ビジネスにおけるコミュニケーションの4つの目的
弊社への研修依頼で2番目に多いテーマがビジネスコミュニケーションについてです。(1番目はチームビルディングです)
一言にビジネスコミュニケーション研修と言ってもお客様の要望は様々なのですが、そもそも、ビジネスにおけるコミュニケーションの目的は次の4つに集約されると考えています。
2.相手から「フィードバック」をもらう
3.相手に「行動」してもらう
4.相手を「理解する」(≒傾聴)
前半3つはビジネスにおけるコミュニケーションとは相手にXXしてもらうためのもの、最後は「自分がXXするため」のものとなっています。
ちなみに、弊社ではコミュニケーションの研修を「協力、合意形成、交渉、傾聴」の大きく4つのタイプに分けており、それぞれに対してコンテンツ(弊社の場合はビジネスゲーム)を提供しております。詳しくは下記を御覧頂きたいのですが、特に交渉系のコミュニケーション研修は相手に理解してもらい、行動してもらう必要があるのでやや難易度が高い研修となっています。
研修に取り入れたい5種類のコミュニケーションゲーム
ビジネスにおけるコミュニケーションの4つの目的
先ほど紹介したビジネスにおけるコミュニケーションの3つの目的をもう少し具体的に説明したいと思います。
2.相手から「フィードバック」をもらう
3.相手に「行動」してもらう
4.相手を「理解する」(≒傾聴)
想定シーンとしてあなたが営業職で、見込み顧客に営業を掛けている状態だと考えて下さい。
1つ目の理解は、自社の製品の特徴や優位性を説明する時に必要となります。この際、他社製品との比較や、どうして既存の製品からの買い替えが必要なのか、を先方に理解してもらう必要性があります。
2つ目のフィードバックとは、仮に新製品の開発段階というシーンを想定し、見込み顧客からの新製品への客観的な意見=フィードバックをもらうということに該当します。
3つ目の行動についてはまさにお客様に購入していただくという行動を促すコミュニケーションが必要となります。
4つ目の相手を理解する≒傾聴は、購入に当たっての懸念点を解消し、社内稟議を上げるためのお手伝いをすることも必要になるでしょう。ここでは行動の弊害となりえることを聞き出すことも重要になってきます。
何をして欲しいためのコミュニケーションなのか?
新入社員研修などで伝えたいこととして、ビジネスにおけるコミュニケーションの目的が上記の4つだとすると、基本的には今から行うコミュニケーションは相手に何をしてもらうためのコミュニケーションなのか?を意識してからコミュニケーションを取ると良いということです。
ただし、お客様の声を聞いて相手を理解する、という視点も重要です。
先輩とのコミュニケーション、お客様への提案、会議での発言、などのシーンでこれらの目的を意識すると何を話すべきかが変わってくるかと思います。
ただし、これはあくまでもビジネスにおける、ということですのでプライベートについてはそこまで考える必要はないと伝える必要はあるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ビジネスにおけるコミュニケーションの3つの目的をしっかりと押さえておくことでより効率的なコミュニケーションが取れると思います。ぜひ活用してみて下さい。
2.相手から「フィードバック」をもらう
3.相手に「行動」してもらう
4.相手を「理解する」(≒傾聴)