今回はゲーム研修会社が伊藤絵美先生監修の「攻略!きみのストレスを発見せよ!」をやってみた、ということで、最近発売されたばかりのストレスマネジメントについてのカードゲームについて書いていきたいと思います。

ゲームについては伊藤先生のX(ツイッター) @emiemi14で知り、はamazonから購入しました。

攻略!きみのストレスを発見せよ!: ゲームで身につくストレスマネジメント
伊藤絵美 (監修)

合同出版 (2023/8/2)合同出版様ホームページ

そして、このゲームの開発には∞プチプチなどの開発で有名な、株式会社ウサギの高橋晋平氏(@simpeiidea)が協力されているということで、すごいコラボレーションだなと思いました。

1つのパッケージで下記の4つのゲームが実施できるのも面白いところです。

スキル①どっちがイヤ? じぶんのストレス発見ゲーム <ストレスのもと(ストレッサー)を発見する>
スキル②どこにあらわれる? じぶんのストレス反応発見ゲーム <こころやからだのストレス反応を発見する>
スキル③さよなら! ストレス じぶんのコーピング発見ゲーム <ストレスから自分を助ける方法を発見する>
スキル④完全攻略! ひとりでストレスマネジメント <自分だけのストレスマネジメントを発見する>

引用:合同出版様ホームページ

4つ全部一通りやってみたのですが、個人的に最も面白かったのがスキル①どっちがイヤ? じぶんのストレス発見ゲーム<ストレスのもと(ストレッサー)を発見する> でした。

簡単にルールを説明すると、まずは、親がストレスの原因となるものが記載されているストレッサーカードを2枚オープンします。

続いて、親が、自分がどっちのストレッサーカードによりストレスを感じるのかを考え、よりストレスを感じる方に「ぜったいイヤ!」と書かれたかどっちがイヤ?カードを伏せて置きます。もう一方には「まだマシ」カードを同じく伏せて置きます。
※上画像は伏せて置かれている状態

ここまで準備できたら、あとは他のプレイヤーがどっちのストレッサーカードに、ぜったいイヤ!カードが置かれているかを予想します。ポイントは自分がどう感じるか、ではなく、親がどう感じているのか?を予想することです。

弊社立ち上げ前からの付き合いである取締役にはバッチリ当てられてしまいましたあぁ、よくわかってくれてるなぁ、と感じました。

ちなみに、私の回答は上画像の通りなのですが、研修会社のメンバーとしては、今となっては全校集会でひとりで発表は、100名超えの研修に登壇することと同じなので、もはや慣れており、ストレスを感じることはなくなりました。

ストレッサーカードfor社会人向けを考えてみた

このゲームの対象年齢が6歳から、また、学校教育での活用を想定されているということで、上画像の全校集会でひとりで発表といったように、ストレッサーカードが全体的に子供向けの内容となっています。

例えば、以下のようなストレッサーカードです。

・教室が暑くてたまらない
・親がゲームをやらせてくれない
・ゲーム機がこわれてデータが消えた
・朝寝坊して登校時間に間に合わない

もちろん、子供の時を振り返って、当時の自分であれば、どれにストレスを感じていたかを決めても良いと思いますが、ストレッサーカードを社会人向けに少し修正すれば、社会人でもより楽しめるのかなと思います。

例えば、下記のようなイメージです。

・教室が暑くてたまらない ⇒ 通勤時の電車がいつも満員だ

・親がゲームをやらせてくれない ⇒ 子供がゲームばかりしている

・ゲーム機がこわれてデータが消えた ⇒ 途中まで作ってた資料を保存し忘れた

・朝寝坊して登校時間に間に合わない ⇒ 寝坊して会議の開始時間に間に合わない

一通り50枚全てのカードについて考えてみましたが、そのまま使えるカードも多く、少しだけ修正すれば良さそうなので、もし、ご担当者様がこの記事を見てくれて、かつ、そういうオプションカードもありだな、と感じていただければご連絡いただければ幸いです。

まとめ

攻略!きみのストレスを発見せよ!」はメンタルヘルス、ストレスマネジメントの4つのケアのうち、とくにセルフケアにとても効果的で面白いゲームだと思いました。

また、ルールもシンプルで気軽にできるのが素晴らしいです。
ただし、社会人が実施するにはストレッサーカードについて少しカスタマイズしたほうが良いと思いますので、社内で実施する予定の方の参考になれば幸いです。

なお、弊社ではストレスマネジメントやメンタルヘルスについての企業研修用ゲームを2つ提供しております。どちらもラインケアを意識したコンテンツとなっています。
興味のある方はこちらもご覧いただければと思います。

グループワーク形式で学べるメンタルヘルス研修2選

この記事を書いた人

著者
千葉 順
株式会社HEART QUAKE 代表取締役


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