「船長の決断オンライン」実施の流れ

今回は、組織内での合意形成(コンセンサス)及び、危機管理(リスクマネジメント)を学ぶ船長の決断オンラインの実施の流れをご紹介します。

対象人数:4〜100名以上(1チーム 4-6名推奨)
実施時間:1〜2時間
実施環境:Zoomなどのビデオ会議システム
特徴:
・組織での合意形成(コンセンサス)について学ぶゲームです。
・組織での危機管理(リスクマネジメント)について学ぶゲームです。

・オンラインで実施用のウェブサイトや運営用のパワーポイントスライドが用意されているので、社内講師の方でも実施できます。
講師用/参加者用のZoomマニュアルが用意されているので、オンライン研修が初めての担当者でも実施できます。

ストーリー(設定)

あなたは旅客船「サンシャイン号」の船長です。

港を出発し、まもなく日が暮れようとしています。

ここまで穏やかに航海してきましたが、霧が濃くなり視界が悪化してきました。

レーダーに他の船の影が映り、あわてて回避しようとしましたが、時すでに遅し。
他の船と衝突してしまいました。

あなたは船長として、ただちに適切な判断を下す必要があります。

次の10個の処置のうち、重要で素早く処置すべきものから順に、1~10位までの順位をつけて下さい。

10個の処置とは下記となります。

A:音楽
⇒船内に興奮を静めるための音楽を流す

B:救命艇
⇒乗務員に救命艇を降下するように命令する

C:発電機
⇒非常用発電機が運転されているかチェックさせる

D:つり道具
⇒各救命艇につり道具を分配させる

E:医薬品
⇒船医に医薬品を持ち出させる

F:状況確認
⇒衝突箇所の現場に乗務員を配置し、事故の状況を把握確認させる

G:非常通知
⇒船内に非常事態を通知する

H:水密戸(すいみつど)
⇒船内破損区画の水密戸を閉鎖させる
※水密戸とは水の侵入を防ぐための戸

I:相手救助
⇒相手船の乗務員の救助のために救命艇を降ろさせる

J:SOS
⇒近くを航行中の船にSOSを発信、救助を求める

それでは、実施の流れのご紹介します。
様々なウェブ会議システムで実施できますが、今回はZoomを使ったオンライン研修の流れをご紹介します。

実施の流れ 60〜120分推奨

①事前準備

講師用のオンライン研修マニュアルに従って、Zoomのインストールや、利用する機能のリハーサルを行います。運営スタッフが2名以上用意できるのであれば、司会進行役と、Zoomの操作役を分けておくと、スムーズに実施できます。

参加者にも事前にマニュアルを送り、Zoomのインストールや、マイク・スピーカーのテストをしてもらいます。

Zoomで研修の開始時間を設定(スケジューリング)し、参加者には、招待URLを送ります。
※下記のZoom利用マニュアルはお申込書受領後、、希望者にお送りさせていただきます。

Zoom研修

②オンライン研修開始前の説明(約5分)

講師は、開始時間の20分前には会議室に入室しておきましょう。
参加者全員の入室を確認したら、セキュリティのため会議室をロックします。
ゲームの説明に入る前に、参加者に対して以下の確認を行います。

・講師の声が聞こえてるか
・タイムラインの説明
・質問の方法(チャットを使うのか、手を挙げる機能を使うのか)
・トラブル時の対応方法(Zoomが落ちた時の連絡方法等)
・参加者の名前の表記の統一(ひらがなorカタカナで統一)

③ルール説明(約10分)

船長の決断のルールについて説明します。
画面共有の機能を使って、パワーポイントスライドを表示して説明します。

④個人ワーク(約10分)

各参加者に、船長の決断オンライン用のページにアクセスしてもらいます。
チーム内で話し合う前に、個人で各処置に優先順位をつけます。

まずは、自分の判断基準で、処置に優先順位をつけていきます。
例えば、このように考えていきます。

株式会社HEART QUAKE

参加者A

まずはSOSが最初かな?

株式会社HEART QUAKE

参加者A

いや、先に状況の確認か?相手の救助の順位も難しいな。。。

というように、自分が同じ状況になったらというのをイメージして、10個の処置に優先順位をつけます。

オンライン上で処置カードをドラッグ&ドロップすることで順位を入れ替えることができます。

デモ版を使った動画でのイメージはこちらからご覧いただけます。

⑤グループワーク(15-30分実施)

ここからが本番です。チーム内で話し合い、チームとしての回答を決めます

講師は、ブレイクアウトルーム(小部屋)の機能を使って、チーム分けをします。
Zoomの機能を使って自動で割り振る事もできますし、事前にチーム分けが決まっている場合は、手動で参加者を各ルームに割り振ります。

処置が10個あるので、チーム内でも必ず意見が分かれます。
例えばこんな会話が生まれます。

グループワークでは例えば、こんな会話が生まれます。

株式会社HEART QUAKE

参加者A

色んな機器が使えなくなる前にSOSを出したほうが良いと思うから、SOSが1番で。

このように具体的な処置の優先順位について話す人もいれば、こんな人も居ます。

お客様

参加者B

情報伝達系、人命救助系とかカテゴリーに分けて考えない?

さらにこんな人もいます。

お客様

参加者C

相手の救助のことは自分たちの後でいいかな?

チームでの話し合いの際にそれぞれの異なる意見をどのように集約していくかという合意形成が求められるゲームです。

チームでのディスカッションの際には同じチームの他のメンバーの回答を一覧で見ることができます。

制限時間内に、チームとして一つの回答を導き出してもらいます。
最終的に、チーム用の回答をシステムに登録してもらいます。

⑥答え合わせ(約10分)

チームでの回答ができたら、答え合わせです。
船長の決断には、専門家による模範解答が存在します。

チームで決めた正解と、公式解答の優先順位の差を算出します。

​例えば、
自分たちで優先順位7番をつけた処置が、公式解答で10番だった場合、差は3
自分たちで優先順位7番をつけた処置が、公式解答で4番だった場合も、同様に差は3となります。

船長の決断オンラインでは、個人の得点・チームの得点はシステムで自動計算されます。

最も得点が小さい(公式回答との差が少ない)チーム・個人が優勝です。

⑦振り返り(約15-30分)

​ゲームが終了したら、振り返りシートを利用して、個人・チームで振り返りを行います。
振り返りを行わず、ゲームを行って、楽しかったね、だけでは非常にもったいないです。

「合意形成の行い方」について、振り返りを通して学びを深めていきます。
このゲームの面白いところは、個人で出した答えより、チームで話し合って出した答えの方が、公式解答との差が小さいという傾向があります。
つまり、1人で考えるよりもみんなで考えたほうが多角的な視点を得ることができて、問題解決に近づく、ということが体感できます。


また、そもそもなぜ人と人の意見が違うのか?を考えることで、意見が違う人との話し合いのポイントを学ぶことができます。

また、船長の決断では他のコンセンサスゲームでは行わない「危機管理(リスクマネジメント)」についての解説も行います。


上画像では、ゲームでは有事の際の行動について考えましたが、平時や、事後の行動についても解説します。

また、ビジネス上のリスクの分類についても紹介し、自分たちが見逃しているリスクについて考えます。

また、ヒヤリハットと心理的安全性の関連についても紹介していきます。
下画像は弊社ゲームキットを利用して実施される講師向けの動画マニュアルの一部となります。

船長の決断オンラインの実施をご検討中の方へ
(デモ版の体験可能)

弊社では講師派遣以外の選択肢として、ゲームシステムの貸し出しによる社内講師型での実施が可能です。

実施要項はこちらを御覧ください。

対象人数:4〜100名以上(1チーム 4-6名推奨)
実施時間:1〜2時間
(説明10分、個人ワーク10-15分、グループワーク15-30分、得点の算出・振り返り15-30分)
実施環境:Zoomなどのビデオ会議システム
金額:5万円〜(社内講師での実施、20名までの場合)
提供方法:
ファシリテーターあり(弊社講師が実施)
ファシリテーターなし(システム利用のみ。社内講師が実施)

製品の概要についてはこちらを御覧ください。

詳細な金額が記載された資料や、デモ(体験版)の確認をご希望の方はまずは下記より資料請求をお願いします。

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研修目的

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※研修の目的、ゴール、実施背景など箇条書きで構いませんのでご記入下さい。

その他、実施時期や受講人数など(300文字以内)


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