グループワーク形式で学べるメンタルヘルス研修3選
平成27年12月1日にストレスチェック制度が義務化されてからおよそ3年が経過しました。
色々なお話を伺っていると、当初はストレスチェックをやるでけで精一杯だった企業様も、3年経つと、その結果を受けてどうしようか?というフェーズに移行しているように思います。
中でも声を多くいただくのがグループワーク形式のメンタルヘルス研修です。なぜグループワーク形式なのか?というところですが、以下のような背景があると感じています。
・テーマが重い分、形式はハードルを下げた形にしたい
・他の人とコミュニケーションをとってほしい
・疑似体験できる内容にしたい(自分事に感じてほしい)
そこで今回は他社のコンテンツも含めて、グループワーク形式で学べるメンタルヘルス研修をご紹介できればと思います。
グループワーク形式で学べるメンタルヘルス研修3選
それでは早速3つのメンタルヘルス研修を紹介していきます。
1.ストレスマネジメントゲーム「ストマネ」
ストマネはストレスマネジメントを疑似体験できるグループワーク型メンタルヘルス研修です。
ゲームの概要は下記のとおりです。
2.プロジェクトを進めるためには「仕事」をしなければならない
3.「仕事」を行うと「ストレス」が増加する
※上画像のストレスゲージが貯まります。
4.「ストレス」が一定以上になると「休職」となり、2ターンお休みです。
※ゲームは全6ターン。
※実はストレスゲージの数値は人によって異なるが、明らかにされていない。
5.「仕事」をせずに、「休暇」を取ると自分のストレスを下げることができます。
※セルフケアを表しています
6.「仕事」をせずに、「支援」を行うと、
他の人のストレスを下げることができます。
※ラインケアを表しています
7.ただし、「休暇」や「支援」を行うと「プロジェクト」が進みません
このゲームにはプロジェクトとストレスの間にジレンマ(プロジェクトを進めるとストレスが掛かり、ストレスを気にしすぎるとプロジェクトが終わらない)があり、現実に近い形になっています。
また、休暇と支援という行動がセルフケア・ラインケアを表しており、メンタルヘルス不調者発生の予防に役立つコンテンツとなっています。
導入事例がこちらからご覧いただけます。
【導入事例】コジマ労働組合様で「ストマネ」を実施いただきました
2024年2月現在、ストマネの導入社数は約40社、受講者満足度は導入社数が少ない影響もあるかと思いますが、5.0(5点満点)となっております。
最新の満足度はこちらからご覧いただけます。
詳細は下記を御覧ください。
タイムラインを含めたゲームの具体的な説明についてはこちらをご覧ください。
「ストマネ」実施の流れ
2.メンタル不調者サポートゲーム「ウツ会議」
2つめのグループワークはウツ会議です。
ウツ会議は、メンタル不調者へのサポート法(接し方)を疑似体験できるグループワークです。
1つ目のストマネが予防的な観点であるのに対して、ウツ会議は対処的な観点であるのが大きな違いです。
ゲームの概要は下記のとおりです。
2.寛解させるためには「ストレスタワー」を取り除かなければならない
※ストレスタワーとは上画像のカードで作られたタワーを表します。
※カードにはうつ病として考えられる26種類の症状が記載されています。
3.カードを取り除くときにタワーが崩れてしまったらゲームオーバー。
※メンタル不調者が休職になってしまうことを表しています。
4.ただし、「自分の役割」によって取り除けるカードが限定されている
※役割には下記が用意されています。
「メンタル不調者当人」、「上司」、「人事」、「カウンセラー」、
「医者」、「バーのマスター」
5.従って、自分の役割で対処できるカードを取り除く必要があります。
このゲームではカードに記載されたうつ病として考えられる26種類の症状を知ることでメンタル不調者の早期発見、また、自分の役割でできるメンタル不調者への接し方を学ぶことができます。
自分の役割でできるメンタル不調者への接し方を知ることで、なんでも自分で抱え込まず、自分の範囲外の対処法については専門家に協力を仰ぐことを促しています。
詳細は下記を御覧ください。
ここまでの2つのビジネスゲームの違い
改めて2つのゲームの違いを明確にしておきたいと思います。
それは、1つ目のストマネが予防的な観点であるのに対して、ウツ会議は対処的な観点であるのが大きな違いです。
具体的にはストマネがメンタル不調者を出さないようにするためのラインケアについてのゲームであるのに対して、ウツ会議はすでにメンタル不調を訴えているメンバーへのサポート方法を学ぶゲームとなっています。
自社の状況に応じて実施するゲームを選んでいただければと思います。
3.セルフケア向けゲーム「攻略!きみのストレスを発見せよ!」
3つめはこれまでの2つのゲームがいわゆる「ラインケア」を対象にしているのに対して、「セルフケア」を対象としたゲームです。
それが、伊藤絵美先生監修の「攻略!きみのストレスを発見せよ!」です。
こちらのゲームはアマゾンから購入することが可能です。
詳しくは下の記事をご覧いただければと思いますが、ルールの1つは上画像のようにストレッサーカードと言われるストレスの原因となるカードを2枚オープンし、親が、それぞれのカードについて「ぜったいイヤ!」か、「まだマシ」カードのどちらを置きます。
親以外のプレイヤーは親がどちらのストレッサーカードに「ぜったいイヤ!」カードを置いたのか当てることになります。見事、当てることができればポイント獲得です。
ゲームによって自分が何にストレスを感じるのかを再確認できますし、職場のメンバーがどんなことをストレスを感じるのかを理解することができます。
弊社では、出版元の合同出版様と連携し、社会人向けストレッサーカード50枚を追加したものを販売しております。
また、社内講師で実施するためのパワーポイントスライドや、講師向けの動画マニュアルを付属して提供しております。
概要はこちらをご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。予防と対処、ラインケアとセルフケアという目的の異なるグループワーク形式のメンタルヘルス研修をご紹介しました。
上記研修へのお問い合わせ、無料PDF資料のご希望は下記よりお願いします。
※同業他社様からのお問い合わせはご遠慮ください。