環境問題を楽しく学べるボードゲーム
今回は環境問題を楽しく学べるボードゲームということで、弊社の「SDGs共有地の悲劇ゲーム」をご紹介したいと思います。
環境問題と一言に言っても様々な問題があると思います。
具体的には下記の7つが特によく知られています。
②化学物質・有害廃棄物の越境移動
③オゾン層の破壊・地球温暖化
④生物多様性の減少
⑤鉱物資源やその他資源の減少
⑥森林破壊・砂漠化
⑦酸性雨
引用:環境問題とは?7つの種類やサステナブル、SDGsとの関係も紹介
https://media.kepco.co.jp/_ct/17546322
SDGs共有地の悲劇ゲームでは上記の7つのうちの1番目の海洋汚染をテーマにしてます。
海洋汚染については特にプラスチックごみが問題視されています。共有地の悲劇ゲームでも冒頭の画像のように海に魚とペットボトルの形をしたプラスチックごみが存在しているのが見て頂けるかと思います。
プラスチックゴミによる海洋汚染について深く理解することで、私たちが自分自身の行動を見直すきっかけを得られると思います。このゲームを通して、私たちの生活スタイルが環境にどのように影響を与えているのか、また、どのような改善策が考えられるのかを理解することができます。
ゲームのルール
ゲームは海にいる魚を漁獲して暮らしている漁師という設定です。
3〜4人1チームで実施するのですが、6ラウンドの間に海の魚が0匹になってしまったらゲームオーバーとなります。
しかし、漁師という設定なので魚は必ず漁獲しなければなりません。より多くの収益を得ようと思ったら多くの魚を漁獲する必要があります。
当然、魚は産卵をしますが、プラスチックごみが海に多数存在していると産卵が阻まれてしまいます。
なお、プラスチックごみは残念ながら毎ラウンド2つずつ増えてしまいます。そこで、プラスチックごみを取り除く必要があるのですが、ゴミを回収するにはそのためのコストが掛かります。(人件費や燃料費など)
ゴミを回収するコストを支払い過ぎると漁師としての生活が苦しくなってしまします。つまり、チームメンバーみんなでゴミを回収することでコストを分散し、魚が産卵しやすい環境を作ることが、漁師としての生活を持続可能にすることが可能となります。
6ラウンドのゲーム終了後、海にいる魚を0匹にせずに、プラスチックごみを減らして、漁師としての収益を上げることができるでしょうか?
やってみると意外とすぐにゲームオーバーになったり、環境問題を重視しすぎてお金が無くなってしまったりということが起こります。
また、当然ながらゲーム終了後には環境問題についてやSDGsについての解説を行います。
海洋汚染は地球全体の環境問題において極めて重要なテーマです。
海洋汚染の要因として、ゲームではプラスチックごみによる海洋生物への影響を取り扱っていますが、実際にはそれだけではありません。
化学物質、石油などの流出、窒素やリンなどの栄養塩類の過剰な供給による「赤潮」など、多岐にわたる汚染源が海洋生態系を脅かしています。
汚染された魚介類を食べることで人体に有害な物質が蓄積されたり、観光資源としての海が汚染されることにより地域経済が打撃を受けたりするなど、その影響はとても深刻す。
ゲームの進行中、プレーヤーは魚を保護し、プラスチックごみを回収するための最適な戦略を見つける必要があります。これは、現実の世界でも私たちが直面している課題と酷似しています。環境を保護するためには、個々の行動だけでなく、コミュニティ全体の努力と協力が必要となることが理解してもらえると思います。
概要はこちらも御覧ください。
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