メンタルヘルスのケアはもはや企業の業績に大きな影響を与える要因の1つと考えることができます。
 
実際に、「職場におけるメンタルヘルスケア対策に関する調査」によると
(独立行政法人労働政策研究・研修機構 2010年)
PDFはこちら:http://www.jil.go.jp/institute/research/2012/documents/0100.pdf
 
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6割弱の事業所でメンタルヘルスに問題を抱えている正社員がいるとされています。
 
また、休職者が1名減れば、その経済効果は半年でその人の年収の倍(つまり600万円)であるという資産が出ています。(株式会社保健同人社による試算)
 
つまり、メンタルヘルスケアに対する施策はどの企業でも必要で、かつ、経済的にもメリットが大きいことを意味しています。

メンタルヘルスの4つのケア

では、具体的にどのような対策を行っていくべきなのでしょうか。
今回は、メンタルヘルスの4つのケアと呼ばれる基本について書いていきたいと思います。
 
4つのケアとは以下のとおりです。

1.セルフケア
2.ラインケア
3.事業場内産業保健スタッフによるケア
4.事業場外資源によるケア

 
それぞれ簡単に見ていきましょう。

1.セルフケア

セルフケアとは、その名の通り、自分でケアすることです。
 

自分自身で行うことのできるケア。働く人が自らのストレスに気づき、予防対処し、また事業者はそれを支援すること。
 
「図解 ストレスチェック実施・活用ガイド」より

 
具体的には、休養・睡眠、運動、食事、音楽・アロマなどのリラクセーションなどが挙げられます。
このあたりは別記事で詳しく書いていきたいと思います。

2.ラインケア

ラインケアとは簡単に書けば、職場の監督者が行うケアのことです。
 

管理監督者が行うケア。日頃の職場環境の把握と改善、部下の相談応答を行うことなど。
 
「図解 ストレスチェック実施・活用ガイド」より

 
管理監督者とは簡潔に書けば「上司」ということになると思います。
また、一度休職していた社員の復帰支援などもラインケアに含まれるとされてます。
 
具体的には、騒音や光といった作業環境の整備から、仕事の量、労働時間といった作業内容、さらには職場の人間関係といった組織環境など、ラインケアは多岐に渡ります。

3.事業場内産業保健スタッフによるケア

事業場内産業保健スタッフによるケアとは、一言で言うと、産業医さんなどが行うケアです。
 

企業の産業医、保健師や人事労務管理スタッフが行うケア。
労働者や管理監督者等の支援や、具体的なメンタルヘルス対策の企画立案を行うことなど。
 
「図解 ストレスチェック実施・活用ガイド」より

 
具体的には産業医による健康診断や面接指導人事労務管理スタッフによる異動・配置転換などの取り組みが挙げられます。
 
なお、産業医は労働者が常時50人以上いる場合は専任しなければならないと労働安全衛生法で定められています。

4.事業場外資源によるケア

事業場外資源によるケアとは、メンタルヘルスの専門知識を持つ外部サービスの利用などが挙げられます。
 

会社以外の専門的な機関や専門家を活用し、その支援を受けること。
 
「図解 ストレスチェック実施・活用ガイド」より

 
具体的には、公共の機関と、民間の機関に分けて考えることができます。
公共の機関で言えば、労災病院、産業保健推進センターなどがあり、民間の機関で言えば、精神科・心療内科、外部EAP機関などが挙げられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
メンタルヘルスの4つのケアについて簡単に書いてきました。
 

1.セルフケア
2.ラインケア
3.事業場内産業保健スタッフによるケア
4.事業場外資源によるケア

今後はそれぞれについてもう少し詳しく書いていきたいと思います。


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