2020年7月7日
ストレスマネジメント研修で使える37個の問題
今回はストレスマネジメント研修で使える37個の問題をご紹介したいと思います。
使い方としては、この問題を研修の「前後」で実施し、ストレスマネジメントの知識が身についたか?をチェックするために使う、または研修前の確認テストとして利用して興味付けを行い、設問と回答について研修内で紹介していくという形になるかと思います。
これによって研修効果の測定法として知られているカークパトリックの4段階評価のレベル2の「学習(Learning)」とされる、筆記試験(確認テスト)での受講者の学習到達度を測ることができます。
カークパトリックの4段階評価についてはこちら。
カークパトリックによる研修効果の測定(4段階評価)
ストレスマネジメント研修で使える37個の問題
それでは実際に37個の問題を見てみましょう。下画像を御覧ください。
この37個の問題に正解できたらストレスマネジメントの基礎について理解できていると言えると思います。
なお、この画像は下記の論文を参考しています。
職場のメンタルヘルスに関する最近の動向とストレス対処に注目した職場ストレス対策の実際
大塚 泰正 鈴木 綾子 高田 未里
日本労働研究雑誌 49(1), 41-53, 2007-01
大塚 泰正 鈴木 綾子 高田 未里
日本労働研究雑誌 49(1), 41-53, 2007-01
https://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2007/01/pdf/041-053.pdf
上画像では右側の回答の列にすでに答えが表示されていますが、実際には受講者に○or✕を選択してもらいます。
ちなみに、37個の問題は下表のような10個の領域(カテゴリー)に分類されています。
1.ストレス対処の対象とするストレッサーを明確にする
2.ストレッサーに対する有害性の評価 (一次的評価) が適切かを見直す
3.ストレス対処の選択方法 (二次的評価) を理解する
4.実行しているストレス対処を再検討する (再評価)
5.自分が持つストレス対処の資源を開発する
6.ストレス対処の種類を知る
7.モデリングの方法を理解する
8.認知の歪みの特徴を知る
9.日常的にストレスや健康を管理する
10.一般的に望ましいストレス対処の方法を知る
2.ストレッサーに対する有害性の評価 (一次的評価) が適切かを見直す
3.ストレス対処の選択方法 (二次的評価) を理解する
4.実行しているストレス対処を再検討する (再評価)
5.自分が持つストレス対処の資源を開発する
6.ストレス対処の種類を知る
7.モデリングの方法を理解する
8.認知の歪みの特徴を知る
9.日常的にストレスや健康を管理する
10.一般的に望ましいストレス対処の方法を知る
37個の問題は使わない場合でも、ストレスマネジメント研修で伝える内容として上記の10個の領域を含めた研修設計を行うというのも有効かと思います。
まとめ
いかがでしょうか。自社のストレスマネジメント研修を設計する際の参考になれば幸いです。
また、詳しくは下記を御覧ください。
職場のメンタルヘルスに関する最近の動向とストレス対処に注目した職場ストレス対策の実際
大塚 泰正 鈴木 綾子 高田 未里
日本労働研究雑誌 49(1), 41-53, 2007-01
大塚 泰正 鈴木 綾子 高田 未里
日本労働研究雑誌 49(1), 41-53, 2007-01
https://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2007/01/pdf/041-053.pdf