「採用規準」の著者でマッキンゼーで人材育成・採用マネジャーを務められていた伊賀泰代さんの新著「生産性」を読ませていただきました。

個人的に期待していた「生産性を上げるための10のXX」みたいなノウハウ本ではなく、ご自身の採用・育成というキャリア内の事例を中心に、生産性への本質的な指摘をされている本だと認識しています。

ということで、思いがけず、弊社の事業分野である育成や採用の生産性という観点で読み進めることになりました。(結果としては良かったです)

業務の生産性に直結する研修とは

第7章は「業務の生産性に直結する研修」というテーマでした。
「研修の生産性を上げよう」というものです。

この中で、マッキンゼーの研修が以下のように紹介されています。

具体的には講義形式の研修が少なく、ロールプレイング研修の研修が顕著に多いのです。

ロールプレイング研修については以下のように説明されています。

ロールプレイング研修とは、参加者が役割分担し、実際の仕事場面を再現しながら学ぶ「役割を演じる形式」のトレーニングです。

伊賀さんは「ロールプレイング形式」と記述されていますが、我々の言葉で言えば「ビジネスシミュレーション形式」ということになるでしょうか。

マッキンゼーの研修で使われるゲーム型の研修

本書ではマッキンゼーで利用されていたRPG(ロールプレイングゲーム)についても記述がありました。

弊社が提供しているアナログなゲーム(カードゲームやボードゲーム)とは違ってデジタルゲーム(PCなどを使ったゲーム)のようです。

このようなロールプレイング形式の研修を活用するメリットとして以下を挙げられています。

「判断」の練習ができる研修である

・グローバルなチームでの働き方を学べる
 (各国から集まった参加者で話し合うため)

・具体的な話し方の練習ができる
 ※知識を得るだけの研修ではなく、行動の練習までを研修内でできる

・フィードバックが得られる

・相手の立場を体験できる

・緊急対応も事前に練習できる

手前味噌ではありますが、弊社が提供しているビジネスゲームの研修は、まさにこれらのメリットを提供できていると思います。

また、本書には具体的なロールプレイング研修の設計についての記述がありましたので興味がある方は読んでみることをオススメします。


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