ここ最近パーパス(Purpose)という言葉が注目を集めています。

この分野の研修、コンサルティングで有名なアイディール・リーダーズ様(弊社もパートナーとしてお世話になっています)のホームページでは以下のような図でパーパスについて説明されています。

画像引用:https://ideal-leaders.co.jp/20190116112231_3074

図の中でパーパスはWhyと記載されており、パーパスは存在意義と説明されることが多いのと一致しています。
※少し前までは存在意義はレゾンデートルと言われていたように記憶しています。

さて、そんな話題のパーパスですが、ハーバード・ビジネス・レビューに面白い論文が掲載されていたので紹介したいと思います。

それがパーパスは収益を左右するのか?というテーマの論文です。

PURPOSEパーパス
会社は何のために存在するのか あなたはなぜそこで働くのか
(DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー)
2021/10/6

https://www.diamond.co.jp/book/9784478114674.html

こちらの論文はハーバード・ビジネス・スクールセラフィム教授によるものです。

論文内でパーパスと業績について以下のように記載されています。

パーパスを掲げていること自体には財務業績との間に相関がなかったが、
パーパスがあり、かつ、マネジメントの期待や展望が明瞭・明快である組織について見ると、
財務面でも優れた実績をあげているという結果であったそうだ。

つまり、当たり前ですが、パーパスがあるだけではダメで、それを実現できる組織的な体制が必要ということですね。いくらパーパスを明文化しても組織が変わらないと意味がないということです。

まとめ

いかがでしょうか。今後、パーパスを定めた企業の業績に与える影響が徐々に見える化されてくると思いますので、セラフィム教授の研究結果が日本ではどうかが注目されます。

また、論文内ではパーパスの2つの戦略的役割など面白い内容が他にもありましたのでぜひ読んでみて下さい。


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