「海の豊かさを守ろう」をテーマにしたSDGsゲーム
今回はSDGsの17個の目標のうち、14番目の「海の豊かさを守ろう」をテーマにしたSDGsを体感できるオンラインゲームを開発したのでご紹介したいと思います。
ゲームの設定は、「海の豊かさを守ろう」をテーマにしているので、漁場となっています。
下の画像にある通り、漁場には魚とプラスチックゴミが存在しています。(プラスチックゴミはここではペットボトルの画像で表現されています)
このゲームは4人プレイで実施され、全員が同じ漁場で漁を行う漁師としてプレイします。
ちなみに、3人プレイも可能で、その場合、残り1名はコンピュータが参加して4人プレイとなります。
さて、このゲームがどのように「海の豊かさを守ろう」に繋がってくるのかというと、ゲームの勝利条件と魚の産卵についてのルールが関係してきます。
ゲームの勝利条件は下記のようになっています。
プレイヤーの勝利です。
・ただし、ゲームの途中、または、ゲーム終了後に漁場の魚の数が0になると
全プレイヤーの敗北です。
つまり、ゲームに勝つには魚をたくさん獲る必要がありますが、みんなが同じように乱獲すると、漁場自体が枯渇し、全プレイヤーが敗北するという仕掛けになっており、サスティナブルでは無くなります。
また、魚の産卵についてのルールは下記のようになっています。
※ゲームは6ラウンド実施されます
・魚が増える数は最大で2倍です。
※10匹の魚がいる場合、増える魚の数は最大で10匹
・ただし、プラスチックゴミが置いてあるマスには魚は置けません。
※全体で40マスとなっており、プラスチックゴミが増えると魚が増える余地が無くなってしまいます
・なお、プラスチックゴミは各ラウンド終了後に2個ずつ増加します。
・ゴミの回収には1つあたり3ドルのコスト(支出)が掛かります。
「海の豊かさを守ろう」という観点では漁場のプラスチックゴミを減らすのも重要です。
ゲームではプラスチックゴミが各ラウンド終了時に2つずつ増えてしまいますが、それを回収するにはコストが掛かります。
ゴミを回収することで漁場がキレイになり、魚の産卵にとってメリットがあるようになっていますので、ゴミは積極的に回収すべきです。
ただ、ここでジレンマがあり、ゴミを回収するとコストが掛かるのでゲームの勝利条件からは遠のいてしまいます。したがって、プレイヤーには勝利を重視して自分はゴミを回収しないけど、誰かが回収してくれたらいいなと考える人もいるでしょう。
ただし、みんながそう考えると・・・
まとめると、「海の豊かさを守ろう」を実現するためにはプレイヤーで話し合い、魚の漁獲量やプラスチックゴミの回収数についてのルールを作ったり、お互いを尊重して具体的な行動を取ることが重要です。
いかがでしょうか。実はこのゲームには続きがあり、他のSDGsの目標にも絡んでくるのですが、そちらについてはこちらをご覧ください。
SDGsゲーム(オンライン)を大学生に実施した結果
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