今回は、心理的安全性を阻害する4つの不安を紹介したいと思います。

早速ですが4つの不安とは下記の通りです。
心理的安全性 4つの不安

こちらは心理的安全性の提唱者であるエイミー・エドモンドソン教授が挙げているものです。

エドモンドソン教授の書籍ではこちらがオススメです。

ちなみに、こちらの不安は具体的には対人不安です。

1.無知だと思われる不安

1つめが無知だと思われる不安です。具体的には「ここでこんなこと質問したら馬鹿だと思われるかな?」といった不安です。

この不安が高まると質問や相談ができなくなり、1人で追い詰められていくという悪影響があります。

ただし、「ググれカス」という言葉があるように、質問をするのはタイミングが難しいというのも現実です。例えば、「KPI」という言葉を初めて聞いた時、相手にすぐに「すいません、KPIってなんですか?」と質問するのがいいのか、ネットで10分調べてわからないことは質問したほうがいいのか?というのはチーム内である程度コンセンサスを取っておいたほうがいいのかもしれません。

2.無能だと思われる不安

2つめが無能だと思われる不安です。具体的には「こんなこともできないのか!、と怒られるかな?」といった不安です。

この不安が高まると、ミスを報告できなくなる、不正を行ってしまうという悪影響があります。

ちょっとしたミスでプロジェクト全体のスケジュールに遅れが発生してしまいそうな時、報告すると怒られるから、残業などでなんとか自分だけで挽回しようとする、という経験は多くの人にあてはまると思いますが、それが文化的に染み付いているといつか取り返しのつかないことになる可能性があります。

3.ネガティブだと思われる不安

3つめがネガティブだと思われる不安です。具体的には「これを指摘したら怒られるかな?」といった不安です。

この不安が高まると、同僚や上司の不正を指摘できなくなるという悪影響があります。

おかしいと思ったことや、こうしたら良いと思うのだが、それを提案すると反発を食らうかな、と考えて建設的な批判ができなくなるということが発生します。

4.邪魔な人だと思われる不安

3つめが邪魔な人だと思われる不安です。具体的には「今、これを言ったら空気が悪くなるかな?」といった不安です。

この不安が高まると、主体的な発言が減り、イエスマンになるという悪影響があります。

会議などでなんとなくA案で決まりそうな時、ふと、B案のほうがより効果的であると思ったあなたは、B案が良いと言うことで、会議を長引かせてしまってみんなが嫌な顔するかも、言い出しっぺがやらさせることになるかも、と頭をよぎり、面倒なやつだと思われたくないし、A案で良いやということが発生します。

まとめ

いかがでしょうか。どれも相手からのリアクションを恐れていることで発言できないということがわかります。特に仕事が忙しすぎて余裕のない状態のチームでは4つの不安は高まっていそうです。

また、傾聴1on1など相手の話を聞くということが注目されていることが4つの不安を知ることで理解できるでしょう。

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