自宅の冷蔵庫買い替え問題の解決とTOC理論
こんにちは、HEART QUAKE 代表取締役の千葉です。
今回は個人的な問題解決からのTOC理論と関連付けて書いていきたいと思います。
年末に自宅の冷蔵庫を買い替えました。というのも、3人家族なのにも関わらず単身者サイズの冷蔵庫を数年間我慢して使い続けていましたが、コロナ禍もあいまって自宅での食事が増えたり、娘の成長によって冷蔵庫(もっと言えば冷凍庫)の容量がボトルネックとなっていました。
なぜそんなボトルネックを数年間も放置していたのかというと、冷蔵庫を3人用のサイズに変えるとなると様々な副次的な問題があるからでした。単純に冷蔵庫の横幅が増すので、冷蔵庫の横に置いている食器棚を移動させる必要があるのと、冷蔵庫の上に乗せていた電子レンジが新しい冷蔵庫には乗せられないのでどこかに移動させないといけないこと、というように、冷蔵庫を大きくすることでその周辺に様々な影響を及ぼしてくるのです。。。
しかし、あるとき、ふとTOC理論が頭に浮かびました。
TOCとはTheory Of Constraintsの略で、制約条件の理論と言われます。
TOC理論の重要性がわかりやすく説明されているのが名著「ザ・ゴール」です。
漫画版がこちら。
ザ・ゴールの中では以下のようなステップでボトルネックを解消し、全体最適を実現しようと言っています。
まずステップ1はボトルネック(制約)を見つけるです。私の家の場合は冷蔵庫の容量でした。
ステップ2ではボトルネックを徹底的に活用するですが、これは既に行っており、特に冷凍庫は満杯でした苦笑い
そしてステップ3はボトルネック以外の要素をボトルネックに従属させるです。しかし、実際にはステップ4を先に行いました。
ステップ4はボトルネックを強化するです。これはわかりやすく容量にして2.5倍の大きな冷凍庫を買いました。すると、先程挙げた問題が発生します。
そこで、ステップ3のボトルネック以外の要素をボトルネックに従属させるを行い、ボトルネックを解決するための枝葉の問題として、棚は移動させ、棚に置いていた電子ケトルをキッチンスペースに受ける移動式のラックを購入してそこに移し、電子レンジをケトルを置いていたスペースに入れました。
このように非常に個人的な小さな問題でもボトルネックの解決を行うためにはそれが与える他のものへの影響のことを考えて躊躇してしまうものです。
企業であれば問題はもっと複雑でしょう。例えば、新聞社は新聞と紙媒体から電子媒体に一本化したいと思っても、販売店のことを考えればその判断は難しいでしょう。
しかし、ボトルネックを解決しないことには枝葉の問題を解決しても仕方ないので実際にはやるしか無いのですが。。。これを決断できるのが変革型のリーダシップということになると思います。
現在、仕事やプライベートでの問題解決に悩んでいる方はザ・ゴールを読んでTOC理論を学び、ぜひ実施してみて下さい。
漫画版がこちら。