「砂漠からの脱出オンライン」実施の流れ

砂漠からの脱出 オンライン

今回は、チーム内での合意形成(コンセンサス)を学ぶ砂漠からの脱出オンラインの実施の流れをご紹介します。

対象人数:4〜100名以上(1チーム 4-6名推奨)
実施時間:約50分〜2時間
実施環境:Zoomなどのビデオ会議システム
特徴:
・チームでの合意形成(コンセンサス)について学ぶゲームです。
・オンラインで実施用のウェブサイトや運営用のパワーポイントスライドが用意されているので、社内講師の方でも実施できます。
講師用/参加者用のZoomマニュアルが用意されているので、オンライン研修が初めての担当者でも実施できます。

ストーリー(設定)

7月中旬のある日、午前10時ごろ、みなさんが乗った小型飛行機は、アメリカ合衆国の南西部にある砂漠の中に不時着しました。不時着した際、飛行機は大破炎上、操縦士と副操縦士は焼死しましたが、みなさんは奇跡的に大きな怪我もなく無事でした。

不時着はあまりに突然で、無線で救援を求める時間もなく、また現在位置を知らせる時間もありませんでした。
しかし、不時着する前に見た周りの景色から、みなさんは飛行プランに示されているコースから約100km離れた所にいることがわかっていました。
また、操縦士は不時着前に、最も近くの居住地は約110km南南西にあることだけをみなさんに告げていました。

この付近は全く平坦で、サボテンが生えている他は不毛の地域です。不時着直前の天気予報では、気温は約43℃になるだろうと言っています。それは、地表に近い足もとでは50℃にもなるだろうことを意味しています。

みなさんは、軽装~半袖シャツ、ズボン、靴下、スニーカーという服装で、各々、各1枚のハンカチとサングラスを持っています。
また、全員で8ドルぐらいの小銭と100ドルの紙幣、1箱のタバコとボールペンが1本あるのみです。

ただ飛行機が燃えてしまう前に、みなさんは次の12のアイテムをかろうじて取り出すことができました。

「まずは、どれが重要なアイテムなのかを見極めよう」あるメンバーが言いました。

「冷静に判断するため、まずは各自で考え、最後は全員で話しあおう。」

12アイテムの中で必要なものから重要度の高い順に1番から12番までの順位をつけなさい。(最も優先度が高いものが1となります)

それでは、実施の流れのご紹介します。
様々なウェブ会議システムで実施できますが、今回はZoomを使ったオンライン研修の流れをご紹介します。

実施の流れ 60〜120分推奨

①事前準備

講師用のオンライン研修マニュアルに従って、Zoomのインストールや、利用する機能のリハーサルを行います。運営スタッフが2名以上用意できるのであれば、司会進行役と、Zoomの操作役を分けておくと、スムーズに実施できます。

参加者にも事前にマニュアルを送り、Zoomのインストールや、マイク・スピーカーのテストをしてもらいます。

Zoomで研修の開始時間を設定(スケジューリング)し、参加者には、招待URLを送ります。
※下記のZoom利用マニュアルはお申込書受領後、、希望者にお送りさせていただきます。

Zoom研修

②オンライン研修開始前の説明(約5分)

講師は、開始時間の20分前には会議室に入室しておきましょう。
参加者全員の入室を確認したら、セキュリティのため会議室をロックします。
ゲームの説明に入る前に、参加者に対して以下の確認を行います。

・講師の声が聞こえてるか
・タイムラインの説明
・質問の方法(チャットを使うのか、手を挙げる機能を使うのか)
・トラブル時の対応方法(Zoomが落ちた時の連絡方法等)
・参加者の名前の表記の統一(ひらがなorカタカナで統一)

③ルール説明(約10分)

砂漠からの脱出のルールについて説明します。
画面共有の機能を使って、パワーポイントスライドを表示して説明します。

④個人ワーク(約10分)

各参加者に、砂漠からの脱出オンライン用のページにアクセスしてもらいます。
チーム内で話し合う前に、個人で各アイテムに優先順位をつけます。

まずは、自分の判断基準で、アイテムに優先順位をつけていきます。
オンライン上でアイテムカードをドラッグ&ドロップすることで順位を入れ替えることができます。

⑤グループワーク(20-30分実施)

ここからが本番です。チーム内で話し合い、チームとしての回答を決めます

講師は、ブレイクアウトルーム(小部屋)の機能を使って、チーム分けをします。
Zoomの機能を使って自動で割り振る事もできますし、事前にチーム分けが決まっている場合は、手動で参加者を各ルームに割り振ります。

アイテムが12個もあるので、チーム内でも必ず意見が分かれます。
例えばこんな会話が生まれます。

株式会社HEART QUAKE

参加者A

ピストルは危ないから12番でいいよね?

このように具体的なアイテムの優先順位について話す人もいれば、こんな人も居ます。

お客様

参加者B

ピストルのメリットも考えようよ。ていうか、食べ物とか、移動系とか、そういうもっと大きいカテゴリーから考えるのはどお?

さらにこんな人もいます。

お客様

参加者C

そもそも、助けを待つのか、自分たちで目的地に向かうのかから考えない?

株式会社HEART QUAKE

参加者D

てか、全員で生き残るの?誰か1人でも生き残ればいいのかな?そうなるとピストルは・・・

チームでの話し合いの際にそれぞれの異なる意見をどのように集約していくかという合意形成が求められるゲームです。
制限時間内に、チームとして一つの回答を導き出してもらいます。

⑥答え合わせ(約10分)

チームでの回答ができたら、答え合わせです。
砂漠からの脱出には、専門家による模範解答が存在します。

チームで決めた正解と、公式解答の優先順位の差を算出します。

​例えば、
自分たちで優先順位7番をつけたアイテムが、公式解答で10番だった場合、差は3
自分たちで優先順位7番をつけたアイテムが、公式解答で4番だった場合も、同様に差は3となります。

砂漠からの脱出オンラインでは、個人の得点・チームの得点はシステムで自動計算されます。

最も得点が小さい(公式回答との差が少ない)チーム・個人が優勝です。

⑦振り返り(約15-30分)

ゲームが終了したら、振り返りシートを利用して、個人・チームで振り返りを行います。
振り返りを行わず、ゲームを行って、楽しかったね、だけでは非常にもったいないです。

このゲームの面白いところは、個人で出した答えより、チームで話し合って出した答えの方が、公式解答との差が小さいという傾向があります。
つまり、1人で考えるよりもみんなで考えたほうが多角的な視点を得ることができて、問題解決に近づく、ということが体感できます。

また、「合意形成の行い方」について、振り返りを通して学びを深めていきます。

上図のように、人と人は持っている情報の違い、情報の解釈違い、目的の違い、価値観の違いの大きく4点によって意見が異なり、だからこそ合意形成と必要になります。

この4つの要因のうち、上の2つの情報と解釈は話をする中で比較的共有されやすいのですが、下の2つの目的や価値観は他の人も自分と同じだろうというバイアス(思い込み)が働き、共有されづらい傾向があります。

砂漠からの脱出で言えば、自分たちが居住地に向かうのか?それとも留まって救助を待つのか?というチームとしての目的が共有できていないと、各アイテムの優先順位は大きく異なってしまいます。

人との意見の違いが発生する要因を伝え、だからこそ合意形成が難しいこと、そして重要なことを理解していただきます。

合意形成のポイント 目的の合意

このような振り返りを行うことで現実にも使える気づきを促していきます。

砂漠からの脱出オンラインの実施をご検討中の方へ
(デモ版の体験可能)

2024年2月現在、弊社での砂漠からの脱出ゲームオンラインの導入社数は約80社、受講者満足度は4.92(5点満点)となっております。

弊社では講師派遣以外の選択肢として、ゲームシステムの貸し出しによる社内講師型での実施が可能です。

実施要項はこちらを御覧ください。

対象人数:4〜100名以上(1チーム 4-6名推奨)
実施時間:約50分〜2時間
(説明10分、個人ワーク10-15分、グループワーク15-30分、得点の算出・振り返り15-30分)
実施環境:Zoomなどのビデオ会議システム
金額:5万円〜(社内講師での実施、20名までの場合)
提供方法:
ファシリテーターあり(弊社講師が実施)
ファシリテーターなし(システム利用のみ。社内講師が実施)

製品の概要についてはこちらを御覧ください。

詳細な資料や、デモ(体験版)の確認をご希望の方はまずは下記より資料請求をお願いします。

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※研修の目的、ゴール、実施背景など箇条書きで構いませんのでご記入下さい。

その他、実施時期や受講人数など(300文字以内)


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