リーダーシップの理論において有名な3つの理論にPM理論、SL理論、マネジリアル・グリッド理論がありますが、今回はSL理論にフォーカスして書いていきたいと思います。

リーダーシップの理論として有名な3理論

SL理論とは

SL理論とは、シチュエーショナル・リーダーシップ理論(Situational Leadership)の略で、日本語では状況対応型リーダーシップと呼ばれることがあります。

SL理論
出典:http://www.earthship-c.com/leadership/situational-leadership-theory.html

SL理論は1977年、ポール・ハーシーとケネス・ブランチャートが提唱した理論で、部下の発達度に応じてリーダーの行動を変えていこうという理論です。リーダーシップというと、こういうリーダーが良いリーダーだ、という1つの型にあてはめて考えがちですが、部下の発達度によってとるべきリーダーシップ行動を変えていこうというのが面白い点です。

部下の発達度に応じてリーダー行動を変える

部下の発達度
低い ⇒  ⇒  ⇒  ⇒  高い

リーダーシップスタイル
指示型 ⇒ コーチ型 ⇒ 援助型 ⇒ 委任型

上の説明の通り、部下の発達度が低いときにはS1の指示型リーダーシップが求められ、発達度が上がっていくと、S2のコーチ型、S3の援助型とスタンスを変え最終的にはS4の委任型へとリーダーシップ行動を変化させていきます。

部下の発達度(成熟度)とは

ここで気になるのが部下の発達度はどのように定義されているか?ということです。なお、上図やここまでは発達度と書いてきましたが、成熟度といった方がより原典に近いようです。

ポール・ハーシーとケネス・ブランチャートは成熟度を以下のように定義しました。

成熟度とは、達成可能な、しかしできるだけ高い目標を設定しようとする本人の基本的姿勢(成就欲求)責任負担の意思と能力、ならびに対象となる相手または集団がもつ教育なり経験の程度

少し難しい文面ですが、オレンジで強調した3つの要素に分類されるようです。そして、この3つを大きく2つに分類しています。それが下記です。

1.職務成熟度(職務経験および技術知識)

2.心理的成熟度

つまり、部下の成熟度は、業務における経験や、技能と、責任感があるかや、目標に向かって努力しているか、といった態度の2つで考える必要があります。

この2つを鑑みて、部下の成熟度(発達度)を分析し、それによって、リーダーが取るべきスタンスを変えるべきというのがSL理論なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。リーダーシップといった時にかならずしも1つの特定のリーダーシップスタイルがあるというよりも、メンバーの状況に応じたリーダーシップのスタイルに変化するというのがSL理論のコアです。

また、メンバーの状況には、技術や経験といった習熟度の側面と、心理的な習熟度の2つの側面があることを紹介しました。

なお、弊社ではビジネスゲームを用いた体験型のリーダーシップ研修を実施しておりますが、ご希望であれば研修内でSL理論の説明を行うことも可能です。詳細についてはお問い合せ下さい。

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