新入社員研修で使えるゲームのネタ12選
新入社員研修を考える中で「実践」を取り入れる際にゲームの活用を検討されている方も多いと思います。
座学の比率を下げ、リアルな場でしか行えない、または1人ではできない「実践・経験」の提供を行う企業様が多くなっています。
そして、実際に現場で実践・経験する前のシミュレーションとしてビジネスゲームが利用されています。
今回は新入社員研修で使えるゲームのネタの紹介したいと思います。
・報連相ゲーム「野球のポジション当てゲーム」
・コンセンサスゲーム「NASAゲーム」
・経営シミュレーションゲーム「ペーパータワーforビジネス」
・楽しく学べる財務・会計ゲーム「財務の虎」
・クイズで学ぶビジネスマナー「マナーストーリー」
・リアリティショックを疑似体験「バーンガ」
・短時間のコミュニケーションゲーム「モンスタービルディング」
・PDCAサイクルを学ぶゲーム「マシュマロチャレンジ」
・アイスブレイク&チームビルディング「脱出ゲーム」
・対戦型ビジネスマナーゲーム「マナーファイト」
・仕事の目的、報連相を学ぶゲーム「部課長ゲーム」
・ストーリー動画+体験で学ぶ「ムビケーション
【New!】オンラインでのビジネスゲーム
なお、新型コロナウイルス感染拡大の影響によってzoomなどのウェブ会議システムを利用したオンラインでのビジネスゲームをご検討中の方は下記を御覧ください。
オンラインでできるビジネスゲーム10選
それでは本題に入りましょう!
新入社員研修で使えるゲームのネタ 12選
1.報連相ゲーム「野球のポジション当てゲーム」
新入社員研修で重視されているコンテンツの1つに報連相(報告・連絡・相談)が挙げられると思います。
野球のポジション当てゲームは分断された情報を口頭のみで共有し、制限時間内に1つの答えを出すことが求められるゲームです。
具体的には分断された情報から 「誰が、どのポジションなのか?」 という正解を導くゲームです。
座学の前後に実施していただき、報連相や、社会人のコミュニケーションについて学んでいただけます。
人数:3〜100名以上(1チーム4〜6名)
キットレンタル金額:5万円(4チーム分のキットレンタルの場合)
コミュニケーションゲーム「野球のポジション当てゲーム」
実施の流れを詳しく知りたい方はこちらも御覧ください。
>>「野球のポジション当てゲーム」実施の流れ
2.コンセンサスゲーム「NASAゲーム」
新入社員研修で「優先順位の付け方」を教える企業も多いと思います。
多くの場合、緊急と重要のマトリクスを使って教えていると思うのですが、新入社員は「緊急度」はわかっても「重要度」の理解に苦しみます。
そこで、NASAゲームというコンセンサスゲームが役に立ちします。
このゲームでは優先順位におけるコンセンサス(合意形成)を行う体験をすることができます。
まずは個人で優先順位をつけ、次にグループで話し合い、グループとして優先順位をつけていきます。できるだけ妥協なく、合意の上で決定することが求められます。
このゲームの面白いポイントはNASAによる模範解答があることです。
模範解答に最も近い個人、及び、チームの勝利となります。
人数:4〜100名以上可能(1チーム4〜6名)
キットレンタル金額:5万円(4チーム分のキットレンタルの場合)
グループワークで使えるNASAゲームのやり方
実施の流れを詳しく知りたい方はこちらも御覧ください。
>>「NASAゲーム」実施の流れ
3.経営シミュレーションゲーム「ペーパータワーforビジネス」
A4の紙だけを使って自立可能なできるだけ高いタワーを立てることが目的のシンプルなゲームですが、タワーの高さが会社の売上、使った紙の枚数が原価として、企業経営を疑似体験することができるゲームです。
ゲームながら紙を折る役、タワーを建てる役など役割分担をすることや、仕入れや品質管理などを考えさせられるゲームです。
人数:4〜100名以上可能(1チーム4〜6名)
キットレンタル金額:5万円(4チーム分のキットレンタルの場合)
実施の流れを詳しく知りたい方はこちらも御覧ください。
>>ペーパータワーforビジネス実施の流れ
4.楽しく学べる財務・会計ゲーム「財務の虎」
新入社員に関わらず、社会人として理解しておきたいのが基礎的な会計知識です。
新入社員研修で細かい知識までは求めなくとも、売上、費用、利益という概念の理解や自分の給与がどのように支払われているかを理解するのにもとても役立ちます。
座学で学ぶと面白みを感じづらい会計・財務知識をゲームで楽しみながら学んで頂けます。
人数:3〜40名程度(1チーム3〜5名)
実施方法:講師派遣、キットレンタル
キットレンタル金額:5万円(2チーム分のキットレンタルの場合)
【導入事例:クックパッド株式会社様】ゲームを使った会計研修の感想
>>「財務の虎」実施の流れ
5.クイズで学ぶビジネスマナー「マナーストーリー」
マナーストーリーはクイズ形式でビジネスマナーを学ぶカードゲームです。
ビジネスマナーの研修はどうしても基本的なルールの説明になりますので、個人的に新入社員時代は受講者としてあまり面白いものではありませんでした。また、ビジネスマナーを学ぶ意味も今ひとつ理解できていませんでいた。
マナーストーリーは新入社員役と先輩社員役を演じ、ビジネスマナーのクイズに答え、信頼チップを失うことなく商談の場にたどり着くことができるか?というゲームになります。
マナーを知らないと信頼を失うことに気づき、ビジネスマナーを学ぶ意味を学んでもらうゲームになります。
人数:2名〜(1チーム1〜2名)
実施方法:キットレンタル
キットレンタル金額:5万円〜(20名程度の実施の場合)
ビジネスマナーを「学ぶ意味」理解するゲーム「マナーストーリー」
6.リアリティショックを疑似体験「バーンガ」
画像参考:アクティブトランジション P170
新入社員の早期離職が課題という企業も多いと思います。
早期離職の要因の1つにリアリティショックが挙げられます。
配属後、先輩とのコミュニケーションに悩んだり、思っていた配属先や仕事内容とは違ったり
などという要因によるリアリティショックを事前に疑似体験し、ワクチンのように抗体を作っておこうというのにバーンガというゲームが向いています。
バーンガはテーブルごとに微妙に異なったルールのゲームを行います。また、そのことはメンバーに伝えられていません。自分のテーブルで1位にや最下位になったメンバーはテーブルを移動します。そこでまたゲームを行うと・・・「え?それはルール違反だよ」と指摘されます。ゲームを用いて異文化コミュニケーションを体験するゲームです。
人数:最小12名〜(1チーム3〜6名)
実施方法:講師派遣、キットレンタル
キットレンタル金額:5万円(4チーム分のキットレンタルの場合)
リアリティ・ショックを疑似体験し、対策する研修「バーンガ」
7.短時間のコミュニケーションゲーム「モンスタービルディング」
モンスタービルディングは情報カードをもとにブロックを使ってモンスターを制作するコミュニケーションゲームです。
野球のポジション当てゲームと同分類のゲームですが、最終的にモンスターを制作するという部分と、難易度が違います。
難易度については野球のポジション当てよりもモンスタービルディングの方が簡単で、所要時間が1つあたり15分程度となります。
なお、モンスターの種類には「伝説の怪獣」と「さまようナイト」の2種類があります。
人数:3名〜(1チーム3〜6名)
実施方法:キットレンタルのみ
キットレンタル金額:5万円(4チーム分のキットレンタルの場合)
ブロックを用いたコミュニケーションゲーム「モンスタービルディング」
8.PDCAサイクルを学ぶゲーム「マシュマロチャレンジ」
多くの新入社員研修で教えられているPDCAサイクルも座学だけでは「そりゃそうだよね」と頭では理解できた気になってしまう可能性があります。
マシュマロチャレンジではゲームを複数回やりながらPDCAサイクルを回し、99cmと言われる世界記録に挑むことが目的です。
ゲームとゲームの間には振り返りと、発想法などのミニ講義を入れることで研修効果を高めることができます。
人数:4〜100名以上可能(1チーム4〜6名)
資料購入金額:3万円(運営資料提供のみの場合)
マシュマロチャレンジのやり方
実施の流れを詳しく知りたい方はこちらも御覧ください。
>>「マシュマロチャレンジ」実施の流れ
9.アイスブレイク&チームビルディング「脱出ゲーム」
まず最初にご紹介するのは研修1日目のアイスブレイク及び、チームビルディングに使えるゲームです。今流行りの「脱出ゲーム」が研修に使えます。
新入社員研修初日、まだ緊張しているであろう新入社員達のアイスブレイクとチームビルディングを兼ねて、チームで協力しながら謎解きをし、コミュニケーションを図ることができるでしょう。
人数:5〜40名(1チーム5〜8名)
キットレンタル金額:5万円(4チーム分のキットレンタルの場合)
内定者懇親会で脱出ゲームを実施 (株式会社フィードフォース様)
弊社だけではなく、「リアル脱出ゲーム」で有名な株式会社ヒミツキチオブスクラップ様でも企業用にコンテンツを提供されています。※他社のコンテンツも紹介します
株式会社ヒミツキチオブスクラップ様のホームページ
10.対戦型ビジネスマナーゲーム「マナーファイト」
参考URL:http://staffblog.cookpad.com/entry/2016/08/24/151640
これは弊社が考えたビジネスマナーで対戦するゲームです。(無料)
このゲームは「ビジネスマナー」✕「間違い探し」という形式のゲームであえて間違ったビジネスマナーを行った動画を撮影し、
他のチームに間違い探しをさせるゲームです。
動画で撮影することで、自分のしぐさを見ることができますし、間違いを探すことで、逆説的に正しいマナーを学ぶことができます。
【導入事例】対戦型ビジネスマナー研修「マナーファイト」を実施しました
11.仕事の目的、報連相を学ぶゲーム「部課長ゲーム」
このゲームは、部長、課長、一般社員の役割に分かれて実施され、できるだけ早く課題を達成したチームの勝利となります。
ただし、課題の内容を知っている人は部長役だけ(チームに1人)となっており、それ以外のメンバーは課題の内容を知りません。また、部長役は他のメンバーも課題の内容を知っていると勘違いしています。
つまり、部長役がこのゲームの目的をメンバーに伝えるか、課長や一般社員役が部長に対してこのゲームの目的を聞かないとゲームはクリアできません。
新入社員の方は先輩から与えられた仕事を期限内に終わらせることに注視しすぎてしまう傾向があると思いますが、そもそも、その仕事の目的な何なのか、を理解していないとやり直しとなってしまいます。
このような仕事の目的を理解することの重要性をこのゲームから学ぶことができます。
人数:最小5名〜(1チーム5〜7名)
実施方法:講師派遣、キットレンタル
キットレンタル金額:5万円(4チーム分のキットレンタルの場合)
仕事の目的、報連相を学ぶゲーム「部課長ゲーム」
12.ストーリー動画+体験で学ぶ「ムビケーション」
最後は最新の新入社員研修の形で株式会社マイナビ様が提供しているムビケーションというスタイルの研修です。
同社ホームページによるとムビケーションとは以下の様に定義されています。
ここまで紹介してきたゲームとは異なりますが、ゲーミフィケーションの要素を取り入れているという観点でご紹介させていただきました。
これまでも、講師が現場に居て、擬似的にテレアポを掛けて、訪問シミュレーションをし、お客様のニーズをヒアリングして、提案を行う(そしてダメ出しされる)というやり方はありましたが、そこに動画やiPadなど最新のツールを取り入れています。
ムビケーションのホームページ
まとめと、PDF資料の請求(無料)
弊社では、ご紹介したゲームの一部を社内講師で実施できるキットとしてカード、投影用スライド、講師向けの資料/動画マニュアルのレンタルを行っております。(有料)
新入社員研修で利用できるゲームは他にもたくさんあると思いますが、参考になれば幸いです。
ゲームの詳細は資料請求(無料)でもご確認いただけます。