MBTIにみるパーソナリティ特性
SNS上ではたまに「◯◯さんはXXXタイプです」、といった診断アプリが話題になることがあります。不定期ながら、こういった診断結果の投稿を見かけることが多いので、我々は診断好きというか、自分を知りたがっているのだなと思います。
企業内においても診断テストや適性検査はしばしば利用されていると思います。今回はいくつかある診断テスト、もう少し詳しく書けばパーソナリティ特性を知るためのツールの中でも有名なMBTIについて書いてみたいと思います。
MBTIとは
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/MBTI
MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は心理学で有名なユングの理論をもとに、マイヤーズとブリックスによって(だから、Myers と Briggs で MB)開発された調査法です。
4つの指標をもとにして、個人を16のタイプに分類します。
MBTIの4つの指標とは
では、MBTIの4つの指標について見ていきたいと思います。
MBTIの4つの指標とはもともとのユングの「ものの見方」、「判断の仕方」、「興味・関心の方向」の3つの指標に、「外界への接し方」という4つ目の指標を加えたものとなります。
上の図のINFPといった英字は4つの指標の文字を繋げたものとなっています。世界的起業を創設した13人のリーダーを対象とした調査では、全員が「直感的な思考家」タイプ(N)だったという結果もあるようです。(直感はIntutionの2文字目)
参考:新版 グロービス MBAリーダーシップ
4つの指標についてもう少し具体的に見ていきたいと思います。
まず、ものの見方について、感覚(S)か、直感(N)かということですが、以下のようなキーワードが挙げられます。
直感(N):ひらめき、抽象的、イメージ
2つめの判断の仕方について、思考(T)か、感情(F)かということですが、これは比較的わかりやすいですが、以下のようなキーワードが挙げられます。
感情(F):価値観、気持ち、調和
3つめの興味・関心の方向について、外向(E)か、内向(I)かということですが、これも比較的わかりやすいですが、以下のようなキーワードが挙げられます。
内向(I):1人、書く、気持ち、考えてから動く
最後の外界への接し方について、判断的態度(J)か、知覚的態度(P)かということですが、言葉は難しいですが、以下のようなキーワードが挙げられます。
知覚的態度(P):臨機応変、柔軟性
これらのキーワードを観ていただいて、自分がどのようなタイプなのか、自分の上司や部下がどのようなタイプなのかを知ることで接し方を考える材料になるかと思います。