シンガポールの研修事情
本日営業訪問させていただいたお客様からとても面白い話を聞きました。
それは「シンガポールの研修事情」というものです。
このご担当者様は普段はシンガポール在住ということで、シンガポールで研修を考える時と、日本で考える時のギャップについてお話を伺うことができました。
シンガポールで研修を探す時、外部委託するか、社内で内製するかという視点で一度考えるそうです。
これは、みなさんの企業でも考えている視点だと思います。
外注と、内製の研修の比率というのは各社によってかなり違うと思いますが。
講師の探し方の違い
次に、外注する場合、講師をどのように決めるか、ということになりますが、ここが私が聞いていてとても驚いた視点でした。
それは、「講師をLinkedInで探す」ということでした。
ご担当者様によると、LinkedInで講師を探すと、かなりの件数ヒットするようです。
しかし、日本で検索しても全然出てこない。
日本で講師を探そうとすると、研修会社という名のエージェントを通さないと探せないという点に日本とシンガポールのギャップを感じられていました。
日本の研修会社とは
確かに、日本の研修会社は講師のエージェント的な役割の会社も多く、直接講師にコンタクトすることがあまりないのではないでしょうか。
これによるメリット・デメリットはエージェントが最適な講師を探してくれる検索や調整コストの分だけエージェントの取り分があるので割高になる、講師がコンテンツ開発に時間を割けるなど様々あると思うのですが、ここでは、単純に海外ではそうなっていない、ということをお伝えしています。
さらに、ご担当者様からは研修の内製化を考える際に研修ツールのレンタルだけ
をやっている会社は少ない(御社はユニークだ)と言って頂けました。
確かに、研修といえば講師の派遣、または社員を集合研修に行かせるというのが一般的で、研修ツールをレンタルして、社内講師で研修を実施するという運営方法は日本でも珍しいかもしれません。
研修ツールのレンタルによる研修の実施については過去の記事をご覧ください。