2019年6月4日
ビジネスマンとして最も重要なビッグファイブの特性は☓☓である
今回はビッグファイブについて書いてみたいと思います。
ビッグファイブについては過去にも29項目によるビッグファイブの短縮版診断という記事を書きましたが、今回はビジネスマンとして最も重要なビッグファイブの特性は何なのか?というテーマで書いてみたいと思います。
まず最初にビッグファイブの5要素(特性因子)を挙げておきます。(表現の仕方はサイトによって多少異なります)
・外向性
・情緒安定性(情緒不安定性)
・誠実性
・協調性(調和性)
・開放性
・情緒安定性(情緒不安定性)
・誠実性
・協調性(調和性)
・開放性
それぞれの要素について簡単に書いておくと以下のようになります。
・外向性
⇒自分の関心が外に向けられる傾向
⇒エネルギッシュ、ポジティブ、支配的
⇒自分の関心が外に向けられる傾向
⇒エネルギッシュ、ポジティブ、支配的
・情緒不安定性(情緒安定性)
⇒感情的反応の予測と整合性の傾向
⇒緊張、不安、イライラ
・誠実性
⇒計画・責任感・勤勉の傾向
⇒自制心、几帳面
・協調性(調和性)
⇒利己的ではなく協調的に行動できる傾向
⇒思いやり、優しさ
・開放性
⇒新たな経験に開放的な傾向
⇒好奇心、芸術性、想像力
最も重要なビッグファイブの特性は☓☓である
これまでのビッグファイブを用いた先行研究でわかっていることがいくつかあります。
外向性については管理職と営業職で業績評価について有効であった。
また、誠実性のみがすべての職業において有効に影響を及ぼしていた。
また、誠実性のみがすべての職業において有効に影響を及ぼしていた。
Barrick and Mount (1991) による1万8千人を対象とした研究
営業管理者のキャリア満足度に有意な相関があったのは
誠実性、神経質傾向、開放性の3項目だった。
誠実性、神経質傾向、開放性の3項目だった。
Lounsbury 等(2014)
外向性がリーダーシップ力と正相関する
Lim と Ployhart (2004)
誠実性が、職務評価を最も予測するパーソナリティー特性である
Hurtz と Donovan (2000)
これ以外にも多くの研究がありますが、現状で言えば、ビジネスマンとして最も重要なビッグファイブの特性は 誠実性 であると言えるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ビッグファイブに関する研究は今後も続いていくと思いますが、現時点での研究結果としては誠実性が成果を出すビジネスパーソンとしては重要と言えるかもしれません。