先日、元人材系企業の友人(現在も個人で研修などを行っている)とzoomで話しているときに、川柳を使ったワークがコミュニケーションのきっかけになり、チームビルディングゲームとして面白いかも、という話になったのでまだアイデアベースですが、書いてみたいと思います。

ちなみに、川柳の定義はこうなっているようです。

五・七・五の音を持つ日本語の定型詩である。

俳句にみられる季語や切れの約束がなく、現在では口語が主体であり、
字余りや句跨りの破調、自由律や駄洒落も見られるなど、規律に囚われない言葉遊びの要素も少なくない

つまり、俳句と同じ五・七・五だけど、季語が無いなど、自由度が高いフォーマットと言えます。

世相を表す「サラリーマン川柳」

川柳と言えば第一生命さんが主催されているサラリーマン川柳が有名だと思います。1987年から続く歴史あるコンクールで、ベスト10の川柳は見事に世相を表し、わかるー!と共感できるものや、クスッと笑ってしまうものが多く選出されています。

ちなみに、第34回(2021年5月27日発表)の1位はこちらとなっています。

画像参照先:https://event.dai-ichi-life.co.jp/company/senryu/index.html

コロナ禍におけるリモートワークの葛藤を見事に表している一句だと思います。

第一生命さんのサラリーマン川柳特設サイトでは他にも選出作品が見れますのでぜひ覗いてみてください。

第一生命様 サラリーマン川柳特設サイト

川柳を使ったチームビルディングゲーム

ということで、チーム内でもサラリーマン(?)川柳をやってみたら、その中にはお互いに共感できるものや、これまで出てこなかった不安や不満などが表面化されるのではないか?と考えています。

ただし、注意点としてはサラリーマン川柳のように面白さや「ウケ」を狙ったものでなくて良い、ということです。サラリーマン川柳を紹介すると、どうしても自分の句も面白さ、ウケを狙ったものにしなければ、というバイアスが働くと思います。

そうなると、考えるのが難しくなりますし、逆にスベったときに辛くなると思いますので、社内で実施する場合には、(多少狙いに行くのは良いとしても)素直な気持ちを表現してもらうのが良いと思います。

具体的なやり方はざっと以下のようなものを想定しています。

1.川柳の定義の説明
⇒上記参照

2.サラリーマン川柳のベスト10をみんなで見てみる
⇒共感できるものや、単語の意味がわからないもの(YOASOBIって何?)について話し合う
https://event.dai-ichi-life.co.jp/company/senryu/index.html

3.テーマの発表と注意点の説明
⇒注意点:面白さ、ウケを狙ったものにしなければ、というバイアスを取り除きましょう

4.無記名で投稿
⇒Googleフォームを用意し、そこに投稿してもらう、または、
Googleスライドを用意して、1枚に1つの句を投稿してもらうなど
⇒投稿は無記名で行います

5.みんなの川柳を読んで見る
⇒共感できるものについて話し合う

6.投票
⇒最も共感できるものに対して1人3票を投票する
⇒ただし、自分以外の句に投票すること

7.チーム内ベスト川柳の発表・表彰
⇒同時に、1位を獲得した作成者に名乗りでてもらう(任意)
⇒作成者にどんな意図で書いたのか話してもらう

8.終了

テーマについては、自由だと考えるのが難しい可能性もありますので、「テレワーク」といった単語だけ設定しても良いですし、「コロナが収束したらやりたいこと」といった具体的なテーマを設定しても良いかと思います。

まとめ

いかがでしょうか。まだアイデアベースですので実際に実施する際には考慮すべきポイントが漏れている可能性もありますが、川柳を使ったワークによって、コミュニケーションのきっかけになったり、もっと言えば、お互いに共感できるものや、これまで出てこなかった不安や不満などが表面化されるといったチームビルディングの可能性を感じてもらえたらと思います。


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