相互理解を促すためのワークショップ向けツール「ワークスタイルトランプ」
今回は職場の社員間や内定者同士などの相互理解を促すためのワークショップで使えるカードゲーム型のツールをご紹介したいと思います。
相互理解を促すためにはワークショップの設計に工夫が必要です。当然ながら、単なる自己紹介だけでは難しいことは想像に難くないと思います。
自己紹介だけでは相互理解が難しい理由
自己紹介では相互理解が難しい、たしかにそんな気がするけど、それってなんでなんだろう?と深堀りすると、以下の図で表現できると思っています。
相互理解を深るためにはお互いの目的(ビジョン)や価値観(ミッション/バリュー)を知り、可能であれば共感できる、ことが重要だと思います。
しかしながら、人が持つ情報やその解釈は話に出てきやすいが、その人の目的や価値観は話にでてきずらいからではないか、と考えています。
具体的に言えば、趣味や出身地といった情報や、それに対する解釈(ちょっとマニアックな趣味で・・・・、田舎からでてきたので・・・)は自己紹介でも語られると思いますが、働く上で何が大事で、それはどういう経験に基づいているのかという目的や価値観の話は自己紹介ではなかなか出てきません。
そこでワークショップの運営者には目的や価値観を発言させる工夫が求められます。
今回はそんな相互理解を促すためのワークショップで使えるカードゲーム型のツールをご紹介したいと思います。
上図のカードツールの名前はワークスタイルトランプと呼びます。
トランプなので52枚(4つのマークと13個の数字)のカードが存在し、それぞれには別々の働き方・職場環境についてのキーワードが記載されています。
2〜3人1チームになり、まずは1人目が52枚のトランプの中から自分が働く上で大事なカードを10枚選んでもらいます。
まずは運営側から選ばれたカードについての解説を行います。
具体的にはワークスタイルトランプでは、カードのマークに意味が付けられています。
例えば、上画像の10枚のカードを見ると、♤や♧といった黒のカードが7枚あるので、この方はワークライフバランスでいうところのワーク寄りの価値観を持っていることがわかります。
さらに、◇や♤といったマークの先端が尖ったカードが7枚ということで、この方はベンチャー企業的、言い方を変えると大手だとしても挑戦型企業の価値観を持っていることがわかります。
このように選んだカードのマークによる分類を運営から説明して、まずは自己理解を行います。
相互インタビュー
解説が終わったら、今度はグループワークに入ります。選んだ方に簡単に解説をしてもらい、その後、残りのメンバーが気になったカードについて質問(インタビュー)をしていきます。
ここが重要なところで、質問への回答の中にその人の過去の経験(家庭環境のこと、前の職場のこと)や価値観が現れるのです。
どのカードを選んだのか、という表面上の情報ではなく、それをなぜ選んだのかという価値観にふれることでその人をより深く理解できるようになると思います。
制限時間が来たら役割を交代してカード選び⇒解説⇒質問を行います。
時間に余裕があれば、最後にお互いのメンバーを全体に紹介する他己紹介を行うことで自分で行う自己紹介よりもより深い内容の自己紹介ができると思います。
オンライン版での実施となりますが、リーダーシップ研修での導入事例はこちらからご覧いただけます。
【導入事例】株式会社エーピーコミュニケーションズ様のオンラインリーダーシップ研修にてワークスタイルトランプクラウドをご利用いただきました
導入社数と受講者満足度
2024年12月時点でワークスタイルトランプ(カード版)の導入社数は約170社、受講者満足度は4.5(5点満点)となっています。
最新の満足度についてはこちらからご覧いただけます。
資料請求と無料サンプル希望
いかがでしょうか。カードというツールを使う(強制的に選ばないといけない)ことで情報ではなく価値観を短い時間で引き出すことができます。
ワークスタイルトランプの実施要項は下記のとおりです。
【実施時間】30-60分
【費用】
レンタル:3万円〜(5セットの場合 1セット2、3名推奨)
販売:3セット10万円(1セット4万円)
概要資料はこちらを御覧ください。
ワークスタイルトランプのご紹介PDF(無料)や実際のカードを見てみたいという方は下記から資料請求をお願い致します。
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