プロジェクトベースで仕事をする業界といえば、コンサルティング業界やIT業界という認識が根強いですが、近年では、多くの会社でプロジェクト単位で作業することが増えてきました。
 
そこで重要になるのがプロジェクトマネージャーの存在です。優秀なプロジェクトマネージャー(以下、プロマネ)が統率するプロジェクトはプロジェクトが成功する、プロジェクトが遅延しない、顧客との関係が良好である、プロジェクトメンバーが疲弊しないなどの成果が出やすくなることは容易に想像がつくでしょう。
 
しかしながら、多くの企業では優秀なプロマネが不足しているというのが現状ではないかと思います。そこで、今回はプロジェクトマネージャーのスキルを伸ばすには、つまり、優秀なプロマネを生み出すにはどんな要因があるのかをご紹介したいと思います。

プロジェクトマネージャーのスキルを伸ばす4つの要因

この記事は下記の論文を参考に書いております。興味のある方はぜひ論文も御覧ください。

プロジェクトマネージャの能力向上を促進する要因ーキャリア発達段階による比較ー
三好 きよみ、木野 泰伸

プロジェクトマネージャの能力向上を促進する要因(PDF)

この論文の中で、プロジェクトマネージャーのスキルを伸ばす4つの要因として下記が上げられています。

1.外部との交流経験
例:社外や社内の部門をまたがっての研究会やコミュニティなどへの定期的な参加経験
 
2.タフな仕事環境経験
例:厳しい要求をする顧客との仕事の経験
 
3.リソース管理失敗経験
例:リーダーやマネージャとして、プロジェクトの予算が大幅にオーバーした経験
 
4.褒められ経験
例:自分の巌頭したプロジェクトが表彰された経験

詳しいデータはこちらを御覧ください。
 
プロジェクトマネージャー スキルアップ

経験学習の重要性

また、論文では経験学習の実行の重要性についても振れています。経験学習については下記のコルブの経験学習モデルがわかりやすいと思います。
 
コルブ 経験学習モデル
 
経験学習モデルは、人は具体的な経験し、その経験を振り返り、そこから自分なりの持論を紡ぎ出し、それを実践することで成長するとされています。
 
論文内でも下図のように経験学習のプロセスを踏むことがプロジェクトマネージャーのスキルアップにつながることが示唆されています。
 
プロジェクトマネージャー 経験学習

まとめ

上記より、プロジェクトマネージャーのスキルを伸ばすには4つの要因と、経験学習のプロセスが重要であることがわかります。
 
ただし、タフな仕事環境経験や、リソース管理失敗経験はなかなかコントロール不可能な要因です。
 
従って、研修や制度として実施可能なのは外部との交流経験、褒められ経験、経験学習の理解などに絞られます。
 
具体的には、研修の中で擬似的なプロジェクトの体験を積むことでスキルアップに繋げたいところです。
 
なお、弊社ではビジネスゲームと呼ばれるシミュレーションゲーム型の研修を実施しております。興味のあるビジネスゲームの一覧をご覧頂ければ幸いです。

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