川渡りパズルで論理的思考力トレーニング|研修のアイスブレイクに使える2問
研修のアイスブレイクに「川渡りパズル」を使ってみよう
研修の冒頭で場を温める「アイスブレイク」。定番のものはマンネリ化しがちですが、論理パズルを使うと参加者の集中力が一気に高まります。
この記事では、研修のアイスブレイクに使える「川渡りパズル」を2問ご紹介します。チームで議論しながら解くことで、論理的思考力のウォーミングアップにもなります。
川渡りパズル① 桃太郎の渡し舟(Googleの入社試験)
元々はGoogleの選考で出題された問題だと言われています。桃太郎風にアレンジしたものをご紹介します。
問題
船で鬼ヶ島へと渡る桃太郎の一行。船長が用意した船は2人(2匹)乗りを1隻のみ。
・船長が船をこぐと1分で鬼ヶ島に到着する
・桃太郎が船をこぐと2分で鬼ヶ島に到着する
・猿が船をこぐと5分で鬼ヶ島に到着する
・犬が船をこぐと10分で鬼ヶ島に到着する
・キジは飛べるので船には乗らない
・2人で乗るときは遅い方の時間がかかる(例:桃太郎と犬だと10分)
18分以内に船長を含む全員が鬼ヶ島に到着する方法は?
答え:17分で全員到着
| 手順 | 誰が渡る | 所要時間 | 累計 |
|---|---|---|---|
| 1 | 船長+桃太郎 → 鬼ヶ島へ | 2分 | 2分 |
| 2 | 船長 ← 戻る | 1分 | 3分 |
| 3 | 猿+犬 → 鬼ヶ島へ | 10分 | 13分 |
| 4 | 桃太郎 ← 戻る | 2分 | 15分 |
| 5 | 船長+桃太郎 → 鬼ヶ島へ | 2分 | 17分 |
ポイントは手順3。遅い猿(5分)と犬(10分)を一緒に乗せることで、別々に運ぶより時間を短縮しています。遅い人同士をまとめるという発想がこの問題のカギです。
▶ より詳しい解説は「アイスブレイクで使える論理的思考力クイズ5選」でもご紹介しています。
川渡りパズル② ヘビつかいと動物たち(上級編)
こちらはより難易度の高い上級版です。チームで15〜20分議論して解くのに適しています。
問題
親トラと子トラ2匹、親ライオンと子ライオン2匹、大ヘビとヘビつかいが川を渡ろうとしています。
船のルール:
・船にはヘビつかいと動物1匹か、動物2匹だけしか乗れない
・船を漕げるのは親トラ、親ライオン、ヘビつかいだけ
食べられるルール:
・親トラは、親ライオンがいないと子ライオンを食べてしまう
・親ライオンは、親トラがいないと子トラを食べてしまう
・大ヘビは、ヘビつかいがいないとみんな食べてしまう
全員が食べられずに対岸に渡るには?

答え:17手で全員到着
| 手順 | 誰が渡る | 方向 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | ヘビつかい+大ヘビ | → | |
| 2 | ヘビつかい | ← | |
| 3 | ヘビつかい+子ライオン | → | |
| 4 | ヘビつかい+大ヘビ | ← | ★大ヘビを一度戻す |
| 5 | 親ライオン+子ライオン | → | |
| 6 | 親ライオン | ← | |
| 7 | 親ライオン+親トラ | → | ★親同士をペアで渡す |
| 8 | 親トラ | ← | |
| 9 | ヘビつかい+大ヘビ | → | |
| 10 | 親ライオン | ← | |
| 11 | 親ライオン+親トラ | → | |
| 12 | 親トラ | ← | |
| 13 | 親トラ+子トラ | → | |
| 14 | ヘビつかい+大ヘビ | ← | ★ヘビを迎えに戻る |
| 15 | ヘビつかい+子トラ | → | |
| 16 | ヘビつかい | ← | |
| 17 | ヘビつかい+大ヘビ | → | 完了! |
この問題のカギは「一歩戻る勇気」です。手順4で大ヘビを一度戻したり、手順14でヘビつかいが大ヘビを迎えに戻ったりと、目先の前進よりも全体最適を考える必要があります。
研修でのアイスブレイク活用のコツ
パズル①(桃太郎)の使い方:
・所要時間:5〜10分
・難易度:中。個人で考えさせてからチームで共有すると盛り上がる
・学び:「遅い人同士をまとめる」=ボトルネックの解消という考え方
パズル②(ヘビつかい)の使い方:
・所要時間:15〜20分
・難易度:高。チームで議論しながら解くのがおすすめ
・学び:制約条件の整理、先読み、「一歩戻る勇気」で全体最適を目指す
弊社の論理パズル型研修
弊社では、チームメンバーが持つ断片的な情報を共有・整理し、論理的に正解を導き出すゲーム型研修を提供しています。
いずれもチームメンバーが持つ断片的な情報を共有・整理し、論理的に正解を導き出すゲームです。
▶ 野球のポジション当てゲーム(難易度:高):9人の選手のポジションを当てる。3つの中で最も難しく、論理的思考力に自信のあるチーム向け
▶ ジグソータウン(難易度:中):地図を完成させるゲーム。地図上のある地点に自分が立っている視点を描いた「視点カード」があり、3Dの奥行き情報を言葉で正確に伝える力が求められる
▶ THEクリティカルパス(難易度:中):プロジェクトの最短工程を導き出すゲーム。IT企業・システム開発系の研修に特におすすめ
