レゴシリアスプレイ

先日、とある企業様でレゴブロックを使ったワークショップ型研修の「レゴシリアスプレイ」を実施しました。

この研修は未来の自分、会社を想像し、レゴブロックでイメージを具現化しながら他のメンバーと対話を行う、という流れで実施していきます。

そして、最後にアクションプランという行動計画を作り、発表します。


ワークショップ形式の研修ではとくに「アクションプラン」と呼ばれる行動計画を作り、他のメンバーに宣言したりすることがあります。

これは、企業研修を実施する目的として「社員の行動を変容させ、業績アップに繋げる」という前提があるため、「研修やって、はい、おしまい」としないために、「今日の研修から学んだことで、あなたが行動に移すのはどんなことですか?」というアウトプットが求められているわけです。

従って、研修の終盤に「アクションプラン」を考えてもらう時間を作ることになるわけですが、ここに危険が含まれています。

あいまいすぎるアクションプラン

「では、最後に、今日の研修から学んだことを活かした、アクションプランを作って下さい」とファシリテーターは声を掛けます。

参加者の方に配布された、A4の白紙1枚。数分後、全体に向けて(人数が多ければチーム内で)発表します。

「チャレンジ」 とにかく積極的に行動する
もっと情報共有を行う

上に書いたようなアクションプランが出てくることがあります。
もちろん、これを書いた人は本当に「積極的に行動しよう」と思っていたのだと思います。
しかし、このアクションプラン(?)では、きっと今後の行動に変化は起こらないでしょう。

従って、研修の目的である「社員の行動を変容させ、業績アップに繋げる」も達成されず、やりっぱなしの研修になってしまうことが予想されます。
では、どうすればよかったのか?

アクションプランにフォーマットを与える

アクションプランを記入するためのA4用紙、1枚にちょっとした工夫を行うだけでアクションプランは具体性を帯びてきます。

アクションプラン
上記のアクションプランシートは一例ですが、このシートには以下のものが含まれています。

1.期限
2.回数

この2つがあることで、実際にそれが「できたのか? できなかったのか?」 を計測することができます。

チームで目標達成を支援する「インセンティブビンゴ」

最後に、このアクションプランがより着実に実行されるためのアイデアとしてインセンティブビンゴを紹介しておきたいと思います。

このように個人の目標(この場合はアクションプラン)をビンゴの様に配置し、誰かが目標を達成したら、チェックを入れていきます。

見事にビンゴが完成したら、そのメンバーに何かしらの報奨をだすというものです。

このやり方をすると、「リーチ」が掛かった時に「他の人のことを気にする」という効果が生まれます。
インセンティブビンゴについてはこちらをご覧ください。

ビンゴを使った目標設定の方法:インセンティブビンゴ

まとめ

アクションプランの作成には一定のフォーマットがあった方が良いと考えています。

また、実際に実行を促すにはインセンティブビンゴのような楽しみながらできる仕掛けをいれると、やりっぱなしの研修を防止できる確率があがると考えています。


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