Z世代の新入社員研修にゲームが効果的な理由|従来型研修との違いとおすすめゲーム
「座学中心の新入社員研修をやっても、どうも響いていない気がする」
Z世代の新入社員を受け入れる研修担当者から、こうした声を聞くことが増えています。
本記事では、Z世代の学習特性を踏まえて、なぜゲーム型研修が効果的なのかを外部調査データも交えて解説します。従来型研修との違いや、おすすめのゲームもあわせてご紹介します。
Z世代の学習特性とは
Z世代(1990年代後半〜2010年頃生まれ)は、スマートフォンやSNSが当たり前の環境で育ったデジタルネイティブ世代です。この世代の学習特性には、いくつかの共通した傾向があります。
1. 「意味」や「目的」を重視する
Z世代は、目的や意義が明確でないとモチベーションを維持しにくい傾向があります。「なぜこれを学ぶのか」「業務にどう活かせるのか」が事前にわかると、学習意欲が大きく高まります(参考: ALL DIFFERENT「Z世代とは?特徴や価値観」)。
2. 双方向・参加型の学びを好む
SNSでの発信やコメントが日常であるZ世代にとって、一方的に話を聞くだけの学習は不自然に感じられます。自分で考え、他者と対話する能動的な学習体験を求める傾向が強いことが複数の調査で明らかになっています。
3. 短時間集中型
動画コンテンツやSNSの短いフォーマットに慣れているため、長時間の座学では集中力が続きにくい傾向があります。短いサイクルで「インプット→実践→フィードバック」を繰り返す学習スタイルが効果的です。
調査データが示す「参加型研修」の有効性
Z世代の研修に関する複数の調査から、興味深いデータが出ています。
manebi社の調査(2021年)によると、Z世代の新入社員の約7割が新入社員研修に「満足」と回答。満足度が最も高い研修形式は「グループワーク・ディスカッションなど参加型研修」であり、一方的な講義形式よりも能動的に参加できる形式が好まれることがわかっています(参考: manebi プレスリリース)。
また、NTTe-Sports社の調査(2026年)では、人事担当者232人に「内定者や新入社員が研修に何を求めているか」を質問したところ、「同期との関係形成」が55%で最多、次いで「実践的なスキルの習得」が約5割という結果でした(参考: Manegy「新人研修で人間関係を築く力を重視」)。
これらの調査結果から、Z世代の新入社員研修では「参加型」かつ「関係構築につながる」研修形式が求められていることがわかります。
従来型研修がZ世代に響きにくい理由
従来型の座学中心の研修がZ世代に響きにくい理由は、Z世代の学習特性とのミスマッチにあります。
・長時間の講義は集中力が持たない
動画やSNSの短いフォーマットに慣れた世代にとって、90分以上の講義を聞き続けるのは大きなストレスです。研修内容が面白いと感じられるかどうかが、その後の仕事に対するモチベーションにも影響するという指摘もあります。
・「聞くだけ」では当事者意識が生まれない
知識をインプットするだけでは、「自分がどう行動すべきか」のイメージがつきにくく、学びが定着しません。
・関係構築の機会が少ない
座学形式では同期同士のコミュニケーションが限られるため、Z世代が最も求めている「同期との関係形成」の機会を逃してしまいます。
ゲーム研修がZ世代に刺さる3つの理由
ゲーム研修は、Z世代の学習特性と非常に相性が良い研修手法です。

1. 体験型で主体的に参加できる
ゲーム研修では、受講者がチームで課題に取り組みます。「聞くだけ」ではなく自分で考え、発言し、行動することが求められるため、Z世代が好む「参加型」の学びそのものです。
2. 自然にコミュニケーションが生まれる

ゲームを通じてチームで協力するため、初対面の同期同士でも自然と会話が生まれます。調査で最も求められている「同期との関係形成」が、研修のプログラムに組み込まれている形になります。
3. 振り返りで「自分ごと」として気づける
ゲーム後の振り返りでは、「自分はチームの中でどういう役割を果たしていたか」「どう行動すればもっと良い結果が出たか」を考えます。講師から正解を教わるのではなく、自分自身の行動から気づきを得る構造のため、Z世代が重視する「意味」や「納得感」のある学びになります。
Z世代の新入社員研修におすすめのゲーム
| 学びのテーマ | おすすめゲーム | 所要時間 | 人数 |
| 合意形成・チームワーク | NASAゲーム | 1〜2時間 | 1〜100名 |
| PDCA・試行錯誤 | マシュマロチャレンジ | 1〜2時間 | 5〜100名 |
| 情報共有・報連相 | 野球のポジション当てゲーム | 1〜2時間 | 5〜100名 |
| 傾聴力 | ヒアリング・チャレンジ | 1〜2時間 | 1〜100名 |
| ビジネスマナー | マナーストーリー | 1〜2時間 | 1〜100名 |

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新入社員研修でのゲーム導入事例
実際にゲームを新入社員研修に導入した企業の事例と、担当者の声をご紹介します。
事例1:株式会社時事通信社様(NASAゲーム/講師派遣)

2025年4月入社の新入社員41名を対象に、社会人3日目にNASAゲームを実施。講師派遣形式で、合意形成とチームビルディングを目的に導入されました。
「固さがみられた新入社員が打ち解けるきっかけとなり、立ち上がって実施する社員がいるほどチームとして盛り上がりました。相互理解が深まり、後続の研修も円滑に実施できました」
事例2:株式会社ファソテック様(ジグソータウン/レンタル)

新入社員9名を対象に、研修第1週でジグソータウンを実施。レンタル形式で社内講師が進行しました。同社では3年連続でゲーム研修を導入しています。
「とても楽しんでいました。ゲームの後に一気に新入社員同士で会話が始まります。3年間利用させていただいておりますが、外れたことはなかったです」
事例3:四国化成ホールディングス株式会社様(マナーストーリー/レンタル)

2025年4月入社予定の内定者23名を対象に、マナーストーリーを実施。レンタル形式で、内定者同士の交流と社会人マインドの醸成を目的に導入されました。
「楽しみながらビジネスマナーを学んでいました。堅苦しいイメージのマナーが身近に感じられたようです。電話応対など基本的な対応方法の習得につながり、入社後研修への予習になりました」
「楽しかっただけ」にしないためのポイント
ゲーム研修はZ世代に刺さりやすい反面、「楽しかった」で終わってしまうリスクもあります。研修効果を最大化するために、以下のポイントを押さえましょう。
1. 研修目的を事前に共有する
「このゲームで何を学ぶのか」をゲーム開始前に明確に伝えましょう。Z世代は「意味」を重視する世代です。目的がわかっていると、ゲーム中の行動にも意識的に取り組めるようになります。
2. 振り返りの時間を十分に確保する

ゲームが盛り上がると時間が押しがちですが、振り返りに最低20分は確保しましょう。振り返りでは「自分はどう行動したか」「実務ではどう活かせるか」を考えることで、ゲームの体験がビジネススキルとして定着します。
3. 心理的安全性を確保する
Z世代は「失敗を恐れる」傾向があるとも言われます。ゲーム研修では「正解はない」「失敗しても大丈夫」という雰囲気を最初に作ることで、安心して発言・挑戦できる場になります。
まとめ
Z世代の新入社員は、座学より体験型、受動的より参加型の研修を好みます。ゲーム研修は、この世代の学習特性と高い親和性を持つ研修手法です。
ポイントをおさらいすると、以下の通りです。
・Z世代は「意味」「双方向」「短時間集中」を好む
・調査データでも参加型研修の満足度が最も高い
・ゲーム研修は「体験→コミュニケーション→振り返り」で、Z世代のニーズを自然に満たす
・振り返り時間の確保と目的の事前共有が成功の鍵
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