今回は理念浸透研修などで使える4人のレンガ職人の話をご紹介したいと思います。

みなさんも同じような話を聞いたことがあるのではないでしょうか?ただ、それが3人のレンガ職人だったりはすると思いますが。

理念浸透研修で伝えたい4人のレンガ職人の話

それでは、早速、4人のレンガ職人の話を紹介します。

道端でレンガを積んでいる4人の職人に、
通りがかった男が「君たちは、何をしているんだい?
と尋ねた。

1人目は、「レンガを積んでいる」と答えた。

2人目は、「お金をもらうために働いている」と答えた。

3人目は、「国で一番の教会を建てている」と答えた。

4人目は、「私は国民の心のよりどころをつくっている」と答えた。

うん、やっぱり同じような話を聞いたことがある、と思った方も多いと思います。
重要なのはこれが理念浸透研修とどのように関連するのか?ということです。

ここからはサイモン・シネック氏のゴールデン・サークルを利用して説明しています。

ゴールデン・サークルは、サイモン・シネック氏が「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」という話の中で紹介しています。動画は下記を御覧ください。

動画中にもあるとおり、ゴールデン・サークルとは下図のようなもので、最も中央になぜ、それをするのか?というWHYを、その1つの外側にどうやって、それをするのか?というHOWを、そして、最も外側に何をするのか?というWHATという形になっています。

サイモン・シネック ゴールデン・サークル

これを先程の4人のレンガ職人の話に当てはめてみると、以下のようになるかと思います。

なぜ(Why)レンガを積んでいるのか?と聞かれれば、私は国民の心のよりどころをつくるためとなります。
国民の心のよりどころをつくるをどうやって(How)実現するのか?と聞かれれば、国で一番の教会を建てるとなります。
国で一番の教会を建てるために、何を(What)するのか?と聞かれれば、レンガを積むということになります。

理念浸透ができていないということは、Whyの共有ができていないということと同意かと思います。理念浸透ができていないとHowやWhatばかりに注目が集まり、意図しない結果となります。

理念浸透 レンガ職人

もし、職人たちがHowばかりに注目し、Whyを理解していない場合
※つまり、理念を理解せず仕事をしていた場合

国で一番豪華な教会が完成するかもしれないが、

それは、ただ華美なだけで国民の心のよりどころにならない可能性がある。

どうでしょうか?例えば、仮に、創薬で人々の健康を支援する、という理念を掲げている企業があって、その目標が年間売上100億円だったときに、理念を理解して仕事するのと、その実現手段の1つである年間売上100億円だけを追って仕事しているのでは、将来的にたどり着きたいゴールが変わってきてしまうのではないでしょうか?

だからこそ理念を理解、浸透させることは企業にとってとても重要なのだと思います。

まとめと関連製品

いかがでしょうか。今回は理念浸透研修で伝えたい4人のレンガ職人の話をご紹介しました。
参考になれば幸いです。

なお、弊社ではビジネスゲームを用いた理念浸透研修としてNASAゲーム、及び、部課長ゲームを利用しています。


詳しくは下記をご覧ください。

NASAゲームを用いた理念浸透研修

部課長ゲームのやり方


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