メンタルヘルス研修で使えるグループワーク・ゲーム3選|セルフケアからラインケアまで

本記事では、セルフケア・ラインケアに対応するゲーム型研修「ストマネ」「ウツ会議」「攻略!きみのストレスを発見せよ!」の3つをご紹介します。
これらはストレスマネジメント、メンタル不調者対応、セルフケアを学べ、参加人数3〜100名、所要時間1〜4時間で実施可能です。
目次
1. メンタルヘルス研修にグループワーク形式が効果的な4つの理由
2. セルフケアとラインケアの違い
3. メンタルヘルス研修で使えるグループワーク・ゲーム3選
4. ストレスマネジメントゲーム「ストマネ」
5. メンタル不調者サポートゲーム「ウツ会議」
6. セルフケア向けゲーム「攻略!きみのストレスを発見せよ!」
7. 目的別の選び方ガイド
8. よくある質問(FAQ)
9. まとめ
企業の人事担当者様から「座学のメンタルヘルス研修では社員の行動が変わらない」というお悩みをよくいただきます。
実際、厚生労働省の調査でも仕事や職業生活で強い不安やストレスを感じている労働者の割合は約8割にのぼるとされており、メンタルヘルス対策の重要性は年々高まっています。
そこで注目されているのがグループワーク形式のメンタルヘルス研修です。
本記事では、弊社が提供するゲーム型のグループワーク研修3つを、目的・対象者・所要時間まで比較しながらご紹介します。
メンタルヘルス研修にグループワーク形式が効果的な4つの理由
なぜ座学ではなくグループワーク形式が効果的なのでしょうか。弊社が約60社に導入した経験から、大きく4つの理由があると考えています。
1. 座学研修への「飽き」を解消できる
毎年同じようなスライドを使った研修では、受講者の集中力が続きません。ゲーム形式にすることで受講者が主体的に参加し、研修への満足度が大きく向上します。
2. テーマが重いからこそ、形式のハードルを下げられる
「メンタルヘルス」「うつ病」といったテーマは重く、受講者が身構えてしまいがちです。ゲームという形式にすることで心理的なハードルが下がり、率直な意見交換が生まれやすくなります。
3. 疑似体験を通じて「自分事」にできる
講義で「ラインケアが大切です」と聞くだけでは行動は変わりません。ゲームの中で実際にストレス管理の判断を迫られる体験をすることで、現場での行動変容につながります。
4. コミュニケーションの機会になる
グループワークでは自然とチームメンバーとの対話が生まれます。「あの人はこういう時にストレスを感じるんだ」という相互理解が、日常の職場でのラインケアにもつながります。
セルフケアとラインケアの違い
メンタルヘルス研修のゲームを選ぶ前に、「セルフケア」と「ラインケア」の違いを押さえておきましょう。
| セルフケア | ラインケア | |
|---|---|---|
| 対象 | 自分自身 | 部下・同僚 |
| 内容 | 自分のストレスに気づき、対処する | 周囲の変化に気づき、声かけ・サポートする |
| 主な対象者 | 全社員(特に新入社員・若手) | 管理職・リーダー層 |
厚生労働省が定める「4つのケア」(セルフケア・ラインケア・事業場内産業保健スタッフによるケア・事業場外資源によるケア)のうち、企業研修で特に重要なのがこの2つです。
本記事で紹介する3つのゲームは、それぞれセルフケア・ラインケア・メンタル不調者対応と異なる目的に対応しています。
メンタルヘルス研修で使えるグループワーク・ゲーム3選
まずは3つのゲームの比較表をご覧ください。
| ゲーム名 | ストマネ | ウツ会議 | 攻略!きみのストレスを発見せよ! |
|---|---|---|---|
| 学べるテーマ | ストレスマネジメント(予防) | メンタル不調者対応(対処) | セルフケア |
| ケアの種類 | セルフケア+ラインケア | ラインケア | セルフケア |
| 所要時間 | 2〜4時間 | 2〜4時間 | 1〜2時間 |
| 参加人数 | 4〜100名 | 4〜40名 | 3〜100名 |
| 提供形式 | 講師派遣 or レンタル | 講師派遣のみ | キット販売 |
| おすすめ対象 | 管理職・全社員 | 管理職 | 新入社員・全社員 |
1. ストレスマネジメントゲーム「ストマネ」

ストマネはストレスマネジメントの予防的アプローチを疑似体験できるグループワーク型メンタルヘルス研修です。
2026年3月現在、導入社数は約60社、受講者満足度は4.92(5点満点)となっております。
ゲームの流れ
1. チームで協力して「プロジェクト」を完了することが目的です。
2. プロジェクトを進めるには「仕事」をする必要がありますが、仕事をすると「ストレス」が増加します。
3. ストレスが一定以上になると「休職」となり、2ターンお休みになります。(ゲームは全6ターン)
4. 「休暇」を取ると自分のストレスを下げられます(=セルフケア)
5. 「支援」を行うと他の人のストレスを下げられます(=ラインケア)
6. ただし「休暇」や「支援」を選ぶとプロジェクトは進みません。
このゲームにはプロジェクト進捗とストレス管理のジレンマが設定されており、まさに現実の職場で起こるトレードオフを体験することができます。
また、実はストレスゲージの数値(=ストレス耐性)は人によって異なる設定になっています。これにより「自分は大丈夫でも、他の人はそうではないかもしれない」という気づきが得られます。
導入事例
【導入事例】コジマ労働組合様で「ストマネ」を実施いただきました

最新の満足度はこちらからご覧いただけます。
提供方法
弊社では講師派遣はもちろん、ゲームキット、投影用の資料(pptx)、社内講師用の動画マニュアルをレンタルという形式でもご提供しております。

提供するパワーポイントには講師向けのトークスクリプトや解説が含まれています。

詳細は下記を御覧ください。
タイムラインを含めたゲームの具体的な説明についてはこちらをご覧ください。
「ストマネ」実施の流れ
2. メンタル不調者サポートゲーム「ウツ会議」
ウツ会議はメンタル不調者へのサポート方法を疑似体験できるカードゲーム型研修です。
ストマネが「不調者を出さないための予防」を学ぶのに対し、ウツ会議は「不調者が出た時の対処」を学ぶゲームです。
ゲームの流れ
1. メンタル不調者の「寛解」(回復)がゲームの目的です。
2. 26種類のうつ病の症状カードで積み上げられた「ストレスタワー」を取り除いていきます。
3. タワーが崩壊するとゲームオーバー(=休職を表現)です。
4. プレイヤーにはそれぞれ役割(「上司」「人事」「カウンセラー」「医者」など)があり、対処できるカードが役割ごとに異なります。
このゲームで学べること
・うつ病の26種類の症状に関する知識
・メンタル不調者の早期発見の重要性
・自分の役割でできること・できないことの理解
・一人で抱え込まず専門家に協力を仰ぐ姿勢の醸成
特に「自分の役割だけでは対処できないカードがある」という設計が重要で、「抱え込まずに専門家につなぐ」というラインケアの本質を体感できます。
概要はこちらをご覧ください。
メンタルヘルス研修 ウツ会議
スライド形式での説明資料はこちらをご覧ください。
提供方法
ウツ会議は講師派遣のみでのご提供となります。役割演技を伴う繊細なテーマのため、専門講師による進行を必須としています。
3. セルフケア向けゲーム「攻略!きみのストレスを発見せよ!」

上の2つがラインケア(管理職向け)中心だったのに対し、こちらはセルフケア(自分自身のストレス管理)を学ぶゲームです。
臨床心理士の伊藤絵美先生監修のカードゲームで、所要時間が1〜2時間と短いため、研修の一部に組み込みやすいのが特徴です。
こちらのゲームはアマゾンから購入することが可能です。
ゲームの流れ
1. ストレッサーカード(ストレスの原因となるカード)2枚をオープンにします。
2. 親プレイヤーが「ぜったいイヤ!」か「まだマシ」を選択します。
3. 他のプレイヤーが親の選択を予想して当てます。
4. 正解するとポイント獲得です。

このゲームで学べること
・自分のストレス要因の再確認(意外と自覚していないストレスに気づける)
・職場メンバーのストレス要因の理解(「あの人はこういうことがストレスなんだ」という発見)
提供について
弊社では、出版元の合同出版様と連携し、社会人向けストレッサーカード50枚を追加したものを販売しております。
また、社内講師で実施するためのパワーポイントスライドや、講師向けの動画マニュアルを付属して提供しております。


金額は1キットあたり15,000円(税別)です。カードキット(社会人向けストレッサーカード50枚含む)、運営用パワーポイントスライド、講師向けの動画マニュアルが含まれております。
スライド形式での説明資料はこちらをご覧ください。
概要はこちらもご覧ください。
五月病対策のためのゲームを使ったセルフケア研修
目的別の選び方ガイド
「どのゲームを選べばいいかわからない」という方のために、研修の目的別におすすめのゲームを整理しました。
| こんな目的なら | おすすめゲーム |
|---|---|
| 管理職にラインケアの重要性を体感させたい | ストマネ |
| メンタル不調者が出た時の対応を学ばせたい | ウツ会議 |
| 新入社員にセルフケアの意識を持たせたい | 攻略!きみのストレスを発見せよ! |
| 半日(2〜4時間)でしっかり研修を行いたい | ストマネ または ウツ会議 |
| 1〜2時間の短時間で実施したい | 攻略!きみのストレスを発見せよ! |
| 講師派遣ではなく自社講師で実施したい | ストマネ(レンタル対応) |
| 予防と対処の両方を1日で学ばせたい | ストマネ + ウツ会議の組み合わせ |
2つのゲームを組み合わせて1日研修として実施するケースも増えています。午前にストマネ(予防)、午後にウツ会議(対処)という構成が人気です。
よくある質問(FAQ)
Q. 費用はどのくらいですか?
A. 詳細な金額はゲームの種類や参加人数によって異なりますので、お気軽にお問い合わせください。
Q. 何人くらいの規模で実施できますか?また、所要時間はどのくらいですか?
A. 4名〜40名まで対応可能です。所要時間はゲームによって異なりますが、2〜4時間程度です。説明や振り返りを含めると、ゲーム1種類あたり1.5〜2時間を見込んでください。
Q. オンラインでも実施できますか?
A. 本記事で紹介しているゲームは対面での実施を前提としています。オンライン対応のゲームについてはお問い合わせください。
Q. 社内のスタッフだけで実施できますか?
A. はい。キットレンタルには運営用スライド(パワーポイント)や動画マニュアルが付属しているため、社内の講師・ファシリテーターだけで実施可能です。
Q. レンタルの期間や返却方法を教えてください。
A. 実施日の2週間前にキットをお届けし、実施後3営業日以内にご返却いただきます。届いたキットを実施後にそのまま返送いただくだけで完了です。
まとめ
メンタルヘルス研修にグループワーク・ゲーム形式を取り入れることで、座学では得られない疑似体験を通じた学びが可能になります。
本記事で紹介した3つのゲームの特徴をまとめると以下のとおりです。
・ストマネ:ストレスマネジメントの予防を学ぶ。セルフケア+ラインケア対応。レンタルも可能
・ウツ会議:メンタル不調者への対処を学ぶ。管理職のラインケア研修に最適。講師派遣のみ
・攻略!きみのストレスを発見せよ!:セルフケアを学ぶ。1〜2時間の短時間で実施可能
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