15個の質問でわかるプロティアン・キャリア診断
今回は先日読んだ法政大学キャリアデザイン学部教授の田中研之輔先生の著書「プロティアン」を読んでとても面白いなと思ったプロティアン・キャリア診断を紹介します。
とても面白い内容なのでぜひ読んでみて下さい。
プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術
田中研之輔 日経BP
プロティアンとは
そもそも、プロティアンまたは、プロティアン・キャリアとは何か、を簡単に書いておきたいと思います。
書籍では以下のように定義されています。
という意味があります。
そして、プロティアン・キャリアとは、変幻自在に形成するキャリアのことです。
引用:プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術
P.10
本書の副題?が「70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術」となっていますが、副題とプロティアン・キャリアの定義を見るだけで、人生100年時代で70歳まで働くために、キャリアチェンジを意識し、行動することが重要だ、というメッセージを感じることができます。
15個の質問でわかるプロティアン・キャリア診断
本書の中で私が特に面白いと思ったのがプロティアン・キャリア診断です。
下記の15個の質問に回答することで自分がプロティアン人材かどうかを診断してくれます。
引用:プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術
P.29 図2を元に作成
さて、みなさんは合計何個にチェックが入ったでしょうか。ちなみに、私は7個でした。
特に序盤の毎日、新聞を読む、英語の学習を続けているなどには恥ずかしながらチェックが付いていません。。。
そして、合計で何個にチェック入ったかで下記のような診断結果となります。
引用:プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術
P.29 図3を元に作成
ということで、私は7個にチェックが付いたのでセミプロティアン人材となりました。
プロティアン人材と判定されるには15項目中12個以上ということで、私はだいぶ遠そうです。。。
さらに、本書では上記の15項目を下記のように分類分けしています。まずは下画像をご覧ください。
引用:プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術
P.102 図1を元に作成
実は項目1-12がビジネス資本、13-15が社会関係資本と分類され、それらも更に細分化されています。
ビジネス資本や社会関係資本の定義は以下のように説明されています。
ビジネスシーンでのキャリア形成を通じて得られる知識やスキル、
立ち振る舞い、その人の身体に刻まれたもの
社会関係資本・・・
ビジネスパーソン同士の信頼関係からなる、ネットワークの集積のこと
引用:プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術
P.91-93
さて、上画像を見て、自分のチェックが付いていたところ、付いていなかったところを分析してみると
どの分類が多く、逆にどこ分類が少ないのかが見えてきます。
私の場合はビジネスプロダクティビティの分類はチェックが多く、ビジネスリテラシーや組織外活動が少ないことが分かりました。
コロナ禍もあり(言い訳ですが)、組織外活動が少ないのは確かに今後のキャリアを考えると少しマズイかなと感じています。
みなさんもぜひプロティアン・キャリア診断を実施し、自分のキャリアについて内省してみてくだい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は15個の質問でわかるプロティアン・キャリア診断ということで、田中研之輔先生の著書「プロティアン」を引用してご紹介しました。
ぜひ本書も読んでみて下さい。
プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術
田中研之輔 日経BP