ここ最近VUCAというキーワードが話題になっています。
VUCAとは下記の4つの単語の頭文字を組み合わせた造語です。

Volatility:変動、不安定
Uncertainty:不確実
Complexity:複雑
Ambiguity:曖昧

もう少し詳しく説明すると下図のように言えます。
VUCA

つまり、一言で言えば「何が起こるかわからない世界」ということになるかと思います。
一般的には、インターネットを中心に、AI、IoT、RPA、5G、ロボット、自動運転技術、宇宙開発などが今後の世の中にもたらすインパクトを考えると、ビジネス環境が大きく変わるということを表しています。

とここまではVUCAについての一般的な話をしてきましたが、弊社は研修会社ですからVUCA時代に求められる企業研修とは?をお伝えできればと思います。

VUCA時代に求められる企業研修とは?

VUCA時代の企業研修のあり方を考えると、変化の激しい時代に企業においてどのような研修が求められるかという視点が大事になります。

現在我々が考えている要素は以下のとおりです。

1.基礎的なビジネススキル
2.コミュニケーションスキル
3.ビジョンを描くスキル
4.臨機応変に対応できるスキル
5.技術を活用するスキル

どれもVUCA時代というわけではなく、今でも求められているよ!というものばかりだと思いますが、特に4の臨機応変に対応できるスキルと5の技術を活用するスキルについては重要な要素になると思います。

まず、1つめの基礎的なビジネススキルロジカルシンキングを始めとしたどの時代でも普遍的に必要とされる基礎的なスキルを指します。

次に2つめのコミュニケーションスキルは変化の激しいVUCA時代では朝令暮改とまでは行かなくとも、データに基づいた分析の結果、やるべきことが変更される可能性があります。このときにメンバーに何をすべきなのか、なぜ変えるのかを納得してもらえるようなコミュニケーション能力が必要となってきます。

3つめのビジョンを描くスキルはアイデアを実現できる技術は揃っている世の中においては、自分たちは何を作るのか、もっと言えば、何を目指すのかを示せるリーダーシップが重要となってきます。

4つめの臨機応変に対応できるスキルはまさにVUCA時代に求められる能力で、初めて対面する状況に対応する力と言えるでしょう。

弊社ではビジネスシミュレーションゲームというゲーム形式の研修を提供しておりますが、初めて直面するゲームのルールを理解し、状況に合わせた行動を取れるかが勝負の分かれ目になってきます。

もちろん、ビジネスシミュレーションゲームだけでなく、VRを用いた研修などもトレンドになっていくと思います。

最後に技術を活用するスキルですが、AIやRPAといった技術を自分で開発できるスキルはなくとも、それを使えるスキルがあることは業務効率化に大きな差を生むでしょう。

アメリカでは前大統領のオバマ大統領時代に下図のSTEM教育に力を入れようという方針が発表されています。

STEM

現在はEXCELなどのOffice製品の基礎的な研修を実施されている企業様もあるとは思いますが、今後はより一層の技術活用の研修が求められると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。VUCAとは何か、そしてVUCA時代に求められる企業研修とは?というテーマでお届けしました。参考になれば幸いです。
VUCA

1.基礎的なビジネススキル
2.コミュニケーションスキル
3.ビジョンを描くスキル
4.臨機応変に対応できるスキル
5.技術を活用するスキル

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