2026年4月18日
Excel問題集その8〜AND関数を利用する〜
日常的によく発生するExcelの実務パターンを練習するExcel問題集シリーズ。今回はNo.8、AND関数を利用する問題です。
2025年現在も、営業のヨミ表(案件確度管理表)や売上レポートの絞り込みなど、”複数条件を同時に満たす”判定は現場で頻発します。AND関数を押さえておくと、地味に効くスキルです。
過去の問題はこちら。
Excel問題集 シリーズ一覧
問題|AND関数で複数条件を判定

AND関数の使い方
AND関数は、複数の条件がすべてTRUEのときにTRUEを返す関数です。
| 書式 | 意味 |
|---|---|
| =AND(条件1, 条件2, …) | すべてTRUE→TRUE/1つでもFALSE→FALSE |
単独で使うよりも、IF関数とセットで使うのが実務では定番です。
| よくある組み合わせ | 書式例 |
|---|---|
| すべての条件がTRUEなら「A」、そうでなければ「B」 | =IF(AND(条件1, 条件2), “A”, “B”) |
| どれか1つでもTRUEならOK | =IF(OR(条件1, 条件2), “A”, “B”) |
| AND+ORの複合 | =IF(AND(条件1, OR(条件2, 条件3)), “A”, “B”) |
活用シーン|営業のヨミ表
AND関数が効く代表的なシーンが営業のヨミ表(案件の確度管理)です。
| 条件 | 判定したい状態 |
|---|---|
| 金額が100万円以上 | 大型案件 |
| 確度が80%以上 | 受注可能性が高い |
| 決裁者と接点あり | クロージング段階 |
これを全部満たすときに「A-rank」と表示したいときは、
=IF(AND(金額>=1000000, 確度>=0.8, 決裁者接点=”あり”), “A-rank”, “”)
と書けます。確度・決裁者・金額のような3軸以上の判定をExcel1本で済ませるのに有効です。
ありがちなミスと解説動画
| ミス | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| ANDとORを混同する | 日本語の”AかつB”と”AまたはB”の誤解 | 表を書き出して論理関係を確認 |
| AND内の条件に=を書き忘れる | “A=”と”A”だけの違いに気づかない | =記号を明示的に入れる |
| 空欄処理をしない | 空欄セルがTRUE扱いされる | =IF(AND(A1<>“”, B1<>“”, …)のように空欄除外 |
解説版の動画はこちらです。
まとめ
AND関数は、複数条件の全てがTRUEのときにTRUEを返すシンプルな関数です。IF・OR・NOTとの組み合わせで、条件判定ロジックをExcel一本でコンパクトに表現できます。
営業ヨミ表・在庫の警告フラグ・人事評価のランク付けなど、業務上のチェック処理の表現力を一気に上げるので、新入社員〜中堅の実務力アップに最適なお題です。
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Excelの実務スキルをさらに高めたい方におすすめです。
