今回は、先日読んだ「中国オンラインビジネスモデル図鑑」に記載されていたTECAについてご紹介したいと思います。

以前にPDCAではなく、OODAループ(ウーダループ)というのを紹介しましたが、TECAこそ日本に必要な考え方ではないかと思います。
OODAループについてはこちらをご覧ください。

OODAループについて

中国オンラインビジネスモデル図鑑は著者の王沁氏が今、中国で流行っている60個のアプリとそのビジネスモデルをまとめた書籍となります。

一通り読んだ浅い感想としては、中国のアプリは1つで色々なことができるようになっている(日本で言えば、楽天のサービスが楽天というアプリ1つでできる)こと、顧客やサードパーティをうまく巻き込んだビジネスモデルになっていることを感じました。

まぁ、私の個人的な感想などはどうでもいいので、ここからはTECAについて書いていきたいと思います。

PDCAではなく、TECAが求められる時代

TECAループ

実は、中国オンラインビジネスモデル図鑑でTECAについて記載されていたのは最後のコラム(Column 9)の部分で、全286ページの、284ページ目となります。ほとんど最後のページですね。

このコラムはなぜ日本ではユニコーン企業が生まれにくいのか?というコラムで、中国でユニコーンと呼ばれる市場価値10億ドル(1000億円)以上、かつ、起業してから10年以内の未上場IT企業が、中国では200社を超えるにも関わらず、日本では7社程度しかないことについて、その理由を分析しているコラムです。

その中で著者の王沁氏は以下のように述べています。

日本ではPDCAが重視されますが、
中国では、T(Try)・E(Error)・C(Check)・A(Action)という考え方が
一般的といってもいいでしょう。

このような、考え方の差違が両国の起業に大きな違いを生んでいるのではないでしょうか。

引用:中国オンラインビジネスモデル図鑑 P.284

日本では失敗は悪とみなされることが多く、王沁氏も日本では失敗コストが非常に高いと言われています。

しかし、エジソンが「私は失敗したことがない。 ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ」と言ったとされるように、失敗を学習の機会と捉えることができれば、さらに成長していくことができるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は書籍中国オンラインビジネスモデル図鑑の最後のなぜ日本ではユニコーン企業が生まれにくいのか?というコラムで紹介されていた、TECAについてご紹介しました。

本文もとても勉強になるので是非読んでみて下さい。


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