こんにちは、HEART QUAKE代表取締役の千葉です。

先日、東京大学本郷キャンパスの福武ラーニングスタジオで開催された『残された酸素ボンベ』 出版記念イベント〜ゲーム教材と「主体的・対話的で深い学び」〜に参加してきました。

『残された酸素ボンベ』とは、科学と社会をつなぐ推理ゲーム「nocobon」とその教育現場における実践事例を紹介した書籍で、今年の1月に発売されました。

当然ながらすでにイベントは終了していますが、イベント概要はpeatixからご覧いただけます。
https://nocobonbon.peatix.com/

イベントでは残された酸素ボンベ内に掲載されているnocobonという水平思考ゲームを体験したり、その開発背景、また、ゲーム教材を用いて主体的・対話的な深い学びを促すための理論などを聞くことができました。

ちなみに、nocobonは残された酸素ボンベの略?で、ウミガメのスープの様な水平思考ゲームのゲームです。

ウミガメのスープをご存じない方も多いと思いますが、書籍にもなっている水平思考ゲームとしてはとても有名なゲームです。

ざっくりと説明しておくと、まず、お題をだします。下記はウミガメのスープのお題です。

ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。
何故でしょう?

これを出題者と回答者に分かれてプレイします。出題者は答えを知っています。(答えを読んで理解する、という方が正しいかもしれません)
回答者は「はい」か「いいえ」で答えられるような質問を出題者にします。

例えば、「ウミガメのスープを飲んで、病気になりましたか?」というような質問をし、出題者は「はい」または「いいえ」で回答します。これを何度も繰り返し、制限時間内に正解にたどり着けるかどうか、というゲームです。

ウミガメのスープの回答を知りたい方は下記を見てみてください。
ウミガメのスープ回答例

nocobonはこれと同じゲームデザインで、かつ、お題が実際に起きた科学と社会の両方を考えさせる問題となっています。
例えばこんな感じです。

ある化学物質が原因で毎年7,000人以上が死んでいる。

しかしながら、この化学物質は規制されていない。
なぜ?

残された酸素ボンベ P4より

正解を読むと、実際にそんなことあるんだーという学びや、それってどう考えたらいいんだろう?という問いが生まれます。

イベントの登壇者(著者、nobocon開発者)はみなさん大学で教鞭をとる教育・研究者で、中学校・高校生にゲームを用いた授業を行ったということでした。

私が座ったテーブルのメンバーも多くが学校関係者でしたが、ゲーム実施後「学生のレベルによってはお題が難しいかもね」という話がでていました。nocobonには問題の難易度(1〜5)が割り振られていますが、個人的にはレベル2(下から2つ目)までなら大丈夫じゃないかな?と思っています。

個人的な感想としては、ウミガメのスープは昔から知っていましたが、これと同じゲームデザインが学びにつながるというのが新しい発見でした。
企業研修用のゲームとしてもいくつか思いついたものがあるので試作品を作ってみたいと思います。

興味のある人はぜひ書籍を読んで見てください。


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