2015年9月6日

eラーニングの修了率を上げる3つの仕掛け

タグ: eラーニング, 修了率,

«
»


8月21日〜26日までの6日間、採用支援会社の株式会社ジョブウェブと
共に大学生向けのITスキルアップキャンプというプログラミング講座を実施しました。

ITスキルアップキャンプについて

ITスキルアップキャンプ5期生のご案内 from Yoshiaki Shinji

 
ジョブウェブ社URL
http://www.jobweb.jp/information/show/cid/1054/type/seminar/entry_id/sm-13717

前提条件

このプログラミング講座は2部制になっており、
1部はeラーニングによる自宅学習2部が集合学習となります。
1部のeラーニングが修了できなければ2部に進むことはできません
 
なお、eラーニングは弊社が開発、運営している初心者向けプログラミング
学習システム「ゼロプロオンライン」を利用しています。
http://heart-quake.com/zeropuro_online.html
 
動画による講義と、課題をプログラミングで行い、インターネット上から講師に提出する
スタイルです。
修了にはおおよそ20時間(動画25本、課題25問)の時間が掛かります。
 
修了期限を設定しており、期間は各学生が申し込みを行った日によって
異なります。
 
1部には45名の大学生が参加し、修了したのは34名の学生でした。
修了率は75.5%となります。

eラーニングの修了率

eラーニングの修了率に関しては多くの方が「低い」と認知していると
思います。
 
実際に最近流行りのMOOC(Massive Open Online Courses)の
平均修了率は4〜5%
ということです。
参考:http://164s.net/3259.html
 
※こちらのサイトによると15%になっています。
http://katyjordan.com/MOOCproject.html
 
一方、企業研修としてeラーニングを提供している企業様の
ホームページにはどこも70〜90%の修了率を達成していると
書かれています。
 
ちなみに、大前研一氏が代表を務めるBBT大学の修了率は90%近いとされています。
参考:http://www.ohmae.ac.jp/10th/
 
企業研修として実施される場合と、個人的に学習する場合で
修了率に違いがあるかもしれませんね。
 
一般に、研修ではなく、個人的に学習する場合のほうが強制力がなく
修了率は低くなる
と考えられます。

eラーニングの修了率を上げる3つの仕掛け

ITスキルアップキャンプの1部は大学生なので企業の研修ではなく、
個人的な学習ですが修了率が75%を超えているのは
3つの仕掛けがあるからだと考えています。
 

1.修了後のインセンティブ
2.ランキング機能
3.質問機能

1.修了後のインセンティブ

一般的に個人の学習は語弊のある書き方になりますが「学ぶことが目的
になります。
例:作りたいアプリがあるのでプログラミングを学ぶ
 
しかしながら今回のケースではeラーニングを修了すれば
2部に進める
、というインセンティブがあります。
 
目標が「学習」ではなく、「修了」なのです。
 
BBT大学の例も修了・卒業すれば「経営学士の学位」が授与されます。
参考:http://bbt.ac/sp/about/spirit.html
 
「学習」よりも「修了」することによるインセンティブが高い修了率を
生み出すと考えられます。

2.ランキング機能

「ゼロプロオンライン」では1部の参加者の中で他の人が何問目まで到達
しているのかをランキング形式で閲覧
することができます。
 
rank
※1部は50問ですが、任意の追加コースを用意しています。
 
2部に参加した大学生の話を聞くと「ついついランキングを見てしまう
と言っていましたし、実際のデータでも平均して14.7回ランキングを見ている
ことが証明されています。
 
なお、修了者のみの平均は15.6回、未修了社のみの平均は12.5回となっており、
進んでいる人ほどランキングを見ていることになります。

3.質問機能

3つ目はeラーニングながら講師に質問することができる機能です。
 
本や動画通りやっているつもりでもうまくいかない場合、
プログラミングに関して言えばスペルミスや「)」が1つ足りないなどの
ミスなのですが、本人だけでは気づきづらいものです。
 
そこで、講師に直接質問できる機能を用意しています。
 
45名中31名の受講者が少なくとも1度は質問機能を利用しており、
全体平均で2.58回、修了のみだと3.47回、未修了者のみでは1.5回
の利用回数となります。
 
多くの問題に挑戦したほうが質問が多くのなるのは当然だと思いますので
相関関係とはいえませんが、多くの受講生が質問機能を使うことによって
うまくいかない問題の解決が行えたと言えると思います。

まとめ

eラーニングの修了率を上げる3つの仕掛けとは
以下の3つだと感じています。
 

1.修了後のインセンティブ
⇒「学習」だけでなく「修了」したくなる仕組みが必要
 
2.ランキング機能
⇒1人で勉強しているので余計に他人が気になる心理
 
3.質問機能
⇒1人では解決できない問題をサポートしてくれる人が必要

【関連記事】

研修検索

目的:
人数:
実施時間:
ご予算:

人気記事 TOP5

過去記事 (カテゴリー別)