今回は、「部課長ゲーム」の実施の流れをご紹介します。

部課長ゲームは、ゲームを通して目的共有の重要性や報連相を学ぶ事ができるチームビルディングゲームです。

部課長ゲーム 実施要項

【対象人数】5〜100名以上(1チーム 原則5名
【実施時間】1時間〜1時間半
【予算】
・講師派遣:15万円(30名まで1時間半の場合) 〜
・キットレンタル(社内講師型):5万円(25名までの場合) 〜
※web会議ツール(zoomやteams)を使ったオンライン版の提供もあります。

部課長ゲーム概要

部課長ゲームは、1チーム5名で行います。
5名にはそれぞれ、部長1名・課長2名・社員2名という役割と、それぞれの役割で何をすべきかが書かれた指示書、そして4枚のカード(下に画像を掲載)が与えられます。

各参加者は、カードを交換することで目的の達成を目指すのですが、実際にチームの達成すべき目的が書かれているのは、部長の指示書のみとなります。
ゲーム中は口頭でのコミュニケーションは禁止となり、メモのやりとりだけで、チームで協力して制限時間内に目的の達成を目指します。

「部課長ゲーム」実施の流れ

①ゲームの準備(開始前)

運営者は、島型のテーブルに裏返しにした「役割カード」「指示書」そしてランダムに1人4枚ずつのカードを配置します。
部課長ゲーム 指示書

着席した席が、その人の役割になります。
ランダムに座ってもらってもいいですし、あえて普段とは違う役職になるように座ってもらうこともできます。

②ルール説明(10-15分)

参加者が着席したら、スライドを使ってルール説明を行います。
ルール説明開始時から、チーム内での会話は禁止となります。

主なルールは下記となります。

・ゲーム中は会話禁止で、メモのやりとりだけでコミュニケーションが取れる事
・コミュニケーション(メモのやりとり、カードの交換)できる
相手が限定されている事
・指示書に従って、チームで協力してゴールを目指す

カードやメモのやり取りをする相手が限定されているのがポイントです。

③ゲーム実施(25分)

ゲームの制限時間は25分です。
参加者はメモのやり取りをしながら、カード交換を行っていきます。
部課長ゲーム

ただし、部長の指示書には、何がゴール(目的)かが書かれていますが、部下(課長や社員)の指示書には、チームの一員として成果を出せるようにといった、曖昧な事しか書かれていません。

ここで起こるミスマッチが、
部長は「チームの目的は明らかだし、当然部下もそれを理解していると思っている。」
部下は「部長がカード交換の指示を出してくるのでそれに従うけれど、チームとして何をすべきか(目的)を理解できていない。」

という状況です。

部長、部下の頭の中はこのようになっています。

株式会社HEART QUAKE

部長

やるべきことは明らかなのに、なんでメンバーはもっと積極的に情報共有したり、カード交換を依頼してこないんだろう?

お客様

部下

部長や課長はカード交換の指示を出してくるけど、一体何をやっているんだろう?

この状態の部下は下画像のロバート・ケリーによるフォロワーシップ理論消極的フォロワーといえます。
フォロワーシップ-ロバート・ケリー
画像参照:https://onoff.ishin159.info/archives/7865
(現在はページが削除されているようです)

上司である部長は、チームの目的をメンバーに共有することが重要となります。
現実世界で、会社や部門のゴール・目的・ビジョンをメンバーに共有することと同様です。逆にメンバーは手段にとらわれず、その仕事をする目的を理解することが重要となります。

例えば、上画像右上の模範型フォロワーならば、このようにコミュニケーションを取るでしょう。

お客様

部下

部長、私はXXというカードを持っています。
色々と指示を頂いていますが、これはどうなれば良いのか目的を教えてもらえますか?

課長役、社員役がゲームの目的を聞くことで、部長役は初めてゲームの目的が自分だけにしか知らされていないことに気づきます。

株式会社HEART QUAKE

部長

そうか、もしかしたら部下はゲームのクリア条件を知らないのかもしれない。
ごめん、このゲームはXXという目的を達成するためのゲームなんだ。

目的を達成できたチームは、部長が手をあげてファシリテーターに目的達成を伝えます。
ファシリテーターは、クリア時間を記録します。

④結果発表(5分)

25分の制限時間が過ぎたらゲーム終了です。
制限時間内にクリアできているチームが目的達成となります。

ファシリテーターより、上位チーム(または優勝チーム)の発表をします。
社内イベントで実施する場合は、上位チームに景品を用意して表彰する事もあります。

⑤振り返り+ミニ講義(15〜30分)

先程も書きましたが、上司である部長は、チームの目的をメンバーに共有することが重要となります。
現実世界では会社や部門のゴール・目的・ビジョンをメンバーに共有することと同様です。
逆にメンバーは主体的にその仕事をする目的を理解することが重要となります。

また、振り返りシートを配布し、下記のポイントについて振り返りを行います。

どうすればクリアすることができたか?(何が問題だったのか?)
目的やビジョンを共有することの重要性
 ※サイモン・シネックによるゴールデン・サークル、
 ロバート・ケリーによるフォロワーシップ理論の紹介
報連相の重要性について

個人で考えるだけでなく、チーム内でディスカッションをする事で、各自の気づきを共有します。

部課長ゲームの導入ユーザーの声

部課長ゲームをご利用頂いた企業様のご感想にはこのようなものがありました。

株式会社HEART QUAKE

弊社

受講者の反応はいかがでしたか?

お客様

ご担当者様

終わって説明を受けてから、そういうことだったのか!という驚きの反応が多かったです。

株式会社HEART QUAKE

弊社

部課長ゲームを実施してみてどのような効果があったと思われますか?

お客様

ご担当者様

報・連・相の大切さの再確認と、自分がわかっていることは相手もわかっているはずということは無いこと、上司は目的を下の人に伝えるのと同時に部下も積極的に目的を知ろうと努力することが大事なことを、参加者は学んだと思います。

株式会社HEART QUAKE

弊社

受講者の感想の中で印象的なものがあれば教えてください

お客様

ご担当者様

ゲームが終わってから驚いたという声が多かったです。普段リーダー的ポジションでは無い人が部長役をやってみて面白かったという声がありました。

導入社数と受講者満足度

2024年2月現在、弊社での部課長ゲームの導入社数は約90社、受講者満足度は5段階評価で4.75となっております。

※最新のユーザー満足度についてはこちらからご覧いただけます。

部課長ゲーム検討における注意点!

部課長ゲームはゲーム中、無言での実施となりますので、いわゆるコミュニケーションの推進には向きません。ご了承ください。

部課長ゲームの実施をご検討中の方へ

弊社では、部課長ゲームの提供にあたって、講師派遣型はもちろん、ゲームキット(カード、運営スライド、講師向け動画マニュアル)の貸し出しによる社内講師での実施も可能です。

提供方法等の概要はこちらを御覧ください。

具体的な金額や申込みの流れなどは下記より資料請求(PDF)をお願いできればと思います。

※同業他社様からのお問い合わせはご遠慮ください。

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※研修の目的、ゴール、実施背景など箇条書きで構いませんのでご記入下さい。

その他、実施時期や受講人数など(300文字以内)


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