NASA(アメリカ航空宇宙局)が実験の結果、チームワークを高める組織の作り方について興味深い結果を発表しています。

それは

男女混合編成こそ、最強のチームである

ということです。

NASAが現在計画している火星への有人飛行は500日以上もの長期宇宙滞在になるという。
そのため、チームワークを最大限に発揮できる最強のチーム作りへのシミュレーション実験を行った。

実験は

孤立した小部屋に入れられた5人のチームが限られた情報と会話だけを頼りに、宇宙探査を想定した課題をこなしていく

というものだったという。

150回を超える実験の結果、男女混合編成こそ、最強のチームであるという結論に至ったという。

理由としては

女性が得意とするチームをまとめるコミュニケーション力、そして男性が得意とする目的を成し遂げる力が組み合わさるためだ

としている。

ちなみに、男性だけだと競争心が働きすぎ、チームを危険にさらすリスクがあるとされており、女性だけだと必要以上にリスクを避ける傾向があるとしている。

まさに多様性、ダイバーシティが効果をもたらすという結果だといえると思います。

みなさんの組織でも意識されてみてはいかがでしょうか。

エビデンスについて

男女混合編成こそ、最強のチームであるという根拠について、2つの実験結果をご紹介したいと思います。

その① HERA(Human Exploration Research Analog)

実施主体:NASA ジョンソン宇宙センター
目的:長期宇宙ミッションを想定したチーム行動と心理的影響の研究

内容
・地上にある密閉された居住モジュールに男女混合4人チームが入り、最大45日間生活
・外部との通信は「火星との交信遅延」を想定し15〜20分遅延
・限られた資源とタスク下で、協調性・ストレス耐性・意思決定力を観察

結果として分かってきたこと
性別混合チームのほうが、ストレス下での対人関係が安定しやすい
同質的なチーム(例:男性のみ)では、意見の固定化や衝突が起きやすい
・多様性のあるチームは、互いに配慮する傾向が強く、ミッション達成度が高い

その② HI-SEAS(Hawaii Space Exploration Analog and Simulation)

実施主体:ハワイ大学 × NASA協力
目的:火星探査ミッションに向けた長期閉鎖環境下での心理・行動研究

内容
・ハワイ・マウナロア火山の標高2500mにある火星環境模擬施設
・男女混合6人チームが最長12か月間、閉鎖空間で生活
・外出時は宇宙服着用、通信遅延あり、食事は長期保存食
・ストレス反応・対人関係・チームダイナミクスをモニタリング

発見されたこと
男女混合のほうが対立が減り、ストレス発散の工夫が生まれやすい
・衝突が起きても、性別多様性が緩衝材となり修復しやすい
心理的安全性の観点からも、異質な背景を持つメンバー同士の方が「開かれた対話」が促進

いかがでしょうか。あなたのチームは男女混合になっているでしょうか?


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