コンプライアンスクイズ【全29問】

回答は匿名で、成績が記録されることはありません。回答後に「みんなの回答分布」が表示されるので、自分の感覚と世間のズレも分かります。所要時間は10〜15分です。

はじめる前に

このクイズは犯人探しのためのものではありません。間違えた数だけ、あなたの会社の「仕組みの穴」が見つかると考えてください。

※本クイズは一般的な情報提供を目的としたもので、法的助言ではありません。解説は2026年8月時点の法令・公表事例に基づいています。個別の判断は自社の規程・専門家にご確認ください。

出題例(サンプル2問)

雰囲気をつかむための出題例です。残りの問題の正解・解説は、クイズを実際に解いた方だけに表示されます。

ハラスメント

Q. ミスが3回続いた部下に、個室で「原因を自分なりに分析して報告してほしい」と30分指導した。

正解業務上の適正な指導の範囲

もう一方の選択肢:パワハラにあたる可能性が高い

解説:記載された事情だけなら、通常は業務上必要かつ相当な指導と考えられます。ただしパワハラの6類型は網羅的なものではなく、「みんなの前で」「人格への言及」「長時間の繰り返し」が加わると一気にアウト側に傾きます。

性弱説の視点:パワハラをする上司の多くは「自分が厳しく育てられた」経験の再生産。悪意ではなく学習の問題です。個人の自制心に頼らず、指導の型(場所・時間・言葉のガイドライン)を組織で用意することが防止策になります。

取引先関係

Q. 取適法の対象となる取引で、今月末と定めた支払期日が近づいている。自社の資金繰りを理由に「来月払いにしてほしい」と依頼し、相手も了承した。

正解相手の了承があっても、定めた支払期日を超えれば支払遅延になる

もう一方の選択肢:合意があるので問題ない

解説:対象取引では、給付を受領した日から60日以内のできる限り短い期間で支払期日を定め、その期日までに支払う必要があります。発注側の資金繰りや相手の了承だけでは、支払遅延を正当化できません。優越的な立場を背景にした「合意」は、自由な意思によるものとは見なされないためです。(下請法から取適法への改正内容は、適用時期を含め最新の公表資料でご確認ください)

性弱説の視点:発注側の担当者も自社の資金繰りに追われる弱い立場です。「先方が了承した」は最も危険な安心材料。支払条件の変更は法務承認必須、というワークフローが担当者を守ります。

出典: 中小企業庁: 下請代金支払遅延等防止法に基づく取組(令和6年度)

性弱説で学ぶ・11分野の「弱さ」と対策

本クイズは「悪人が違反する」のではなく「普通の人が弱さに流される」という性弱説の立場で、次の11分野を扱います。

1ハラスメント

パワハラの多くは悪意ではなく「自分が厳しく育てられた」学習の再生産や、沈黙が怖くて冗談に逃げる弱さから生まれます。個人の意識改革より、指導の場所・時間・言葉や懇親会の任意性をルール化する方が早い領域です。

2情報管理

機密を持ち出す人の多くは「家で仕上げたい真面目な人」です。「急ぎだから」「上司に頼まれたから」が判断を狂わせます。罰を重くすると報告されなくなるだけで、早期報告を評価する運用と使いやすい公式ツールが鍵になります。

3IT・生成AI

動機は「仕事を早くしたい」という善意。便利すぎるツールは禁止では地下に潜るだけです。「使わせない」ではなく、会社が学習に使われない法人契約のAI環境を用意して「安全に使わせる」ことが唯一機能します。

4労働時間

本人は「迷惑をかけたくない」「評価を下げたくない」だけ。管理職も人件費と業務量の板挟みにいます。個人を責めるより、申告が損にならない運用と業務量の見直しという構造が鍵です。

5経費・利益相反

「数百円だし」「自分へのご褒美」——少額こそ正当化しやすく、少額不正の常態化が大型不正の入口になります。「言うと面倒」な回避を、自己申告フォームや迷いにくい精算ルールで不要にします。

6取引先関係

発注担当も自社の資金繰りや人間関係の板挟みにいます。「先方が了承した」「少額だから」「角が立つ」が判断を流します。会社としての方針の明文化と法務承認フローが、担当者を個人の胆力から解放します。

7景表法・広告

「競合もやっている」「調査会社が大丈夫と言った」「広告っぽいと効果が下がる」というKPIの焦りが動機になります。出稿前に表示根拠を1枚添付し、依頼テンプレにPR表記を最初から入れる仕組みで防げます。

8私生活・SNS

飲酒運転や匿名の愚痴も、職場の飲み会文化や「社内に安全な発散先がない」ことと地続きです。禁止令より、1on1や相談窓口という代替チャネルの整備が根本対策になります。

9独占禁止法

競合と価格や取引先の話になった時、話を遮るのは気まずいという弱さが同調を生みます。「価格・数量・取引先の話が出たら、その場で断って退席し報告する」と行動を先に決めておけば、その場の判断力に頼らずに済みます。

10インサイダー取引

家族にだけは得をさせたい、「中身を言わなければ大丈夫」という身内意識が判断を曇らせます。重要事実に触れる人を絞って関係者リストを作り、公表の完了通知・売買禁止期間・事前承認をつなげておけば、個人の自制心に頼らない状態を作れます。

11内部通報

通報された職場には「裏切られた」という感情と、誰が通報したのか突き止めたい心理が生まれます。通報者を知る人を必要最小限に限り、範囲外への共有と通報者探しを禁じ、通報後の処遇を独立した部門が確認する仕組みが、通報者と職場の双方を守ります。

よくあるご質問

コンプライアンスクイズ(性弱説で学ぶ)とは何ですか?

職場で実際に起こるグレーゾーン29問を2択で判断する無料のWebクイズです。ハラスメント・情報管理・生成AI・労働時間・経費・取引先・景表法・SNS・独占禁止法・インサイダー取引・内部通報の11分野を、公表された措置命令や判例に基づいて出題し、解説と回答分布を表示します。

「性弱説」とは何ですか?

「悪人が違反を起こすのではなく、普通の人が“弱さ”を突かれて流されてしまう」という考え方です。本クイズは個人の倫理を責めるのではなく、「なぜやってしまうのか」と「仕組みでどう防ぐか」をセットで解説します。

何問あり、所要時間はどれくらいですか?

全29問、所要時間は10〜15分です。回答は匿名で、成績が記録されることはありません。回答後に「みんなの回答分布」が表示され、自分の感覚と世間のズレも分かります。

料金はかかりますか?会員登録は必要ですか?

完全無料で、会員登録も不要です。回答は匿名で行えます。

社内研修やeラーニングに使えますか?

はい。投影用スライド版、リアルタイムで回答分布が出るオンライン版、自社の相談窓口案内を組み込んだカスタマイズ版をご用意できます。お問い合わせください。

取適法(旧下請法)とは何ですか?

発注側が優越的立場を背景に受託事業者へ不当な扱いをすることを禁じる法律です。支払期日の規制は当事者の合意では免れられず、支払遅延は毎年多数の勧告・指導が出る典型違反です(本クイズの出題例でも取り上げています)。

解説は法的助言ですか?

いいえ。本クイズは一般的な情報提供を目的としたもので、法的助言ではありません。解説は2026年8月時点の法令・公表事例に基づいています。個別の判断は自社の規程や専門家にご確認ください。

どんな分野が出題されますか?

(1)ハラスメント(2)情報管理(3)IT・生成AI(4)労働時間(5)経費・利益相反(6)取引先関係(7)景表法・広告(8)私生活・SNS(9)独占禁止法(10)インサイダー取引(11)内部通報 の11分野です。

最終更新:2026年7月 / 監修・発行:株式会社HEART QUAKE(ビジネスゲームによる企業研修)

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