になりがちです。
 
しかし、理想論は現実にやろうと思うと組織や制度などの様々なしがらみを取り払わないと難しいものです。
そこで、1〜2日でできる「第1歩案」を採択することで、着実に前に進めていくということが重要になります。
 
この第1歩案が無いと、理想論を話し合っただけで何も変わらずに終わってしまいます。
もちろん、意思決定権を持つ人にワールドカフェに参加してもらうというのもとても重要です。

まとめ

ワールドカフェの3ラウンドが終わった後には「ハーベスト」という時間を取ることが重要です。
 
また、アクションプランまで落とし込みたい場合は、「理想論」に対する「第1歩」の案までブレイクダウンし、それを意思決定権を持っている人に承認してもらうのが良いでしょう。


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