チームビルディングに効果的なゲーム11選+2
企業での研修や、労働組合、一般社団法人等での定期的な研修会においてチームビルディングを目的としてゲームの実施を検討されることがあります。
座学形式ではなく体験型の研修を実施したい、せっかくなら楽しい研修会にしたい等、様々な観点でゲームという手法を検討頂いているのだと思います。
過去記事でも書きましたが、チームビルディングにゲームが効果的な理由には大きく以下の3つがあると考えています。
その1.「ゲームに勝つ」という共通の目的があるから
その2.「協力」しなければ勝てない仕組みになっているから
その3.ゲームをやることが楽しいから
詳しくは過去記事をご覧ください。
ゲームがチームビルディングに効果的な3つの理由
ただ、ひとくちにゲームと言っても様々な種類のゲームがあるためどのようなゲームを選ぶのが良いか、悩まれている担当者の方も多いと思います。
そこで、チームビルディング研修を提供している弊社としてチームビルディングに効果的だと思うゲームを挙げておきたいと思います。
・合意形成ゲーム「NASAゲーム」
・心理的安全性を知り、高める「ベストチーム」
・目指せ世界記録!「マシュマロ・チャレンジ」
・経営シミュレーションゲーム 「ペーパータワーforビジネス」
・謎解きゲーム 「消えた提案書の謎」
・メンタルヘルス対策ゲーム 「ストマネ」
・体を動かす脱出ゲーム「緊急出動」
・情報共有ゲーム「野球のポジション当てゲーム」
・目標共有と情報伝達「部課長ゲーム」
・ドミノでPDCA 「ロングタイムドミノ」
・アウトドアで実施 「ロゲイニングカード」
【New!】オンラインでのチームビルディングゲーム
なお、新型コロナウイルス感染拡大の影響によってzoomなどのウェブ会議システムを利用したオンラインでのチームビルディングをご検討中の方は下記を御覧ください。
オンラインでできるチームビルディングゲーム10選
チームビルディングに効果的なゲーム10選
1.合意形成ゲーム「NASAゲーム」
NASAゲームはチームでの合意形成を行うゲームです。
月に不時着した宇宙飛行士という設定で、320km離れた母船に戻るため、手元に残った15個のアイテムに対して優先順位をつけていくゲームです。
まずは個人で優先順位をつけ、次にグループで話し合い、グループとして優先順位をつけていきます。できるだけ妥協なく、合意の上で決定することが求められます。
このゲームの面白いポイントはNASAによる模範解答があることです。
模範解答に最も近い個人、及び、チームの勝利となります。
【実施時間】50分〜2時間
【予算】
・キットレンタル:5万円〜(20名までの場合。詳細はお問い合わせ下さい。)
・講師派遣:15万円〜
主な学び:
・チームで考えたほうが良いアイデアがでること
・合意形成を行うプロセス
グループワークで使えるNASAゲームのやり方
2.心理的安全性を知り、高める「ベストチーム」
ベストチームは昨今注目されている心理的安全性について知り、高めるためのゲームです。
チームに与えられた行動カード(上図の青)を必要枚数集めることによって、行動の効果が発揮され、チームに得点がもたらされるというゲームです。(得点は上図の赤)
得点カードには業績ポイントと関係性ポイントの2種類のポイントが記載されており、カードによっては業績は上がるが、関係性が下がる、など得点を失う場合があります。(下図)
業績拡大を目指しつつも、人間関係も大事にしていく、まさに最高のチームをめざすゲームとなっています。
【実施時間】2〜3時間程度
【予算】
・キットレンタル:5万円〜(40名までの場合。詳細はお問い合わせ下さい。)
・講師派遣:15万円〜
主な学び:
・良いチームには「業績」と「人間関係」がともに必要だということ
・心理的安全性、関係の質、職場における相互支援について
心理的安全性を知り、高めるゲーム型研修「ベストチーム」
3.目指せ世界記録!「マシュマロ・チャレンジ」
スパゲティの乾麺、テープ、マシュマロを使って18分間でより高いタワーを作るゲームです。
TEDでも紹介されているチームビルディングでは有名なゲームです。
公式ルールなども用意されており、コスト面、準備期間などを考えると社内講師でも実施しやすいゲームです。
人数:4〜100名以上可能(1チーム4〜6名)
実施方法:講師派遣、キットのレンタル(社内講師)
金額:3万円(運営資料提供のみの場合)
主な学び:
・PDCAサイクルを積極的に回すこと
・発想力の重要性(ハサミの新しい用途を考えるなど)
マシュマロ・チャレンジのやり方
4.経営シミュレーションゲーム 「ペーパータワーforビジネス」
マシュマロチャレンジによく似ているゲームにペーパータワーというものがあります。
ルールはシンプルで紙だけで高いタワーを立てるというものです。
弊社ではペーパータワーに売上や給与などのビジネス要素を加えた拡張版の「ペーパータワーforビジネス」を提供しております。
タワーの高さを売上、使った紙の枚数を原価と考え、メンバーへの給与配分や次への投資などについて考えるゲームです。
人数:4〜100名以上可能(1チーム4〜6名)
実施方法:講師派遣、運営用資料の提供(社内講師)
・キットレンタル:5万円〜(4チーム分。詳細はお問い合わせ下さい。)
・講師派遣:15万円〜(20名までの場合)
主な学び:
・PDCAサイクルを積極的に回すこと
・売上/原価/給与/利益などのPLの基礎的な理解
ペーパータワーを拡張した経営シミュレーションゲーム
5.謎解きゲーム 「消えた提案書の謎」
ビジネス的な要素は少ないですが「室内でできて、頭を使うゲーム」として謎解きゲームをご用意しています。
現在有名な通常のリアル脱出ゲームは脱出率が10-20%に設定されているのとは違い、弊社の謎解きゲームは脱出率を70−80%に設定しているため、多くの方に楽しんで頂けます。
特徴としては
・クリア率が80%程度に設定されていて、チームでの達成感を味わいやすい
・それぞれの謎の難易度に簡単〜普通〜難しいの幅を設けており、謎解き初心者や、苦手な人でもチームに協力しやすい
・100名近い参加者での実施でも1名の運営スタッフで実施できる
という点に配慮して作られています。
人数:4〜100名以上(1チーム4〜6名)
実施方法:講師派遣、キットのレンタル(社内講師)
金額:5万円〜(5チーム分のキットレンタルの場合)
主な学び:
・役割分担と相互協力の重要性
・みんなでアイデアを出しやすい雰囲気づくり
謎解きゲーム「消えた提案書の謎」の概要
6.メンタルヘルス対策ゲーム 「ストマネ」
これまでのゲームよりもゲーム後の振り返りに価値があるゲームです。
メンタルヘルス対策と銘打っていますが、チームとしてお互いをサポートすることの重要性を学ぶことができるゲームです。
ゲームの概要としては、4人チームで1つのプロジェクトを進めないといけないのですが、プロジェクトを進めるとストレスが掛かります。
上画像のようにストレスはゲージで表されており、一定値を超えると休職となって2ターンお休みになってしまいます。
しかし、ストレスを抑えようとしすぎるとプロジェクトが進みません。このようなジレンマを抱えつつ、プロジェクトは確実に成功させ、かつ、4人のメンバーのストレスもマネジメントすることを求められるゲームです。
このストレスをマネジメントするためにはお互いの状況を考える、辛いときには辛いと言うといったチームとして働く上で重要なことを学ぶことができます。
人数:4〜40名程度(1チーム4名)
実施方法:講師派遣、レンタル
金額:5万円〜(10名以下での実施の場合)
主な学び:
・お互いをサポートすることの重要性
・メンタルヘルス対策の基礎知識
より具体的な実施の流れを見たい方は、こちらの記事もご覧ください。
>>ストマネ実施の流れ
ストマネのコンテンツ詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。
メンタルヘルス対策ゲーム「ストマネ」について
7.体を動かす脱出ゲーム「緊急出動」
現在流行のリアル脱出ゲームの企業向け/簡易版のだったとしてみんなで謎を解きながら、設定されたフィールドから脱出することを目的としたゲームを提供しています。
これまでのゲームがテーブルの上や比較的、頭を使ったゲームが多い中、こちらの脱出ゲームは主に体を使った形式のチームビルディングゲームとなります。
分断された情報を口頭のみで共有し、自分がフィールドのどこにいるのかを
把握しなければなりません。また、出口はなぞなぞを2問解くことで特定できます。
人数:5〜40名(1チーム5〜8名)
実施方法:講師派遣、キットのレンタル(社内講師)
金額:5万円〜(4チーム分のキットレンタルの場合)
主な学び:
・情報を適切に伝える/聞くためのコミュニケーション
・状況を俯瞰して把握するための全体最適視点
内定者懇親会で脱出ゲームを実施 (株式会社フィードフォース様)
また、脱出ゲームでは株式会社ヒミツキチオブスクラップさんが提供する「リアル脱出ゲーム」が有名です。
参照元:http://realdgame.jp/
参加人数が多くても実施可能性が高いことから100名を超える
組織で実施を考えている場合には有効です。
8.情報共有ゲーム「野球のポジション当てゲーム」
野球のポジション当てゲームは分断された情報を口頭のみで共有し、制限時間内に1つの答えを出すことが求められるゲームです。
具体的には分断された情報から 「誰が、どのポジションなのか?」 という正解を導くゲームです。
人数:3〜100名以上(1チーム4〜6名推奨)
実施方法:キットのレンタル(社内講師)、講師派遣
金額:5万円〜(4チーム分のキットレンタルの場合)
主な学び:
・情報を適切に伝える/聞くためのコミュニケーション
・図や表を使って情報を整理することの重要性
コミュニケーションゲーム「野球のポジション当てゲーム」
9.目的共有と情報伝達ゲーム「部課長ゲーム」
部課長ゲームはチームで協力して制限時間内にクリア条件を満たすことが求められるゲームです。
チームメンバーには部長・課長・平社員のいずれかの役割が与えられており、クリア条件は部長役のみが知っています。
部長は課長や平社員もクリア条件を知っていると勘違いするため、クリア条件を知らない他の課長や平社員は何をすれば良いのか、なぜそのような指示を出されるのかよくわからないままプレイします。
ゲーム後の振り返りでは、上に立つものには仕事の目的を共有すること、メンバーには仕事の目的を理解して仕事に取り組むことの重要性を伝える、目的共有の重要性を学べるゲームとなっています。
人数:5〜100名以上(1チーム5名推奨)
実施方法:キットのレンタル(社内講師)、講師派遣
金額:5万円〜(4チーム分のキットレンタルの場合)
主な学び:
・目的共有の重要性
・正確な情報伝達の重要性
部課長ゲームのやり方
10.ドミノでPDCA「ロングタイムドミノ」
謎解きゲーム同様、レクリエーションに近い形のゲームとしてドミノを使ったゲームを提供しております。
ゲームは大きく分けて2種類用意しており、200個程度のドミノを並べて倒し、一番長くドミノが倒れ続けた(時間が長い)チームの勝利というゲーム(複数回実施)。
「会社のロゴ」などテーマを与え、記憶を頼りにドミノを並べ、最もうまく表現できたチームの勝利というゲームです。
弊社では1000ピースのドミノのレンタルと、運営用の資料をご提供しています。
人数:10〜100名以上(1チーム4〜10名)
実施方法:ドミノのレンタル、資料提供(社内講師)
金額:3万円(1000ピース分のキットレンタルの場合)
主な学び:
・失敗に対する許容(誤ってドミノを倒してしまった時)
・PDCAサイクルを積極的に回すこと
【導入事例】クックパッド様でドミノを使った内定者ワークを実施
11.アウトドアで実施「ロゲイニングカード」
続いてはアウトドアで実施可能なチームビルディングゲームの「ロゲイニングカード」です。
街や合宿所の周りをチーム単位で歩き回りながら、あらかじめカードとして与えられたお題を探し、見つけたらそれと一緒に写真を取っていくというゲームです。
お題の一部を紹介すると下記となります。
・ブランコ
・猫
・チーム全員がジャンプしている写真
シンプルながら意外に戦略性が必要となっており、Googleマップなどを使うことで発見しやすいものもありますが、そうでないものもあるため、他のチームとの情報交換なども必要となります。
カードはバインダーに入っており、見つけたものはひっくり返して達成がわかるようにしていきます。
また、一部、QRコードを用いた謎解き要素も入っています。
人数:5〜100名以上(1チーム3〜4名推奨)
実施方法:キットのレンタル(社内講師)、講師派遣
金額:5万円〜(4チーム分のキットレンタルの場合)
特徴:
・アウトドアで実施可能
・事前準備が不要で、どんな場所でも実施可能
・ルールがシンプルなので、誰でも楽しめて、盛り上がります。
アウトドアでチームビルディング研修「ロゲイニングカード」
番外編:ゲーム以外のチームビルディング
12.ダイアローグ・イン・ザ・ダーク
その名の通り「暗闇」で実施するということが特徴的な
プログラムです。
参照元:https://did.dialogue.or.jp/
サイトによれば
とされており、他の人への信頼の重要性は暗闇の中だからこそより強く体感できるのかもしれません。
13.レゴシリアスプレイ
参照元:http://www.mns.kyutech.ac.jp/~nakao-m/pbl/labo_20140422lego.html
マシュマロ・チャレンジやドミノインテリアと似ていますが、こちらはレゴブロックを使った研修となります。
NASAのチームビルディングに導入されたことでも話題の研修です。
作品を作りながら思考するメソッドです。
と説明されており、学びの要素に関しては以下のように説明されています。
人数:5〜20名程度
実施方法:講師派遣
金額:30万円(最大20名、4時間で実施した場合)
主な学び:
・従業員のキャリアの棚卸しと再構築
・組織としてのビジョン策定
レゴブロックを使ったワークショップ型研修「レゴシリアスプレイ」
提供ゲーム一覧とコンテンツの満足度
なお、弊社で提供しているコンテンツの一覧、及び、各コンテンツの満足度についてはこちらからご覧いただけます。
ゲーム一覧と各コンテンツの満足度を見る
まとめと、PDF資料の請求(無料)
弊社では上記でご紹介したコンテンツの一部を講師派遣、または、キットのレンタル(社内講師で実施可能)の2パターンでご提供しております。(有料)
社内講師で実施したいが、準備に工数が掛けられない場合も含め、お気軽にご連絡頂ければと思います。
各コンテンツの詳しい資料の請求(無料)はこちらからお問い合わせ下さい。