2026年4月18日
Excel問題集その2 〜住所から都道府県名を取り出す 〜
エクセルの小ネタとして、実務でよく使うパターンのExcel問題集をシリーズで紹介しています。2025年現在、会員名簿・顧客リストの整形で日常的に発生する作業なので、新入社員研修や事務職のExcel練習教材としても活用いただけます。
前回の問題(苗字と名前の分割)はこちらです。
Excel問題集その1 〜苗字と名前のスペースによる分割〜
今回の問題は住所から都道府県名を取り出すです。会員登録フォーム・顧客管理・宛名印刷など、身近な業務でよく登場する処理です。

問題(動画解説つき)
問題の動画はこちらです。
ポイント|Excelの関数というより”アルゴリズム”の問題
この問題は、Excel関数の知識より、プログラミング的なアルゴリズム思考が問われる問題です。ただ関数を並べるのではなく、”どういう判定ロジックで都道府県を取り出すか”を設計する必要があります。
NGアプローチ: 都/道/府/県で区分
| 考え方 | 問題点 |
|---|---|
| “都””道””府””県”の文字を探して区切る | 住所の後半にも”〜町”等のパターンで失敗する |
| 文字数を常に3文字で取り出す | 神奈川県・和歌山県・鹿児島県が崩れる |
OKアプローチ: “4文字目が県かどうか”で判定
日本の都道府県には次の規則があります。
| 文字数 | 例 | 件数 |
|---|---|---|
| 3文字(都・道・府) | 東京都/北海道/京都府/大阪府ほか | 多数(ほとんど) |
| 4文字(県) | 神奈川県/和歌山県/鹿児島県 | 3県のみ |
したがって、「住所の4文字目が”県”なら4文字取得、そうでなければ3文字取得」というシンプルなロジックで対応できます。
Excel関数での実装例
| 使う関数 | 役割 |
|---|---|
| MID | 指定した位置から文字を取り出す |
| LEFT | 左からn文字取り出す |
| IF | 条件分岐 |
数式の雛形(セルA1に住所がある場合):
=IF(MID(A1,4,1)=”県”, LEFT(A1,4), LEFT(A1,3))
解説動画はこちらです。
応用アイデア
| 応用 | 使い方 |
|---|---|
| 都道府県以降の住所を取り出す | RIGHT+LEN+上記式を組み合わせる |
| 都道府県別の件数集計 | 取得結果をCOUNTIFで集計 |
| 新入社員のExcelドリル | アルゴリズム的思考の練習教材として |
| プログラミング研修の導入 | “判定ロジックを設計する”発想への橋渡し |
学習リソース
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Excel問題集その1 〜苗字と名前のスペースによる分割〜
まとめ
住所から都道府県名を取り出す問題は、“4文字目が県なら4文字、それ以外は3文字”というシンプルなアルゴリズムで解けます。
Excel関数の組み合わせ以上に、“ルールを発見してロジックを組む”思考練習として、新入社員や事務職のスキルアップに効く1問です。
関連書籍
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