ゲームを用いたデザイン思考の研修
イノベーションを起こせる人材を育成したい、社員の問題解決能力を高めたいというニーズがある場合、デザイン思考の研修を実施することはとても価値あります。
画像引用:https://bizzine.jp/article/detail/2544
今回はマシュマロチャレンジというゲームを利用したデザイン思考研修についてご紹介します。
マシュマロチャレンジとは
マシュマロチャレンジとはTEDでも紹介されたゲームで、4人1チームでマシュマロ、パスタ、テープなどを用いて自立可能で、できるだけ高いタワーを立てることが目標です。
世界記録は99cmと言われていますが、実際にやってみると測定中にタワーが倒れてしまい0cmという記録に終わることがよくあります。
なお、弊社で実施させていただいた約160社(2022年末現在)での最高記録は92cm(下画像)となっています。
マシュマロチャレンジについては下記を御覧ください。
マシュマロ・チャレンジのやり方と92cmの最高記録
デザイン思考の3つのポイント
デザイン思考を理解するにあたって抑えておきたい3つのポイントがあります。
それは
2.ブレインストーミング
3.プロトタイプ開発
です。
現場を「観察」することでそれまで気付かなかった問題点や疑問を発見し、そこで得られた問題を解決するアイデアを「ブレインストーミング」を用いて大量に生み出し、効果的だと思うアイデアの「プロトタイプ」=試作品を開発し、何がうまくいって、何がうまく行かなかったのかを検証します。
3つのプロセスは当たり前のように思えて、わかっているつもりでも、実際にはできない、ということが多いと思います。
そこで、これらのプロセスをマシュマロチャレンジを実施しながら体験します。
マシュマロチャレンジを用いたデザイン思考研修
それではマシュマロチャレンジを用いたデザイン思考研修の実施の流れをご紹介したいと思います。
実施人数:8名以上(4人1チーム、推奨16名)
実施時間:3〜4時間
実施内容
1.マシュマロチャレンジの実施(1回目)
2.振り返り
3.「観察」に関する講義
4.2回目のマシュマロチャレンジの実施
ただし、半分のチームは他のチームの作業を「観察」
5.「観察」で気づいたことのシェア
ポストイットを用いて気づきをシェアします
6.「ブレインストーミング」についての講義
7.ブレインストーミングでアイデア出し
2チームのメンバー合同でブレインストーミングを実施
8.プロトタイプ開発
2チーム合同でブレインストーミングで出てきたアイデアを試します
9.最後のマシュマロチャレンジの実施
99cmの世界記録 or 弊社記録の92cm を目指します
10.全体の振り返り
11.現場での応用についての講義
1回目のゲームが終わったあとにデザイン思考について紹介します。
2回目の実施は半分のグループがチャレンジ、もう半分のチームは観察を行って、その後、役割を入れ替えます。
3回目の実施の前にはアイデア発想のためのSCAMPERというフレームワークを紹介し、ブレストを行います。
ブレストで出てきたアイデアでプロトタイプを作成し、3回目の実施に臨みます。
研修中に合計3回のマシュマロチャレンジを実施し、最終的には世界記録を目指します。
まとめ
デザイン思考の研修としてマシュマロチャレンジというゲームを利用した研修内容をご紹介しました。
デザイン思考の研修を社内で実施するのが難しければ、マシュマロチャレンジだけでもぜひチームで実施してみてください。
マシュマロチャレンジについては下記を御覧ください。