「部課長ゲームオンライン」実施の詳しい流れ
今回は、「部課長ゲームオンライン」の実施の流れをご紹介します。
部課長ゲームは目的共有の重要性や報連相を学ぶ事ができるビジネスゲームで、ゲームを通してリーダー、及び、フォローとしてのあり方を学ぶ事ができるゲームです。
部課長ゲームオンライン 実施要項
【実施時間】1時間〜1時間半
【実施環境】Zoomなどのビデオ会議システム
【予算】
・講師派遣:15万円(30名まで1時間半の場合) 〜
・システムレンタル(社内講師型):5万円(20名までの場合) 〜
※カード版の提供もあります。
部課長ゲーム概要
部課長ゲームは、1チーム5名で行います。
5名にはそれぞれ、部長1名・課長2名・社員2名という役割と、それぞれの役割で何をすべきかが書かれた指示書、そして4枚のカード(下に画像を掲載)が与えられます。
各参加者は、カードを交換することで目的の達成を目指すのですが、実際にチームの達成すべき目的が書かれているのは、部長の指示書のみとなります。
ゲーム中は口頭でのコミュニケーションは禁止となり、チャットのやりとりだけで、チームで協力して制限時間内に目的の達成を目指します。
「部課長ゲームオンライン」実施の流れ
①事前準備
講師用のオンライン研修マニュアルに従って、Zoomのインストールや、利用する機能のリハーサルを行います。運営スタッフが2名以上用意できるのであれば、司会進行役と、Zoomの操作役を分けておくと、スムーズに実施できます。
参加者にも事前にマニュアルを送り、Zoomのインストールや、マイク・スピーカーのテストをしてもらいます。
Zoomで研修の開始時間を設定(スケジューリング)し、参加者には、招待URLを送ります。
※下記のZoom利用マニュアルはお申込書受領後、、希望者にお送りさせていただきます。
②オンライン研修開始前の説明(約5分)
講師は、開始時間の20分前には会議室に入室しておきましょう。
参加者全員の入室を確認したら、セキュリティのため会議室をロックします。
ゲームの説明に入る前に、参加者に対して以下の確認を行います。
・講師の声が聞こえてるか
・タイムラインの説明
・質問の方法(チャットを使うのか、手を挙げる機能を使うのか)
・トラブル時の対応方法(Zoomが落ちた時の連絡方法等)
・参加者の名前の表記の統一(ひらがなorカタカナで統一)
③ルール説明(10分)
ルール説明開始時から、チーム内での会話は禁止となります。
主なルールは下記となります。
・コミュニケーション(チャット、カードの交換)できる相手が限定されている事
・指示書に従って、チームで協力してゴールを目指す事
カードやチャットのやり取りをする相手が限定されているのがポイントです。
④ゲーム実施(25分)
ゲームの制限時間は25分です。
参加者はチャットのやり取りをしながら、カード交換を行っていきます。
ただし、部長の指示書には、何がゴール(目的)かが書かれていますが、部下(課長や社員)の指示書には、チームの一員として成果を出せるようにといった、曖昧な事しか書かれていません。
ここで起こるミスマッチが、
部長は「チームの目的は明らかだし、当然部下もそれを理解していると思っている。」
部下は「部長がカード交換の指示を出してくるのでそれに従うけれど、チームとして何をすべきか(目的)を理解できていない。」
という状況です。
部長、部下の頭の中はこのようになっています。
この状態の部下は下画像のロバート・ケリーによるフォロワーシップ理論の消極的フォロワーといえます。
画像参照:https://onoff.ishin159.info/archives/7865
(現在はページが削除されているようです)
上司である部長は、チームの目的をメンバーに共有することが重要となります。
現実世界で、会社や部門のゴール・目的・ビジョンをメンバーに共有することと同様です。逆にメンバーは手段にとらわれず、その仕事をする目的を理解することが重要となります。
例えば、上画像右上の模範型フォロワーならば、このようにコミュニケーションを取るでしょう。
色々と指示を頂いていますが、これはどうなれば良いのか目的を教えてもらえますか?
課長役、社員役がゲームの目的を聞くことで、部長役は初めてゲームの目的が自分だけにしか知らされていないことに気づきます。
ごめん、このゲームはXXという目的を達成するためのゲームなんだ。
具体的には、上画像のチャットで、課長A(左)は、部長から求められたカード情報を共有していますが、課長B(右)は「カード情報は何に使うんですか?」と部長に目的を聞いています。
これは、フォロワーシップ理論でいうところの、貢献度(課長Aの情報共有)と主体性(課長Bの目的の把握)に該当します。
カード交換を通して目的を達成できたチームは、部長が画面から目的達成ボタンを押して終了を伝えます。
クリア時間はシステム側で自動的に記録されます。
⑦結果発表(5分)
25分の制限時間が過ぎたらゲーム終了です。
制限時間内にクリアできているチームが目的達成となります。
複数チームで実施する場合、目的が達成されて、かつ、最も早い時間でクリアできたチームの優勝となります。
ファシリテーターより、上位チーム(または優勝チーム)の発表をします。
社内イベントで実施する場合は、上位チームに景品を用意して表彰する事もあります。
⑧振り返り+ミニ講義(15〜30分)
先程も書きましたが、上司である部長は、チームの目的をメンバーに共有することが重要となります。
現実世界では会社や部門のゴール・目的・ビジョンをメンバーに共有することと同様です。
逆にメンバーは主体的にその仕事をする目的を理解することが重要となります。
また、振り返りシートを配布し、下記のポイントについて振り返りを行います。
・目的やビジョンを共有することの重要性
※サイモン・シネックによるゴールデン・サークル、
ロバート・ケリーによるフォロワーシップ理論の紹介
・報連相の重要性について
個人で考えるだけでなく、チーム内でディスカッションをする事で、各自の気づきを共有します。
部課長ゲームの導入ユーザーの声
部課長ゲームをご利用頂いた企業様のご感想にはこのようなものがありました。
部課長ゲーム検討における注意点!
部課長ゲームはゲーム中、無言での実施となりますので、いわゆるコミュニケーションの推進には向きません。ご了承ください。
オンラインで部課長ゲームの実施を検討したい方へ
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弊社ではオンラインで部課長ゲームを実施するにあたっての上画像のようなシステム、及び、投影用のスライド(パワーポイント形式)、動画マニュアル、希望者についてはファシリテーター用の事前レクチャーの提供を行っております。有料となります。
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