新入社員研修の目的と担当者の課題感
新入社員研修を実施する上で一度考えておきたいのが新入社員研修の目的です。
また、同時に、自分たちが新入社員、新入社員研修に関して抱いている課題感の整理も必要だと思います。
そこで今回は新入社員研修の目的と担当者の課題感というテーマで世の中の担当者の方がどのような目的で、どのような課題感を持っているのかデータで見ていこうと思います。
新入社員研修の目的は意識の切り替え?
上図を見て頂くと、「入社時導入研修の目的として重要なテーマ」として最も重要なテーマとされているのがいわゆる「社会人への意識の切り替え」と呼ばれるものです。
2位のコミュニケーションも社会人としてのコミュニケーションの取り方、3位のビジネスマナーも社会人としてあるべきマナーという意味では広義の意味で
ということになります。
担当者が抱える課題感は業務への姿勢?
参考URL:https://www.franklincovey.co.jp/training/case/report/whitepaper/333.html
上図はある会社が「新入社員における現在の課題」として156人の「人事・教育担当者」にアンケートを取ったものです。
最も課題と感じているのは「自分で考えて行動するが姿勢が足りない」2位が「メンタル面が弱い」、3位は「社会人・組織人としての意識が低い」、4位は「自立していない、主体性がない」という結果になっています。
1,3,4位をまとめると、広義の意味で
「個人が取る行動が会社に影響を与える」という意識が足りない
ということになるでしょう。
まとめ
みなさんの会社の新入社員研修の目的と、新入社員に頂いている課題感と比較していかがでしょうか。
データで見る新入社員研修の目的と課題感は以下の様に表すことができます。
新入社員への課題感は以下の2つ。
1.「仕事は与えられるものではなく、創るものだ」という認識の薄さ
2.「個人が取る行動が会社に影響を与える」という認識の薄さ
従って、実施すべき新入社員研修の内容も、それぞれの細部は意識しつつも、全体としてはこの2つを伝えられるような設計になっていることが望ましい、と言えるでしょう。
次回は新入社員研修で実際にどのような内容が実施されているのか、について書いていきたいと思います。