日常的によく発生するExcelの実務パターンを練習するExcel問題集シリーズ。今回はNo.8、AND関数を利用する問題です。

2025年現在も、営業のヨミ表(案件確度管理表)売上レポートの絞り込みなど、”複数条件を同時に満たす”判定は現場で頻発します。AND関数を押さえておくと、地味に効くスキルです。

過去の問題はこちら。

Excel問題集 シリーズ一覧

問題|AND関数で複数条件を判定

Excel AND関数

AND関数の使い方

AND関数は、複数の条件がすべてTRUEのときにTRUEを返す関数です。

書式 意味
=AND(条件1, 条件2, …) すべてTRUE→TRUE/1つでもFALSE→FALSE

単独で使うよりも、IF関数とセットで使うのが実務では定番です。

よくある組み合わせ 書式例
すべての条件がTRUEなら「A」、そうでなければ「B」 =IF(AND(条件1, 条件2), “A”, “B”)
どれか1つでもTRUEならOK =IF(OR(条件1, 条件2), “A”, “B”)
AND+ORの複合 =IF(AND(条件1, OR(条件2, 条件3)), “A”, “B”)

活用シーン|営業のヨミ表

AND関数が効く代表的なシーンが営業のヨミ表(案件の確度管理)です。

条件 判定したい状態
金額が100万円以上 大型案件
確度が80%以上 受注可能性が高い
決裁者と接点あり クロージング段階

これを全部満たすときに「A-rank」と表示したいときは、

=IF(AND(金額>=1000000, 確度>=0.8, 決裁者接点=”あり”), “A-rank”, “”)

と書けます。確度・決裁者・金額のような3軸以上の判定をExcel1本で済ませるのに有効です。

ありがちなミスと解説動画

ミス 原因 対処
ANDとORを混同する 日本語の”AかつB”と”AまたはB”の誤解 表を書き出して論理関係を確認
AND内の条件に=を書き忘れる “A=”と”A”だけの違いに気づかない =記号を明示的に入れる
空欄処理をしない 空欄セルがTRUE扱いされる =IF(AND(A1<>“”, B1<>“”, …)のように空欄除外

解説版の動画はこちらです。

まとめ

AND関数は、複数条件の全てがTRUEのときにTRUEを返すシンプルな関数です。IF・OR・NOTとの組み合わせで、条件判定ロジックをExcel一本でコンパクトに表現できます。

営業ヨミ表・在庫の警告フラグ・人事評価のランク付けなど、業務上のチェック処理の表現力を一気に上げるので、新入社員〜中堅の実務力アップに最適なお題です。

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Excelの実務スキルをさらに高めたい方におすすめです。


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