エクセルの小ネタとして、実務でよく使うパターンのExcel問題集をシリーズで紹介しています。2025年現在、会員名簿・顧客リストの整形で日常的に発生する作業なので、新入社員研修や事務職のExcel練習教材としても活用いただけます。

前回の問題(苗字と名前の分割)はこちらです。

Excel問題集その1 〜苗字と名前のスペースによる分割〜

今回の問題は住所から都道府県名を取り出すです。会員登録フォーム・顧客管理・宛名印刷など、身近な業務でよく登場する処理です。

住所から都道府県名を取り出す

問題(動画解説つき)

問題の動画はこちらです。

ポイント|Excelの関数というより”アルゴリズム”の問題

この問題は、Excel関数の知識より、プログラミング的なアルゴリズム思考が問われる問題です。ただ関数を並べるのではなく、”どういう判定ロジックで都道府県を取り出すか”を設計する必要があります。

NGアプローチ: 都/道/府/県で区分

考え方 問題点
“都””道””府””県”の文字を探して区切る 住所の後半にも”〜町”等のパターンで失敗する
文字数を常に3文字で取り出す 神奈川県・和歌山県・鹿児島県が崩れる

OKアプローチ: “4文字目が県かどうか”で判定

日本の都道府県には次の規則があります。

文字数 件数
3文字(都・道・府) 東京都/北海道/京都府/大阪府ほか 多数(ほとんど)
4文字(県) 神奈川県/和歌山県/鹿児島県 3県のみ

したがって、「住所の4文字目が”県”なら4文字取得、そうでなければ3文字取得」というシンプルなロジックで対応できます。

Excel関数での実装例

使う関数 役割
MID 指定した位置から文字を取り出す
LEFT 左からn文字取り出す
IF 条件分岐

数式の雛形(セルA1に住所がある場合):

=IF(MID(A1,4,1)=”県”, LEFT(A1,4), LEFT(A1,3))

解説動画はこちらです。

応用アイデア

応用 使い方
都道府県以降の住所を取り出す RIGHT+LEN+上記式を組み合わせる
都道府県別の件数集計 取得結果をCOUNTIFで集計
新入社員のExcelドリル アルゴリズム的思考の練習教材として
プログラミング研修の導入 “判定ロジックを設計する”発想への橋渡し

学習リソース

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Excel問題集その1 〜苗字と名前のスペースによる分割〜

まとめ

住所から都道府県名を取り出す問題は、“4文字目が県なら4文字、それ以外は3文字”というシンプルなアルゴリズムで解けます。

Excel関数の組み合わせ以上に、“ルールを発見してロジックを組む”思考練習として、新入社員や事務職のスキルアップに効く1問です。

関連書籍

Excelの実務スキルをさらに高めたい方におすすめの1冊です。


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