今回はオンラインで簡単にできるコミュニケーションゲーム3つ紹介したいと思います。リモートワーク(在宅ワーク、WFH)が進む中、zoomなどを使ったオンラインで簡単にできるコミュニケーション促進のためのワークが注目されています。ゲームというのはその解決策の1つと言えると思います。

まずは結論として3つのゲームを紹介します。

1.水平思考ゲーム「ウミガメのスープ」
⇒発想力の強化やアンコンシャスバイアスについての学びがあります

2.インサイダーゲーム
⇒ロジカルコミュニケーションについての学びがあります

3.コミュニケーションゲーム「桃太郎村の地図」
⇒ホウレンソウ(報告・連絡・相談)や、わかりやすい伝え方についての学びがあります

それではそれぞれのゲームを具体的に紹介したいと思います。

1.水平思考ゲーム「ウミガメのスープ」

ウミガメのスープ

まず最初に紹介したいオンラインで簡単にできるコミュニケーションゲームは、水平思考ゲームです。水平思考ゲームというのはお題に対して、回答者が出題者に質問をしながら回答を探っていくという形式のゲームです。

水平思考ゲームの中で最も有名なのがウミガメのスープという問題です。

ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。
一体、なぜでしょう?

出題者がこれを読み上げ、回答者が、出題者に質問をしていきます。ただし、質問は「はい」、または、「いいえ」で回答できるものでなければなりません。いわゆるクローズド・クエスチョンでなければなりません。

例えば、「スープに毒が入っていましたか?」という質問であれば「いいえ」と答えることになりますが、「スープの味はどんな味でしたか?」というオープン・クエスチョンは禁止となっています。

最初は的外れな質問が多く、回答にたどり着けなそうに感じますが、複数人の回答者がいることで、色々な視点での質問が生まれ、次第に輪郭が見えてきます。

誰かが質問をすることで新しい情報を得られる形式となっているため、積極的なコミュニケーションの重要性を感じることができるゲームです。ルールも簡単なので問題だけ用意すればオンラインでもすぐに実施できます。

また、ウミガメのスープ以外の水平思考の問題は書籍やカードゲーム化されているのでそちらを利用するのも良いかと思います。

書籍はこちら。

カードゲームはこちら。

ちなみに、水平思考はラテラルシンキングとも呼ばれ、発想力の強化やバイアス(思い込み)の削除のための研修としても使われています。
詳しくはこちらをご覧ください。

ゲームを用いた水平思考(ラテラルシンキング)研修のやり方

2.インサイダーゲーム


画像引用:https://boku-boardgame.net/insider-game

続いてはインサイダーゲームというゲームです。最近、テレビ番組のフジテレビ『VS魂』などでも実施されているのを見たことがある人も多いかもしれません。

細かなルールは下記の動画を見て頂ければと思いますが、ざっくり書けば、「お題当てゲーム」と、人狼のような「内通者特定ゲーム」の足し算のようなゲームです。人狼のように人が死ぬという要素がないため、カジュアルに行うことができると思います。
※人狼は誰かを殺すという要素があるため、苦手だという人も多いと思います。

ゲームの概要としては、お題(例:冷蔵庫)を知っているのは出題者とインサイダーと呼ばれる内通者だけ。

他の人(庶民と呼ばれます)はお題を当てるために出題者に質問をしていきます。(例:それは家にありますか?)このあたりは先ほど紹介した水平思考と似ています。
ちなみに庶民は誰がインサイダーなのかを知りません

制限時間内にお題を当てることができれば庶民の勝利です。インサイダーは庶民がお題を当てることができるように「いい感じ」で質問しなければなりません。庶民がお題を当てられないとインサイダーも敗北。

無事にお題を当てられた後、今度は庶民がインサイダーは誰なのかを特定しなければなりません。インサイダーが特定できなければインサイダーの勝利、特定できれば庶民の完全勝利です。

つまり、インサイダーは庶民がお題を当てることができるようにしつつ、とはいえ、自分がインサイダーであることがバレないようにしなければならないのです。

ちなみに、インサイダーゲームのカード版を作成されているオインクゲームズさんがリモートであそぶ「インサイダーゲーム」という記事を書かれています。

リモートであそぶ「インサイダーゲーム」

カードゲーム版はこちら。

https://amzn.to/493yc5j

みんなで協力してお題を当てるという協力ゲームの部分でチームビルディング感がありつつ、一方でインサイダーを当てるという頭を使わなければならない、面白いゲームです。

3.コミュニケーションゲーム「桃太郎村の地図」

地図 コミュニケーション ゲーム

最後は弊社製品で恐縮ですが、桃太郎村の地図というコミュニケーションゲームです。

これまで紹介した2つのゲームは1チームで実施するには良いのですが、大人数、複数チームで実施するためには出題者が複数人いる必要があるのが気になります。

そこで、桃太郎村の地図では、弊社が提供する簡単なシステムを使うことで、1人の運営者でも複数チームでの実施を簡単に行うことができます。

桃太郎村の地図は、各自に与えられた情報カードを口頭のみで伝え合い、情報を整理して、最終的には、桃太郎村の地図のうち、「村長の家」がどこにあるのかを特定し、地図を完成させる、というグループワークゲームです。(下画像は情報カードの例)

地図 ゲーム オンライン

この種のゲームはジグソーメソッド(ジグソー法)と呼ばれる手法を活用したもので、お互いの持っている異なる情報や知識を共有し、共有知によってものごとの全体像を把握したり、お互いの知識を補完できるという効果があります。

桃太郎村の地図の特徴は、桃太郎村という架空の村の地図があり、その村に存在する建物(よろずや、八百屋、神社など)が、何がどこにあるのかを特定していくというところにあります。

弊社では独自のシステムを開発し、オンラインでカード配布・閲覧・回答を入力できるようにしております。

桃太郎村の地図オンラインについてはこちらを御覧ください。

オンラインで実施可能なコミュニケーション研修ゲーム「桃太郎村の地図」

まとめ

いかがでしたでしょうか。オンラインで簡単にできるコミュニケーションゲーム3選をご紹介しました。
参考になれば幸いです。


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