リーダーシップ関連の書籍を読んでいると必ずでてくる3つの理論のがPM理論SL理論マネジメントグリッドです。今回はPM理論について書いてみたいと思います。

リーダーシップの理論として有名な3理論

PM理論とは

PM理論は1966年に三隅二不二(みすみ じゅうじ)らのリーダー行動に関する研究によって生まれました。

PM理論
参考:https://service.visasq.com/blog/10

三隅らはリーダーの行動にP機能(Performance function:目標達成機能)と、M機能(Maintenance function:集団維持機能)」の2つの因子を見出しました。P機能(以降はP行動と呼ぶ)は、集団の目標達成や課題解決に関する行動とされ、M機能(以降、M行動)は集団の維持を目的とする行動とされています。

PM理論 マトリクス
参考:http://www.anshin-zaidan.or.jp/life/column-2013/201402

P行動とM行動のマトリクスを作ると上図のような4象限で表現できます。(大文字・小文字は区別されます)

PM型:目標を達成する力があると同時に、集団を維持する力もある

Pm型:目標を達成する力はあるが、集団を維持する力が弱い

pM型:集団を維持する力はあるが、目標を達成する力が弱い

pm型:目標を達成する力も、集団を維持する力も弱い

当然、最も良いのはPM型のリーダーで、次に良いとされているのはpM型リーダーのようです。(実証研究済み)

P行動、M行動の具体例

それでは、P行動や、M行動が具体的にどのようなものなのか見てみましょう。

P行動
・指示命令を与える
・目標達成への綿密な計画を立てている
・進捗の報告を求める
・知識やスキルを教える
・問題の新しい解決策を示す など

M行動
・気軽に話せる
・部下を信頼している
・部下が困っている場合援助する
・部下の意見を求める
・良い仕事をした時に褒める など

こちらを見て頂ければP行動が目標達成への行動、M行動が集団維持のための行動ということが理解頂けるかと思います。

PM理論の診断テスト

最後に、PM理論に基づいた診断テストについて書いておきたいと思います。なお、診断テストの内容についてはこちらの論文を参考にして記述しております。

リーダーシップPM理論に基づくトレーニングの開発 ー吉田 道雄 他

論文によればP行動、M行動それぞれに10項目に5段階で回答し、それぞれの項目の点数を合計することで自分自身や、自分の上司がどのようなタイプなのかを分析することができるようです。

実際に論文を元にした診断ツールを作ってみました(デザインなどは後回しですが)

PM理論 診断テスト

PM理論 診断

各項目について5段階で自己採点、さらに、部下からの上司評価を実施します。(5段階については論文中では詳細な説明がありませんが、リッカート尺度であれば、5:非常に該当する、4:やや該当する、3:どちらとも言えない、2:あまり該当しない、1:全く該当しない となるかと思います)

面白いのは自己採点と部下による採点があることかと思います。自分ではできている、やっていないと思っていても、部下から見たらやっている、やってないと評価されることがあります。他の論文では、部下からの評価のほうが妥当性が高いことが確かめられているそうです。
参考:アパレル店舗における店長のリーダーシップ行動測定尺度の作成とその効果性

論文中の図によれば、P行動、M行動ともにそれぞれの項目の合計点が30点が基準となるようです。

PM理論 診断テスト
参考:リーダーシップPM理論に基づくトレーニングの開発 P.12より

まとめ

いかがでしたでしょうか。リーダーシップ理論の中で有名なPM理論の診断テストについてご紹介しました。リーダーシップ研修などでの参考になれば幸いです。

なお、弊社ではビジネスゲームを用いた体験型のリーダーシップ研修を実施しておりますが、ご希望であれば研修内でPM理論の診断を行うことも可能です。詳細についてはお問い合せ下さい。

リーダーシップを育成するビジネスゲーム型研修


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